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8話

ウォルシードが出立したあと朝食を食べていた。そして朝の出来事を思い出してはぼーっとしたり溜め息を付いたり顔が赤くなっていた。


「ユーフェミア様手が止まっております。」

「えっごめんなさい。そういえば…昨日私何も掛けずにそのまま寝てしまって…メルが掛けてくれたの?」

「いいえ…私が来た時にはきちんと掛けてましたよ。」

「えっ…」ユーフェミアはメルだと思い込んでいた為一体誰が…アゼル家をのメイドかしら?ユーフェミアは色々考え込んでしまった。

「ユーフェミア様…?」

「私の勘違いだったみたい…気にしないで。」

ユーフェミアはメルが心配しないようにいつも通り無表情で伝えた。

「はっはい…」メルはまだ何かユーフェミアが考えてると思い心配でたまらなかった。


その様子を見ていた、ディードははぁ…と深い溜め息をついて頭を抱えていた。


食事も終わりテラスへ行き大好きな読書と刺繍をし一日過ごしていた。


そして週末になりユーフェミアの友人セシルが来る日になった。ユーフェミアは朝からそわそわして落ち着きがなかった。

「ユーフェミア様少しは落ちついて下さい。はしたないですよ。」

メルがあきれた様に言うとユーフェミアは少し拗ねながら…「だって楽しみなんですもの、仕方ないじゃない。」


コンコン…

ディードが扉を開け「いらっしゃいませ、セシル様どうぞこちらへ」と中へ勧めた。

「ありがとう。」

「いらっしゃいセシル!!」とユーフェミアは満面な笑みでセシルを出迎え「こんにちは!!ユフィ」とセシルは挨拶をし、そして回りにに気にせず二人は抱きあっていた。


そんな二人をアゼル家の使用人達は微笑ましく見守っていた。アゼル家の使用人達はユーフェミアが人見知りな事を結婚する前から知っていた。ウォルシードから極度の人見知りだと説明を受けていたが、ディード同様ユーフェミアの噂を信じていたがその噂はデタラメだったことに気付いてやさしく接している。その事実を知らないのはユーフェミアとメルだけだった。



「奥様…お茶はどちらにお持ちいたしましょうか?」

「テラスに持って来てください。」

「かしこまりました。」

「華やかになるよう庭師に言って庭の薔薇を切って参りましょうか?」

「いいえ、折角キレイに咲いているんですもの切らないで。」

「かしこまりました。奥様は本当に薔薇が大好きなんですね。」

「えっどうしてそれを…」 ユーフェミアは自分から薔薇が好きだということはアゼル家の人達に話してないはずと思い、ディードから言われ驚いていた。

「奥様がこちらへ嫁ぐ前に旦那様が男爵様から奥様が薔薇が好きなことを伺い、急いで植えましたから…。寝らずに奥様の為と頑張っておりましたよ。」

「ありがとうございます。」

「お礼なら旦那に言ってください。喜びます。」といい失礼しますと言ってディードは下がっていった。


ユーフェミアは庭の薔薇にそんな思いがあったことにまた驚き、ウォルシードの事がますます分からなくなった。やさしい人なのか冷たい人なのか…。


セシルを待たせているの事に気付き慌てて向かった。




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