スライムのステータスをコピペしまくるのだ
「モンスターのステータスのコピー??」
ヒナタは首を傾げる。ステータスをコピーすると言う事がいまいちピンときていない様子だ。
「ヒナタにわざわざ町田先生のスキルをコピーしにいってもらった理由はこれなんだ。俺はヒナタのコピーは人間のステータスだけじゃなくモンスターのステータスも同様に出来るんじゃないかと思ってる」
久東はこの1週間この日のためにあらゆるスキル学を勉強していた。その中で気づいたことはこの国はステータスによる教育を行なっているという事。
町田先生のようなステータスが見れるスキル、通称「洞察」を持つ者は300人ほどいると言われており、その人たちによる客観的指標により個人能力を判断しているのだ。
つまり、そこに指標がある以上、ヒナタはコピーできるのでは?というのが久東の考えだ。
「この辺のスライムのステータスを見てくれ」
「へい」
ヒナタはスライムのステータス値を確認する。
「全部5だよ」
「……了解だ」
久東はただのスライムのステータスが5であることにショックを受けた。久東のステータス値は1であるからだ。ダンジョン最弱のスライム、それの五分の一しかないのだ。
「じゃあ、スライムのステータスをコピーしてみてくれ」
ヒナタは赤いスライムに触れた。
「【コピー】、これでいいのかな?」
「いつも通りやればいいのさ。じゃあ次はいつもどおりペーストだ」
「【ペースト】」
「どうだ?変わったか?」
久東はヒナタの見た目を観察する。特になにも変化はない。
「ヒナタもう一回自分のステータス値を確認してみてくれ」
「うん」
■如月ヒナタのステータス
学生 Lv5 → 学生 Lv8
HP 150/150 → HP 155/155
攻撃力 100 → 攻撃力 105
防御力 100 → 防御力 105
速攻性 100 → 速攻性 105
命中力 100 → 命中力 105
知力 5 → 知力 5
創造性 5 → 創造性 5
【スキル】
名称 : コピー
属性 : 無所属
Rank : D
※所持コピースキル【風体】【洞察】
「全部5上がってるうううううう!!!」
久東は瞬時に頭の中で計算をした。今までヒナタのステータス値は3。スライムは5。
人間以外でも可能。久東はとコピースキルがとんでもない能力であることに確信した。
ヒナタはコピー、ペーストを繰り返せばステータス値が誰よりも強くなる可能性があるからだ。
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