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第3章 : 導入
正式に加入してから、九か月が過ぎていた。
十九歳になったエイナルは、自分の新たな肉体的限界を知る者のような確かな足取りで動いていた。
だが、本当に少年が過去の自分を置き去りにしたことを物語っていたのは、その瞳に宿る重みだった。
濃密で、新たに身についた静けさ。
ギルド本部の裏には訓練場が広がっていた。
そこは、あらゆる一撃の余韻を閉じ込める魔術の壁によって区切られていた。
力を見せつけるための場所ではない。
力を鍛え上げるための場所だった。
エイナルはカルドロスとゾルヴェルのそばで、集中力を養う訓練を行っていた。
中庭に響く唯一の音は、彼らの肺が刻む規則正しい呼吸のリズムだった。
石の完全な静寂の中で、共有された空気がゆっくりと昇り、そして降りていく。
そのときだった。
柱の影から、ミサオが彼らの顔へ種を投げつけた。
一つ。
続けて、もう一つ。
そして、さらにもう一つ。
カルドロスが瞬きをした。
ゾルヴェルが文句を言った。
エイナルは動かなかった。
「模範的な志願者ね」
ゾルヴェルが笑いながら言った。
「それとも、一番頑固なだけかもな」
カルドロスが目を開けずに付け加えた。
ミサオは遠くから微笑んでいた。
謝ることもしなかった。
それが、彼女なりの試し方だった。
そして彼らはもう知っていた。
エイナルは、そう簡単には折れない。




