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前夜



アリーシャ「直人様、、、」


目の前には薄暗い室内でその深く大きな谷間を覗かせたバスローブ1枚のだけを羽織ったアリーシャが潤んだ瞳で直人の名を呼びながら徐々に近づく


直人「(えぇ!?何コレ!?なに?なに?)

  えっ、、アリーシャ、、さん?」


戸惑う直人に構うことなく至近距離まで近づいたアリーシャは直人のみぞおち付近に爆乳を押し付けながら直人の頬を右手で包む様に撫であげるとそのまま後頭部まで右手を進ませのけぞり気味だった直人の頭を優しく下げさせる


アリーシャもまた妖艶な表情をしながら顔を上げ、直人の唇に自分の唇を近づける


直人「(あ、、胸デケェ、、柔らかい、、

    え?、、綺麗なお顔が、、

     おふぅ、、チューしちゃうぅ、、)」


徐々に互いの唇が近づいて、後数ミリで重なりそうになった時



ドスンッ!!



直人「ぬおうぅふぐっ!?」


腹部に突如として襲った衝撃で意識が一気に覚醒した。


メル「おはよー!!!」


リズ「おはようございますマスター」


意識は覚醒したが混乱する思考で声のする方へ頭を向けると直人の腹の上に跨りながら満面の笑みで顔を覗き込んでるメルとその横に浮いてるリズの姿がそこにはあった。


直人「あ、あぁ、おはよう、、って!

  そうじゃないだろ!?

  起こすならもっと優しくしてくれよ!」


メル「えぇ?最初はちゃんと

  優しく声かけだだよ?

  リズにも声かけて貰ってさ

  でも直人ったらニヤニヤしながら

  タコみたいに口尖らしててさ

  せっかくメルが起こしに来たのに

  どうせエッチな夢でも見てるんだろうと

  思ったから

  イラッと来てやりました!

  反省はしてます!

  でも後悔はしていない!キリッ!」


直人「キリッって口で言うのかよ、、

  まぁ、、いいや、ビックリはしたけど

  痛くなかったし、ってかそろそろどいて

  くれるか?

  子猫並の軽さとはいえ、、、ん?

  なぁメルなんでそんなに軽いんだ?

  浮いてるのか?」


自分の腹部に視線を送ると、軽く白い下着をのぞかせながら直人の腹の上で正座してるメル

少女とはいえ、普通に30㌔以上はありそうなものだが呼吸が余裕できるほど腹部には大した重さを感じない事に疑問に思った

  


メル「何処見てるのさ、、まったく、、

  そんなの直人位のステータスあれば

  人が乗った位じゃなんともないのは

  当たり前だ、、よっ!と!」


直人が自分の下半身を躊躇いもなく、真剣な眼差しで見てる事に呆れながら直人の上から飛び降りるメル


メル「朝から元気過ぎるのも問題だよ、、

  間に合ったから良かったけど

  危うくアリーシャの

  二の舞が量産される所だっよ」


直人「ん?何の事だ?お?なんだコレ?」


メルが退いたことで自由になった体を起こした際に首元からチャリンと音がし、首元に手をやると親指サイズの紐を通したガラス玉の様なものをいつの間にか首から下げていた。


メル「それは昨日言ってた直人の魔力を抑える

  アイテムだよ

  それを着けてれば今日、明日位は

  体から魔力が溢れる事は無いから

  外さないでね?」


直人「あぁ、そうか、、

  それは有り難いけど

  なんで寝てる間につけたんだ?

  (あの衝撃はともかく

   朝から美少女の下着見れたのは

   ラッキーだけどなメルの

   イメージ通りの白だったし)」



メル「誰かさんが寝ながら魔力溢れ

  出してたからね

  丁度良くこの部屋に着いた時に

  溢れる魔力が徐々に増してて、声かけても

  起きなかったし

  仕方なくアイテム首に掛けたんだけど

  そのままだったらアイテムのキャパ超えそう

  だったからちょっと荒っぽい起し方

  せざるを得ない状況だったんだよ

  一体なんの夢見てたの?」



直人「え?いや、なんのって、、

  (アリーシャさんがバスローブで

   キスしに来たとか言えねぇし)

  んんん?なんだったかなぁ、、

   起きた時の衝撃で忘れちまったよ」


胡座をかきながらハハハと笑いながら誤魔化す直人だったが、直人の主張している身体の一部をチラリと見たメルは


メル「まぁ、いいけどね

  どうせエッチな夢でも見てたんだろうし

  それはそれとして、今日はこのニース

  にあるギルドに行く予定なんだけど

  その案内をアリーシャにして貰う

  事になったから」


直人「アリーシャ!?ええ!?そうなの?

  あぁ、いや、それより

  身体は大丈夫なのか!?

  なんか後遺症とか

  あったりしなかったのか!?」


先程の夢の事を連想する前にアリーシャを気絶させた事を思い出し、メルに詰め寄りながら問いかける

  


メル「わわっ!?だ、大丈夫だよ!

  前より健康的な位だし、

  後遺症、、は、まぁ、無いし、多分」


明後日の方を向きながら答える



直人「多分ってなんだよ多分って!」


メルに近づいて肩を掴み軽く揺らしながら問い詰める


メル「あうあうあう」


リズ「マスター落ち着いて下さい

  それより、

  早々に支度を開始しなければ

  アリーシャ様達を待たせてしまう

  事になってしまいますよ?」

  


直人「え?そうなの?

   何時集合とかあったのか?」


メルの肩を揺らすのをピタリとやめてリズの方へ顔を向ける 


リズ「肯定します

  先程メル様より

  伺ったばかりではありますが 

  ニースギルドに午前10時に集合

  する予定の様です」


直人「え?10時?

   今何時なの?」


リズ「9時11分です」


直人「ちょっ、マジか!?

      こっから遠いのか!?」


メル「この部屋の前にある転移陣からなら

   すぐ着くけど、朝食摂ってないでしょ?

   シャワー浴びてる間に用意しとくから

   早く行った方が良いと思うよ?」


直人「わ、分かった!

  じゃ、ちょっと行ってくるから

  後は頼むわ!」


そう言って新しい下着をアイテムボックスから出しながら脱衣所に入って行った


リズ「メル様

  ご迷惑をおかけしました」


先程の直人の魔力放出の件で謝罪した


メル「ううん

  元気よ過ぎるの問題って言ったけど

  それだけ強いって事だからさ

  これからの事を考えれば

  なんて事は無いよ

  (明日直人には辛い思いをさせるかも

   しれないし、ニアには何か対策あるみたい

   だけど、、」


リズ「これからの事ですか?」


メル「うん、、ねぇ、、リズ、、

    直人の【心】は強いかな?」


リズ「【心】ですか?

  それは精神的にと言う事ですか?」


メル「うん、そうだね

        どうかな?」


リズ「強いとは、一概には言えないですね

  ステータスは規格外ですが、、

  そのステータスに応じた精神的強さを

  兼ね備える為の、動機や経験は

  まだまだ不十分と言えます

  それをサポートするのも私の役目なので

  メル様がどの様な事を危惧してるか

  わかりませんが、

  マスターなら必ず乗り越えられると

  少なくとも私は信じてます」


メル「そう、、なんだね

  直人は果報者だね、、こんな可愛い子に

  迷いない目で信じてますって

  言われてるんだからさ」


リズ「あ、ありがとうございます、、」


照れるリズ


メル「ふふっ、さて、と

  直人はどんなのが好物なのかな?

  ささっと用意しちゃうからさ」


リズ「あ、そらならば、、」



メルはリズの話を聞きながら朝食の次々用意していき、テーブルに遅い朝食が用意出来てから数分後に直人がシャワーから戻ってくる



直人「いや〜やっぱ朝シャンは良いな!

  元の世界ではあんまり良くないって

  言ってけど、

  この身体なら心配なさそうだわ

  お?朝食準備してくれたんだな!」


メル「リズから朝からいつもガッツリ

  食べるって事言ってたから

  お肉を中心のメニューにしたよ!」


直人「おお!ありがとう!

   んじゃ、早速!

   コイツはホットドッグか?

   いただきます!

   あむ、んぐ、んぐ、、、、

   (昨夜の食い物もそうだが、見た目は

   全部美味そうなんだが、、味が、、)」



メル「、、、、、薄いでしょ?」


んぐ、んぐ、ゴクン


直人「そう、、だな、、」


返事をしながら正面に目を向けてニースの街並みを眺める


直人「なぁ、メル」


メル「ん?なに?」


直人「こっから見えるニースは、ここの神さまの

   ダンジョン攻略すれば、変わるのか?」


メル「そう、、だね

   デーメステーエル神様のダンジョン攻略

   すれば、美しいニースの街が

   蘇る筈だよ」


直人「飯の味も濃くなるのか?」


メル「ふふっ、、そうだね

   旨味は魔力の質だからね

   もちろん美味しくなるよ!」


直人「そうか、、そりゃぁ、

  頑張らねぇとな、、折角のB級グルメが

  味薄いんじゃぁ、勿体ねえからな」


そう言って再度食べ始める

  

メル「うん、、そうだね」


味を気にする様子もなく、再度勢いよく食べ始めた直人のを見ながら小さく返事する


数分後、食後の煙魔を吸いながらメルとたわいも無い話をしていた直人に


リズ「マスター。

   9時50分になりました

   そろそろ移動致しましょう」


直人「ん?もうそんな時間か

   じゃぁ、行くか!

   メル案内よろしく頼むわ」



メル「あ、うん!」


メルが先導しホテル部屋の前の転移陣まで来ると直人達に振り返り


メル「最初はニースギルドで

  討伐したモンスターの精算するからね!

  ではでは!

  ギルドにしゅっぱーつ!」


そう掛け声を発して転移する


シュン









景色が変わり、直人、メル、リズがニースギルドの転移陣から現れる。


そこは数百人が入れそうな空間に、整理された棚や机が並び、十数ヶ所のカウンターが並び、そこでは、数十人のエルフやドリアード達が、スーツ姿や魔法使い、冒険者風の装備を身に付けた者なのだが入り乱れる形で賑わっていた。


直人「おお!

  イメージより近代的だけど

  まさしく冒険者ギルドじゃないか!」


声のトーンはそこまで大きくなかったが、直人の言葉にそれまで賑わっていた喧騒がピタリと止み、数十人の視線が直人を捉えると


直人「え?あれ?なんでコッチ見てるの?」


全員の視線を浴びた直人は狼狽え


メル「あ、、ああ!!

  コッチじゃなかった!

  ええ、、と、、コッチ!」


間違いに気付いたメルは瞬時に転移ボードを操作すると別の場所へと転移する


シュン




そこには先程より小規模ではあるが、全体的に高級感のある場所に転移して来て、目の前には

アリーシャとニアの姿があった。


メル「あははは、やあ!アリーシャ!ニア!

  間違って普通のギルドに行っちゃったよ!」


アリーシャ•ニア「「は?はあああ!?」」



アリーシャ「ちょ、メル様!?

   誰かに見られたりしませんでしたか!?」


メル「うん!大丈夫!!」


アリーシャ「はぁ、なら問題は、、」


メル「バッチリみんなに見られちゃったよ!」


ニア「ええ!?

  みんなってどれくらいって、、

      あ、、、把握しました」


アリーシャ「ニア!どうなったんだ!?」


ニア「ドリアード族を抜かして、

  転移陣付近に居た87人のエルフ達

  にミカゼ様やメル様の存在を目撃

  されました」


アリーシャ「ええ!?それじゃぁ!

   極秘じゃなくなっちゃった!?」


メル「あははは、テヘペロ」


あざとく片目を瞑って舌を出すメル

  

アリーシャ「テヘペロじゃないですよ!

   あぁ、、もう、、あ!

  す、すみません!ミカゼ様リズ様

  今、ちょっとアレなんですが、、

  改めまして!

  前日はロクな挨拶もせずに

  申し訳ありませんでした!

  私がエルフ族の族長を務めております

  アリーシャです

  よろしくお願い致します

  そして、隣に居るのが秘書の」


ニア「ニアです

  お会い出来て光栄です

  アリーシャ様のパートナーを

  務めさせて頂いております

  以後お見知り置き下さい」

  


初対面時、同様に、締まりのない出会いとなったが、姿勢を正し、頭を下げて挨拶する爆乳美女のアリーシャとゆるふわな髪型をしたドリアード美女が自己紹介をした。


直人「あ、はい、え、、と

  (むぐぐ、やはりこの爆乳の攻撃力は

  凄まじものがあるな、、しかも秘書の

 ニアさんも可愛いし、、この世界の女性は

 美人が多いんだ?エルフとドリアード族が

 特別なのか?いやいや、そんな事考えてる

 場合じゃないだろ!)

  ミカゼ ナオトです

  こちらこそよろしくお願いします

  アリーシャさん、ニアさん」


リズ「マスターのパートナーのリズ

  と申します

  マスターがご迷惑お掛け致しました

  アリーシャ様はその後

  体調が優れなかったりはなどの不調は

  御座いませんでしたか?」


直人「そ、そうだな

  リズの言う通りです、、

  無意識とはいえ気当たりして

  申し訳ありませんでした、、

  その、、大丈夫ですか?」


前日の事もあり、興奮する気持ちを抑えて、遠慮気味に体調を聞く


アリーシャ「はい、お陰様で不調どころか

  むしろ絶好調なくらいですので

  お気になさらなくても大丈夫です!」


ニア「そうですね

  絶好調過ぎてアリーシャ様の心臓の

  鼓動が聞こえて来そうな位ですよ」


アリーシャの方へ向いて意味深な笑みを浮かべるニア


アリーシャ「なっ!何を言ってるんだ!

        そんな訳ないだろう!」


ニア「そうですか?

  先程より体温が上昇している

  様ですが?気のせいでしょうか?」


アリーシャ「それは、、その、、

   そんな事より!これからの事を

   ご説明しなくてはならないだろう!」


ニア「ふふっ

   (テンパってるあーちゃん可愛い)

  失礼しました。

  アリーシャ様が言うように、詳細は

  別室にてご説明致します

  その後にミカゼ様が討伐された

  モンスターの精算を致しますので

  まずは、別室へと案内致しますので

  私に着いて来て頂きますよう

  お願い致します」


直人「あ、はい

  よろしくお願いします」


直人が返事すると、ニアは軽く頷き、こちらです

と言いながら先導した。











つづく

   

  

  

  





   





   


   



   

  

  

  

  

  



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