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拾う男  作者: すずめ屋文庫


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第23話

 今日は、天気予報通り、快晴。


 少しずつ、雪解けが始まって、まだ寒いのに、春の気配が近づいてくる。


 スクールバスでの登校期間は終わり、明里は再び自転車通学になった。



 いつもと同じ時間。


 いつもと同じ場所。


 いつもと同じ黄色。



 だけど、明里の心は、晴れていた。



 鞄の中には、記入済みの進路希望の紙。



 昨夜の両親との会話。


 私が「外国語大学に行きたい」なんて発言を聞いて、とても驚いていたけれど。


 こんなにハッキリ言う明里は初めてだ、って。


 

(お父さんとお母さん、嬉しそうだった…。)



 思わず、口元に笑みが広がる。



 そんな事を思い出しながら、遠くにいる男を眺める。



 一台の軽トラが、荷台に長細い鉄の棒を沢山積んで、その男の横を通った。



 男は拾い続ける。



 明里は、顔を上げ、空を見上げた。



 光が、少し眩しい。



 思い切り、空気を吸い込む。

 



 あぁ、




 今日も、私の町は綺麗だ。

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