38 情報
アーリア帝国の方針はマリエール王国への外交使節団の派遣を検討している。実態を見て対応する事になった。
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ランス達はマリエールに情報を送った。マリエールは、
「抗議の外交使節団か、さてどうしたもんやら。」
マリエールは引き続き調査するように伝えた。ランス達の一人だけが会場を抜けただけで会議はまだ続いている。
参加者の一人が、
「外交使節団を出さないと言うのは暴言でしょう。きっちり諸国連合へのマリエール王国の所業を糾弾して然るべき対処を求めるべきです。2ヶ国いや3ヶ国はアーリア帝国側と認めさせ、マリエール王国軍の撤退とアーリア帝国軍の入国を認めさせ、今回の謝罪と賠償金を求めるべきではないですか。外交使節団を出さなければアーリア帝国がなめられますよ。先程の議論でもマリエール王国の過大な評価は欺瞞だと結論が出たばかりです。いきなりこちらの要求を突きつけるのが不安なら外交使節団にある程度の裁量を持たせ、マリエール王国の実態を調べさせ、それに応じた対応をとらせるのも一つの手でしょう。どちらにしても外交使節団を出さない選択は有り得ません。」
外交使節団に裁量を持たせ実態にそくした選択をするのが落としどころか。議長らしき者が、
「外交使節団派遣について3つほど御意見を出されたと思います。1つ目は、マリエール王国の実態が判らないから外交使節団を出さないというもの、2つ目は外交使節団を派遣して実態に関わらず断固たる態度で臨むというもの、3つ目は外交使節団を派遣して実態にそくした対応を取るというもの、の3つがあったと思いますが3つ目の対応が一番妥当だと思いますが如何でしょう。賛同の方は挙手をお願いします。」
大多数の者が挙手した。議長が、
「賛成多数で第三案で了解されました。続きまして西側各国との交易の件です-----------------。」
そこで発言者が現れた。国防大臣だ。
「議長、失礼ながら先程のマリエール王国の件でお話しさせていただいてよろしいでしょうか。」
議長が頷くのを見て国防大臣は発言しだした。
「我が軍部でもマリエール王国の事は調べました。東の国の件、北の国の件、様々調べました。しかし信憑性のある情報は何もありません。強い兵、名軍師、色々な可能性を考えました。得られ情報が空飛び魔法放つ者の事です。マリエール王国軍は人間の集まりだと考えるのは間違いです。魔性の国なのだと思います。外交使節団を出すことに賛成します。しかし敵対する事はあってなりません。」
国防大臣の言葉は聞く者の心に衝撃を与えた。国防大臣の言葉を受けて議長は、
「国防大臣の言葉は心に留めましょう。その上で外交使節団を派遣します。」
次の議題に入った。ランス達は退席した。
「マリエールに連絡しよう。外交使節団が来るよ。」
ランス達はマリエールに連絡した。
マリエールは宰相に聞いた。
「外交使節団ってどんなもの? 」
宰相は答える。
「友好国が儀礼的に訪ねて来る場合と、友好国でない場合は何か問題があって訪ねて来る場合です。今回諸国連合の話題が上がると思います。」
戦争の匂いがしてきた。
国防大臣のマリエール王国軍の軍隊は人間ではないという発言は、参加者に衝撃を与えたが、外交使節団の派遣には変更はなかった。




