A Happy Old Fashioned love
街はカウントダウンで盛り上がってる
仕事帰りの仲間たちと行きつけのバー
特に予定もない連中と女の子の品定め
ああ だけど何処か物足りない
心はここに在らず
こんな気持ちは初めて
君のことばかり考えてる
君の事が頭から離れないんだ
僕には何もない
目新しい話題も気取った会話も出来はしない
着ているものはと言えば擦り切れたジーンズにネルシャツ
フード付きのダウンジャケットは穴が空いてる
そうさ 人生は不公平だ
人の価値はお金じゃないっていうけど
100万ドルの保険に入るにはそれなりの金がいる
つまり僕の命の値段さ
僕の値段というわけ
CMで見たんだ
愛はプライスレスだって
そんな恋をしてみたい
そんな恋をしてみたい
貧しくても可愛い女房がいて
ベビーベッドには未来のハリウッドスターがすやすや眠ってる
朝から晩まで働いたって
お姫様の顔を見れば疲れも吹き飛ぶだろう
そろそろ落ち着いても良い頃だ
そろそろ落ち着いても良い頃だ
何も知らない幼なじみは言う
おい どうした
酒が足りないんじゃないか?
足りないのは酒じゃない
足りないのは酒じゃないのさ
僕は鳴るはずもない携帯電話をチラチラ眺める
外は暗くなる
代わり映えしない一年がまた過ぎようとしてる
僕はさっきから君の事ばかり考えてる
君の事が頭から離れない
男の子だったらビリー・ジョエルかビートルズを聴かせよう
女の子だったら誕生日には素敵なドレスを着せよう
真っ白なシンデレラみたいなドレスを
蝋燭を立ててハッピーバースデーを歌おう
家族って何だろう
それは暖かいものに違いない
それは僕が味わった事がないもの…
バーの前に一台のタクシーが止まる
店の中は一瞬静かになる
いったい何事だ
誰かが僕の名前を呼ぶ
僕は妄想に夢中だった
ふと見ると
君が立っていた
いったい何が起こっているのか
僕にはわからない
やがて拍手と口笛の嵐
僕は立ち上がり君を見つける
何処からか野次が飛ぶけど僕にはもう何も聞こえない
新年よ ダーリン
ジュークボックスからイカしたロックンロール
何かが頭の中で弾ける
待ち続けていたものが目の前にある
A Happy Old Fashioned love!
A Happy Old Fashioned love!
A Happy Old Fashioned love!
僕はポケットから小さな指輪を引っ張り出す
どうか僕のところに来てくれないか
うまく言えたかどうかわからないけど
君の目に涙が光るのが見えた
バーの中はまるでタイムズスクエア
今夜は俺のおごりだ!
誰かが叫ぶ
A Happy New Year!
A Happy Old Fashioned love!
永遠に!
誓いを立てよう
今宵 この時
A Happy New Year!
A Happy Old Fashioned love!
永遠に!
誓いを立てよう
今宵 この時
A Happy New Year!
A Happy Old Fashioned love!




