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14.たまには創作談義:お名前どうしてる?

餅の中編「連載版・新しい婚約破棄」に出てくるキャラのお名前について語ります(※事前予習の必要はありません)

また、その他の餅作品のキャラ名も予告なく出てきます

どんな形であれ、作者の自作品言及が苦手な方は閲覧ご注意ください

 今回のお題、当初は私の活動報告「裏話していいですか」シリーズでやろうと思っていたのですが(エッそんなシリーズあったの……?)、長くなったのでこちらで。


 主に「連載版・新しい婚約破棄」に出てくる人々のお名前について語ります。


 イヤだったらブラバしてくれ~い。


 まずは「連載版・新しい婚約破棄」の内容をさっくり説明しますね。


 ①ヒロインの婚約者である王太子が真実の愛と出会う


 ②ヒロインが婚約破棄する(※「される」ではなく「する」)


 ③隣国王子登場 ←この美しい流れ!


 ④なんやかんやあって最後ハピエン


 こんな感じです。


 婚約破棄するヒロインの名前はグウェンドリン。これは古ブリテン島の女王の名前から取りました。


 これはこれで風情があるというか、雰囲気があって私好みというか、自分ではメチャクチャしっくりくるのですが、音の響きとしてはなかなかゴツくて可愛げがないですね。


 アリシアとかクレアとかミシェルとか、響きが可愛くて耳馴染みのある名前が本当はいいのだと思いますが、まあ、若気の至りです。


 ヒロインを守る漆黒の騎士ナイト、タイタスの名前はシェイクスピアの「タイタス・アンドロニカス」から。


 コレどんな話かっつうと、ローマの将軍、タイタス・アンドロニカスとゴート族の女王、タモーラの果てしなき復讐合戦です(ここから残酷描写と最終幕ネタバレあります。回避したい人は★までGO)


 餅が選ぶこの話最高の衝撃シーンは、タイタスがタモーラの愛息二人をおびき出し、文字通りお料理して(「料理してやるぜ!」がほんとに文字通りの意味)お皿に盛りつけ、タモーラにふるまうところです。


 愛息二人はタイタスの娘を凌辱し、下手人を誰にも伝えられないよう手と舌を切り取るという鬼畜ブラザーズなので、別にこれくらいイイノカナ……?


 ラストは一応、「も、もう止めよう……? こんな不毛なことは……」的な感じになるのですが、そこに至るまでに失われる人命多過ぎです。


 主要登場人物、九割方死ぬ(※タイタス含む)。


「特に説明なかったけど、もしかして何らかのデスゲームでした?」レベルの致死率じゃないか?


 まあ、そんなこんなで「タイタス・アンドロニカス」とは、シェイクスピア作品の中でも屈指の残虐性を誇る凄惨な復讐劇です。


 ★イヤなんでここから名前取ったの? って言われたら、ただもう古代ローマ風の雰囲気欲しかったっていう、それだけです。


 響きも強そうでカッコイイし。


 タイタスの兄二人もふんわり古代ローマ風で揃えたく、長兄クローディアスの名前はハムレットに出てくる仇のおじさんから取りました。丁度それっぽい名前だったし。


 次兄もハムレットから取ろうと思わなくもなかったのですが、匂わせが過ぎてもオシャレじゃないなと思って止めました。次兄は何か適当にそれっぽくオーガスタスです。リアル世界でもあるある、次男以下は適当の法則です。


 婚約破棄される王太子、アレクサンダー・ライオネルは、とにかくもう華やかに、キラッキラにキラキラネームにしたくてこうなりました。私は割と、主人公と敵対する側の人々のお名前は凝る派です。あんまチャチいのも、ねえ~?


 アレクサンダーの弟で、いい感じに腹黒な第二王子、マティアスの名前はおいしいお酒から。


 あっ。


 念の為、今確認したら、マティアスじゃなくてマリウスだった。お酒の名前。


 マリウス・ロゼ……!!


 え~~~~~~~!!!!


 ウワァ~~~~~!!!!


 な~んか違うな……? って、ずっと思ってたんだよ~~~!!!!


 恐るべし……次男以下は適当の法則!


 はい……。


 衝撃冷めやらぬ私ですが、次行きます。


 どの作品も一応、名前の読みはベースにした国や地域の発音に準じているのですが、たまに「ギリシアの怪物の名前(ゲリュオネス)フランス風(ユーグ)英国風(ジュールズ)フランス風姓(クラメール)」みたいな子もいます。これは彼のヤンチャっぷりの表れってやつです。普段はこんなことないんですよ。ちゃんと統一感持たせてます。ほんとうです。


 あっ。国籍怪しい名前、もう1作品あった(言ってるそばから)。


 バイキング定住後のスカンジナビア風王国から、古代ペルシャ風異世界に無理やり召喚される王女様の話なのですが、名前は皆アラブ風です。


 召喚された王女様:アイシャ(=意味は「生命」)


 王女様の重シスコン弟:ライル(=「夜」)


 王女様を助ける淫蕩王子:ファーリース(=「戦士」を意味する「ファーリス」から。私のフィーリングで横棒追加)


 フッ軽吟遊詩人:ウターリド(=「水星」)


 この話には詠唱呪文も出てくるのですが、これもアラブ世界の詩を意識して作っています。


 といいますのも、この話は当初、アラビアンナイト風の構想でした。でも書いてるうちにどんどん元の話から離れていって、下敷きにした国も変わっちゃって、でも名前だけは当初の名残でアラブ風って感じです。


 こういうこともありますね。


 しっかしナーロッパ世界のお名前って悩ましいですね……。フランスという国がない異世界でフランシスはアリなのか、一瞬悩む。一瞬だけどね! だってそんなの言い出したらキリがないですもん。


 キリスト教かどうかも定かではない世界で、王太子にクリストファーって名付けたのは私です。


 ちなみに、この話は魔王様ご夫妻が主役なので、クリストファーは成敗される側の人です。魔王様はデビルの語感でシビル、魔王様の奥様はリリスから連想してリリアナ。奥様はちょっとアレな性格なので、カワイイお名前とのギャップ狙いも込みです。


 なんか、ダメな例ばっか出してしまった気がするので、ダメじゃないやつも挙げていいですか。(何のプライドか)


 私はアイルランド・ケルトをモチーフにした話も書いているのですが、この話のヒロインの名前は「Eithne」です。ケルトの伝統名ですね。


 発音はどっちかっつうとエーニェが近いと思いますが、日本人が発音しやすく、スッと頭に入ってくるのはエーニャだと思ってエーニャ表記にしました。


 囚われの彼女を奪還にいくケルトのプリンスはキリアンです。キリアンにはCの「Cillian」とKの「Killian」がいますが、彼に丸みなんて似合わないので、彼はKのキリアンです。


 あの話は表面だけなぞれば、超美しい王道の騎士道物語なので、私の中では豪華な装飾写本に収められている一編ということになっています。装飾頭文字が彼のKから始まってんのよくないですか?(イヤ……思うだけなら……自由だから……)


 その他、人名から取る時はともかく、ラテン語や外国語の単語から名前をつける時は、一応検索にかけます。万が一、有名ゲームのメインキャラ等とかぶって面倒なことになってもいけませんしね。私は厨二性が強いから、あの界隈とのシンクロ率が高い気がして。


 でも、検索してつくづく思う。響きがオシャレで9文字以内の単語って、ことごとく競走馬の名前になってんな……って。


 あ、ジャンタルマンタルっていう馬がいるんですけど、この馬が出走する時って、実況の人がやたら「ジャンタルマンタル! ジャンタルマンタル!」って連呼するんですよ。イヤ確かに先頭走ってんだけど、アレもう絶対ジャンタルマンタル言いたいだけですね。


 分かる。


 だって、ジャンタルマンタルって言う時、口が気持ちいいもん。


 ミラ・ジョヴォヴィッチ以来の気持よさですわ。


 っていうグダグダトークで、今日も終わります笑

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― 新着の感想 ―
なーろっぱの名前は、もう「由来」と思って文字って名付けます。 ヴェニスの商人由来だと、例)ランスロットをラントリア、とか。この国はラテン語というか学名由来、とか! 例)某一家は白鳥の学名由来、です。 …
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