第8章 : 導入
ソルブランの砂丘は、静止した海のように見えた。そこでは、容赦なく照りつける太陽さえも、その海とともに止まっているようだった。
一日、また一日と進むたびに、砂はさらに暗く、さらに重くなり、固く締まった土や、ただ頑固さだけで生き延びる疎らな草の斑点と混じり合っていった。
彼らは何も知らずに進んでいたわけではない。
小さな集落の一つひとつで、疲れ切った隊商と火を囲むたびに、彼らは尋ねた。
契約や報酬についてではない。
消えてしまったものについてだった。
もう回らなくなった水車、手作業で耕される畑、音も立てずに壊れていく道具。
北の肥沃な谷には、ヴィンドダルルがあった。
そこは、丘陵を生きたエメラルドの滝のように下っていく、段々畑の迷宮だった。
ここでは、空気はただの酸素ではない。掘り返された土と花粉、そして樹脂の甘い香りが濃密に混ざり合っていた。
ゆっくりと回る巨大な木製の羽根を持つ水車は、急かされることを拒む暮らしのリズムを刻んでいた。
だが、金属は古くからの問題をもたらしていた。
作物の縁を枯らし、働く者たちの産毛を逆立てる、静かな干渉だった。
その土地の人々は、陽に焼かれた肌と、鋤によって鍛えられた硬い手を持ち、冷たい進歩という目に見えない潮流に対して、深く張った根のように耐えていた。
最終的な目的地は依然として首都だった。
だが、ヴィンドダルルを通る道には、次第に不協和な兆候が増え始めていた。
それは公式の召集でも、ギルドの布告でもない。
風景そのものに刻まれた異常だった。
道の泥に急いで消された足跡。
水しかあるはずのない場所に浮かぶ金属の反射。
そして、誰かが、あるいは何かが、許可を求めることなく王国の大穀倉地帯を横切っているのだと囁く、明瞭な痕跡。




