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essence  作者: あこ
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A国

初めてこちらに書かせていただきました。

読んでいただけたことに感謝です。

書きたいという思いを形にできることにわくわくします。

加速度を増しながら世界中にある伝染病が蔓延した。

特効薬はない。

ただ、そのウイルス感染を食い止めることに成功したのがA国だ。

A国は独特の国だ。人口の4分の1が医療従事者で、

技術はさることながら薬物研究もウイルス解析も先進国の中で群を抜いている。

世界中に新しく流行る伝染病にもいち早く対応し、その特効薬開発スピードはどの国も追いつくことはできていない。


そもそもこの国は他国への移住を禁止し、

また外部からの入国も基本的には認めていない。

芸術・スポーツ分野など、なにか特殊な技能がある場合に少数認められているだけで

それも絶対数が多いわけではない。


国交を完全に開いていないかといえばそうではなく、

この国は潤沢な国家資金で外国からの製品を購入する。



この資源が少ない小国の国家財源は先進医療の技術と薬物。

特許だけでも莫大な資金となり、

この国はGNP世界第7位。

世界中がこの国の技術を取り入れようと躍起になったことがある。

医療スパイも数多くこの国へ入りこもうとしたも。

しかし、それも長くは続かなかった。

なぜならこの国が本気で自分たちの技術を外に出さないと決め込めば

たちまち病気が蔓延し自国の国民がパニックになるだけだ。


A国は争いは好まないし、怒らせさえしなければ実に紳士的な国だ。

特許料も法外なことはない。

国際社会からはある一つの国の形として認められ、

穏やかに勤勉にこの国の国民は日々を過ごしているだけだ。



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