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みんなで

「……くるみ!あんたホントのこと言ってるの?適当に言ってるんじゃないわよね?」


カレンがくるみの顔をかがむようにして覗き込む。終始モジモジと俯きながら話すくるみ。


「……うそ……なんかじゃないよ……くるみ……ヒナタちゃんが戦ってくれた……情報無駄にしない……」

「……疑ってたわけじゃないけど本当なんだな?くるみ、その間ドラゴンから10秒間攻撃はこないんだな?」

「……何回計算しても……そうなる」


くるみと俺が同じものを見ていたとは思えない。あの乱戦の中くるみは各ドラゴンのインターバルと攻撃速度を計算して、なおかつそのインターバルが最大になる条件を求めていたのか?


「ビックリしてるようやけど、うちのくるみは戦闘力はこのスキルのせいで皆無やが、頭はえらいええねんで!学年でも毎回テストはトップクラスや!」

「うわ!いきなり話さないでよ!ビックリするじゃない!」

「ネーチャン、早く慣れてーな」


くるみの頭には驚いたが、兎にも角にもこれで10秒間のインターバルが発見されたんだ。これを活かさないてはない。


「ただまだ10秒じゃ怖いな。実は俺にもちょっとした作戦があるんだが。もう少しインターバルを伸ばす方法。くるみの見つけたインターバルとその作戦を同時に発生させようと思う」


久東は激闘を続けていたヒナタを読んだ。


「おーい!ヒナタちょっと帰ってきてー!勝てそうな作戦思いついたからー」


【第三のスキル 火動】


ピュンと火のレーザーがドラゴンへ飛んで行く。しかし、右ドラゴンの光線と相殺されてしまう。


「むりー!!何回やっても攻撃が通らないー!!」


ヒナタがダッシュで岩陰に戻ってきた。


****


「すっごーい!さすがくるみちゃんだね!いっつも賢いもんね!」

「……////」


くるみは恥ずかしそうに俯く。


「……というわけでだな、くるみにしか分からないがその10秒がくるタイミングで俺たちも行動したいと思う」

「俺たちって、まさかわたしは入ってないわよね!」

「はいっているよ」

「ふざけないでよ!私戦えないわよ!くるみにやってもらってよ!後なんで棒読みなのよ!」

「別に戦えと言ってるわけじゃない、お前にやって欲しいのは別のことだ。それにカレン、お前分かんないだろ?いつ10秒のインターバルが来るのか。くるみにしか作戦開始の合図は出せないんだ」

「……しょうがないわね……」


久東はヒナタ、くるみ、カレン、そしてジンにも作戦を説明した。この5人でドラゴン討伐作戦が決行される。

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どれくらい嬉しいか例えると「目薬上手くさせた」くらい嬉しいです。


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