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ジンジャーエール  〜くちびるがヒリヒリするほど愛したい〜

 誰にでもこだわりというものがあるはずだ。今回は私の偏愛的こだわりを紹介する。

 私の好きな飲み物に「ジンジャーエール」がある。ただし、「W社の赤ラベルのジンジャーエール」である。そのジンジャーエールは、他社と比べて色が濃く、辛味が強い。飲んでいるとくちびるや舌がヒリヒリして

くるほどである。今から30年ほど前に初めて飲み、それから私にとってジンジャーエールと言えば「W社の赤ラベル」なのである。

 その後、どの料理店に行っても飲み物を注文する際、

①メニューにジンジャーエールがあるかを確認。

②ジンジャーエールの銘柄を店員に確認。

③W社ならば注文し、他社もしくは手作りならば他の飲み物を注文。

というルーチンを行うのが常となった。残念なことに銘柄を店員さんに聞くと大概の店員さんは、

「聞いて来ます」

と言って厨房へ消えてしまうのだ。そして、そういう店の90%以上が、他社なのである。 

 私の独断と偏見であるが「 W社の赤ラベルジンジャーエールを入れている店は旨い店」というのが自論である。私の行きつけの、お気に入りの料理店には必ずそのジンジャーエールがあるといっても過言ではない。

 

 ここまでこのジンジャーエールメーカーをずいぶんと誉めているような論調だが、実は、この会社にも物申したいことがある。

 それは、「瓶とペットボトルでは味が違う」疑惑である。ある時期からペットボトル入りのこのジンジャーエールが売り出された。貧乏性の私は、嬉々として量が多いペットボトルを購入した。だが、くちびるがヒリヒリしてこないのだ。しかも、飲んでいる途中で、飲みたくなくなったのだ。ペットボトルの裏ラベルの製造社を見ると、日本の大手メーカーであった。W社は合併されたのか?瓶には製造社は明記されていないから知らなかった。

 ここからは私の妄想なので、眉にツバして読んでいただきたい。

①大手メーカーがW社を吸収合併した。

②大手メーカーは、コアな人気のあるジンジャーエールのシェアをもっと上げたいため、ペットボトルのジンジャーエールを製造した。

③その後、ビン製は元々の製造所が、ペットボトルは大手メーカーの製造所が製造した。

あくまでも妄想で、何の調査も証拠も信憑性もないので、ボケ老人の戯言とくれぐれも信じないでほしい。

 ここで一句

 ビンビンと くちびるが違う ペットかな


 今でも私は、店員さん達に「面倒な客だ」と思われている。

 私は原理主義者でも宗教信仰者でもないことを伝えておきたい。

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