もう決まったことは仕方ない
はい、主人公が準備をハジメルヨウデス
……まだ落ち着いた訳ではないがある程度レヴィアタン様への怒りは収まったので会話を再開する。
「で、俺はレヴィアタン様のせいでここを追放されると?」
「ええ、その通りよ……。」
うん、年寄りどもが決めたんだっけかな?……あのくそジジイども……許さん!
「で、私から出来ることがいくつかあるの。」
「出来ること……ですか?」
まさか、追放を取り消してくれるとかそういうことなのか!?そうなんですよね!?レヴィアタン様!
「期待してるとこ悪いけど決まったことは取り消せないよ?」
……ですよねー……っつーか魔王様のレヴィアタン様より魔王城の年寄りの方が権限が上ってどうなんだよ……。おかしおだろ!どう考えてもさぁ!
「まぁ、ただ……不自由のない生活を保証するわ。」
「不自由のない生活ねぇ……?」
正直レヴィアタン様、今貴女のことを信用したら俺、油断したところをぐさってなりかねないんじゃないですか?レヴィアタン様に近づいた瞬間年寄りどもが現れそうで怖いんですけど……。
「大丈夫よ、安心しなさい。……私がこの前新しく作った世界があるでしょ?」
そういえばレヴィアタン様、しょっちゅう異世界作ってますもんね?……しょっちゅう異世界を破滅に追いやることもしてるけど……。
「まぁ、ありますね。でもそれがどうしたんです?」
俺が言うと彼女は、
「貴方にはそこにいってもらうわ!」
「はぁ。」
別にいくことは構わないがそれが何故不自由のない生活に繋がるんだ?
「ふふふ……そんなランちゃんの質問に答えてあげましょう!」
レヴィアタン様のテンションがおかしいが質問に答えてくれるのはありがたい。
「お願いします。レヴィアタン様」
「ええ!……実はね?その新しく作った世界には特殊な誓約があるのよ。」
「特殊な誓約……ですか?」
基本的に魔王様や神が異世界を作るには誓約を建てる必要がある。
例えば世界の種類とかだな。
人間界のように科学の発達している世界とか我々のように魔術が発達している世界とか、そういえ設定のことを俺達は誓約って呼んでいる。
「そう!でね?その特殊な誓約っていうのが!」
レヴィアタン様は一旦区切り興奮を収めるようにしてから他のやつに聞こえないように俺の耳元で語りかけてきた。
「私以外が世界に干渉できないようになってるの。」
なるほど……俺の身の安全は一応保証されてるのか……あれ?でも……
「レヴィアタン様?」
「なに?」
「えーとですね、レヴィアタン様以外が干渉できないんじゃ俺がそこにいくことは不可能なんじゃ?」
と、耳元で囁く。すると、
「大丈夫よ、私が貴方を送るんだもの。」
なら大丈夫なのかな?
「この間もネズミとチーズを送れたし」
!?……俺の価値はネズミとチーズと同じと言いたいんですか?レヴィアタン様!
「取り敢えず貴方は自分の荷物をとってきなさい。」
「は、はい。」
……嘆いててもしゃあないか……。
俺は取り敢えず荷物を纏めることにした。




