コピペコピペコピペ
久東はヒナタのステータスが上がったことに驚きはなかった。今までの傾向から予測できたことであるからだ。
しかし、久東はまだまだ確かめておきたい事があった。
「おい、ヒナタもう一回同じスライムからコピペしてみてくれ」
「りょーかい!かんたん、かんたんだよ!」
ヒナタはさっきコピーしたスライムから再びコピーし、ペーストをした。
「ステータスはどう変化してる」
「ううんとね、変わってないよ!」
「……そうか。分かった」
やはり、同一個体からステータスをコピーできるのは一回だけなのか。もし同一個体から何回でもコピペできたら最強なのだが。そう簡単にはいかないか。人間でも同じことではあったのだが、やはりモンスターでも同じか。
「ヒナタ、俺はここら辺でサバイバルの準備しとくから暇だったらここら辺のスライムからステータスコピペしまくっといていいぞ」
「ヒナタどんどん強くなるね!」
「あんまりここから離れるなよ。俺が見える範囲でやってくれ。スライムだから出来てることだからな」
「へい!」
久東は持ってきたリュックからサバイバル用品を取り出した。基本的な道具は一応取り揃えたつもりだ。
ナイフ、簡要テント、ガスコンロ、ライト、食料、ビニール袋、水などなど。
とりあえずこの近辺は上位スキルホルダーも強いモンスターもいないだろうから、ここを拠点にしておいて問題ないだろう。
相手のナンバープレートに今のところヒナタは興味がないみたいだし、ここで3日間、ダンジョン探索でもしてもらって満足して貰えばいいかな。
もし万が一、誰かに狙われた時ようにヒナタには少しでも強くなっておいてもらったほうがいいだろうし、今のうちにスライムでステータスあげといてもらおう。
「わーい!ヒナタどんどん強くなるよぉ!」
ヒナタは辺りにあるスライムを手当たり次第に触り、コピー、ペーストをしまくった。
「コピー、ペースト、コピー、ペースト………コピー、ペースト」
少しずつではあるがヒナタのステータスは向上していく。最初はオール3だったステータスが見る見るうちに上昇していく。
「どれくらいになったかなぁ…」
ヒナタはジャッジを使いステータスを確認した。
■如月ヒナタのステータス
学生 Lv8 → 学生 Lv10
HP 150/150 → HP 300/300
攻撃力 100 → 攻撃力 200
防御力 100 → 防御力 200
速攻性 100 → 速攻性 200
命中力 100 → 命中力 200
知力 5 → 知力 5
創造性 5 → 創造性 5
【スキル】
名称 : コピー
属性 : 無所属
Rank : D
※所持コピースキル【風体】【洞察】
ヒナタのステータスはたった数分で2倍に跳ね上がった。




