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痴漢被害者と加害者の入れ替わり  作者: 遥(はるか)奏汰(かなた)
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プロローグ〜きっかけ

新しく 書き始めさせていただきました。プロローグ お届けいたします。入れ替わりのきっかけ 誰と誰の入れ替わりなのか労働の展開であるかと思いますが エピソードをいくつも用意しております どうぞお楽しみに

満員電車が、走り去った直後のホームから転落し、激しい衝撃のあとで視界がくろくなった。それから少しして目を覚ました。「俺」は、自分の声が高くなっていることに気がついた。視界がいつもより低く、胸元に妙な重みがある。

うそだろ……なんで」

視線を落とすと、そこにあったのは男子制服のズボンではなく、紺色のプリーツスカートだった。細い指先、華奢な手首。それは間違いなく、さっきまで俺を「痴漢だ」と指さして震えていた、あの女子高生の身体だった。

パニックになりながら周囲を見回すと、すぐ近くのベンチに、見覚えのある男子高校生――つまり「俺の身体」が倒れているのが見えた。

「俺」の身体はゆっくりと上体を起こし、自分の大きな手を見つめ、それから信じられないものを見る目でこちらを見た。

「うそ……私、男になってる……?」

その口から漏れたのは、紛れもなく俺自身の声だった。

最悪の誤解と、濡れぎぬを着せられた絶望の渦中で、俺たちの世界は完全に反転してしまった。

御一度いただきまして誠にありがとうございました。

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