第7章 : 時間も運命も約束しなかった一本の糸 (2)
彼らはさらに下へ進んだ。
乾いた砂のざわめきと、胸の内に押し込めた危険の鼓動に包まれながら。
アトリウムは薄闇へ沈んでいた。
円形に下降する段差を備えた広い器。
その中央には、高く設けられた通路があり、命を商品として見せるために作られていた。
傾斜した構造が、彼らに有利な視角を与えていた。
そこから、危険のパターン、リズム、そして拍子を読み取ることができた。
その流れは、見えない楽譜のように彼らの目へ刻まれた。
巡回する見張りが拍を刻む。
扉の見張りが裏拍だった。
通路は、影へ入り、また影から出ていく、不規則な呼吸。
みおが選んだ。
彼女は剣を投げ、その軌道を追った。
澄み切った、静かな軌道。
虚空へ投げられた思考のように、アトリウムを横切る。
霧が予告なく彼女を呑み込んだ。
巡回している見張りが背を向けた、その瞬間。
彼女はアトリウムの最も高い場所に現れた。
衝突も、もみ合いもなかった。
ただ落下の慣性と、完璧な角度で手から離れていくウルフベルフトだけ。
刃は、空気が反応するより早く男を貫いた。
あの人間の残骸は、声もなく、目撃者もなく落ちた。
そして、世界が応えた。
扉の見張りは、本能的に振り返った。
何が起きたのか理解できないまま、武器が通り過ぎるのを見たからだ。
同時に、通路の一つから巡回兵が吐き出されるように現れた。
拍子を外して。
運にも見放されて。
リエルは迷わなかった。
二本の麻痺矢が、ほとんど同時に放たれた。
命中は容赦なかった。
息を奪い、音が広がるより早く見張りの意識を断つ一撃。
身体が石壁へ崩れ落ちた。
同時に、ヤルンが現実を引き裂いた。
稼働している通路の脇に、あり得ない裂け目が展開する。
何もない空間に垂直に浮かぶ、刃のような裂け目。
ヤルンとエイナルが通り抜ける。
実体化した直後、ヤルンは現れた捕縛者の前に立ち、男が反応するより早く打ち据えた。
男は音もなく沈んだ。
崩れた姿勢。
空白になった意識。
エイナルはすでに動いていた。
音――小さい。
それでも、確かに存在した。
それが避けられない結果を招いた。
厚い幕の向こうから、三つの人影が同時に現れた。
薄暗がりの中で武器が光り、空気が張り詰める。
まるで床そのものが、この場所を守ると決めたかのように。
ライラが声を上げた。
眠らせるための歌ではない。
支配するための歌でもない。
それはヴェールだった。
振動が反響を吸い込み、下の階へ転がっていく前に砕いて消す。
音は閉じ込められたまま死んだ。
まるで、この場所そのものが秘密を守ると決めたかのように。
リエルはもう階段から射ていなかった。
前進していた。
最も近い男を選ぶ。
矢が命中した。
もう一つの身体が、なぜ倒れたのか理解することすらできないまま崩れた。
ヤルンは止まらなかった。
動きを連鎖させ、次の男へ向かう。
男が体勢を立て直したり、考えたりするより前に迎え撃った。
そして、みおが再び現れた。
剣を投げ、上空から、幾度もの戦いで身につけた動作でウルフベルフトを空中で掴んだ。
彼女は一瞬の瞬きですべてを見た。
ヤルンが仕留める。
リエルが援護する。
反対側の通路からエイナルが現れ、最後の見張りを見つけ、鋼と決意によってその運命を閉ざす。
残っているのは一人だけだった。
直立した人影。
その武器は、まるで彼の意志そのものの延長のようだった。
その立ち姿には威圧感があり、周囲を巡る視線から、この階を本当に支配しているのが誰なのかは明らかだった。
みおは迷わなかった。
霧。
転位。
彼女の姿が消えるのと同じ動作で、剣が手を離れる。
支配者は、かろうじて首を回した。
刃は、恐怖より先に彼を捉えた。
言葉より先に。
叫びより先に。
すべての重みが床へ触れたとき、部屋はすでに静まり返っていた。
オーケストラは、その楽章を終えていた。
そして今回は、本当に誰一人、音を外さなかった。
背後で静寂が閉じる。
彼らがさらに下へ進むにつれ、音楽は調子を変えた。
地下二階は、最初の階とは違う呼吸をしていた。
ここでは空気がより重く、古い汗、酸化した脂、そして決して完全には冷えない金属の匂いが充満していた。
彼らは入る前に立ち止まった。
薄暗がりから、配置が不快なほど明瞭に浮かび上がる。
起きている男が三人。
そのうち一人は、動いていなくても目立った。
背筋は伸び、姿勢は慎ましい。
武器は、命令することに慣れた者だけが見せる、計算された無造作さで身体に預けられていた。
話す必要すらない。
この場所そのものが、すでに彼を中心として認めていた。
残りの二人は、低い机を挟んで座り、黙々と食べていた。
木を叩くナイフ。
急ぐことのない顎の動き。
交代の時を待っている。
さらに奥には、八枚の重いカーテンが休息用の部屋を封じていた。
その向こうから深い呼吸が聞こえる。
夢のない、濃密な眠り。
みおは後ろに残った。
石壁に背を預け、霧が皮膚の下でかすかに脈打っている。
十分に消耗していた。
胸は穏やかに上下している。
弱さではない。
鍛錬によって得た規律だった。
彼女は鞍袋から小さな瓶を取り出し、量を測るように一口飲んだ。
液体が適度に熱を残す。
脈を整え、必要なものを再び組み立て直す火花のように。
完全に癒えたわけではない。
ただ、先へ進むために必要な余地を取り戻しただけだった。
ヤルンが一歩前へ出た。
一瞬、目を閉じる。
手を上げたとき、震えていた。
失敗ではない。
思い出させるためのものだった。
疲労が腱に噛みついている。
圧力が胸を締めつけていた。
現実を折り畳むには、いつだって代償が必要だった。
そして今日は、その代償がいつもより重く感じられた。
リエルが彼の隣に立つ。
二人の視線が一瞬だけ交わった。
それだけで十分だった。
彼女はハーモナイザーを引き絞った。
最初の平面が、三人の男の頭上に開いた。
現実に残された、塞ぎ損ねた傷口のように。
空気が軋む。
裂け目が不安定に震える。
まるで世界そのものが、この侵入を受け入れるべきか迷っているかのように。
ヤルンは視線を固定した。
負荷によって視界の中で踊り始めた光の点を無視する。
二つ目をリエルの目の前に開いた。
裂け目の縁が、存在するはずのない音を立てて空気を擦る。
維持するだけで痛かった。
筋肉ではない。
もっと深い場所。
撤回することのできない決断が生まれる場所で。
リエルは完璧になるのを待たなかった。
放つ。
一本目の矢が裂け目を通り抜け、机の上に再び現れ、落下する。
左側の男が音もなく後ろへ倒れた。
理解するより先に、頭蓋が砕かれていた。
二本目も間を置かず続く。
リエルが手首をほんの僅かに修正する。
矢が落下し、もう一人の食事をしていた男の頭蓋上部へ突き刺さった。
身体が木の上へ崩れ落ちる。
リーダーは、かろうじて頭を上げた。
三本目の矢が、すでに落下していた。
顔面を正面から捉える。
衝撃で顎が砕け、鏃が喉へ沈む。
男は一歩――たった一歩だけ――踏み出し、武器が手から滑り落ちるのと同時に膝をついた。
栄光など何一つない倒れ方だった。
平面が突然閉じた。
まるで現実が息を吐いたかのように。
ヤルンは赤熱した鉄に触れたかのように手を引いた。
震えが戻る。
今度は、よりはっきりと。
顎を強く噛み締め、手の震えが収まるまで耐えた。
静寂。
誰も叫ばない。
誰も目を覚まさない。
カーテンはかすかに揺れ続けていた。
数歩先で起きた死とは無関係な呼吸に合わせて。
最初に動いたのはエイナルだった。
すでに自分が何をするのか受け入れた者の自然さで、部屋へ滑り込む。
リエルは弓を下ろし、ゆっくりと息を吐いた。
「行こう。階が私たちに思い出させる前に」
低い声だった。
一人、また一人と、彼らはカーテンの間へ入っていく。
眠りはまだ、自分が終わろうとしていることを知らなかった。




