女神様に生き返りをさせられました。
本日、私の魂は空高くに昇っていきました。
…いやいやまてぃ。
えーっと、状況を説明すると、私は学校の帰り道をぶらぶら一人で歩いていた。
特にすることもなかったので、普通に真面目に帰っていたのに――
横断歩道を歩いているとき、右から車が走っているのを見たけど、でも赤信号だから止まるだろうと常識的に判断したのがまずかった。
どうやら車を運転していた輩が眠っていたらしい。赤信号だけどそのまま止まらず、横断歩道を歩いていた私のほうへ突っ込んできた。
それから先は、説明する必要もない。
避ける時間なんてなかった。
私の体はひき肉となり、魂はこの世にとどまれなくなった。
つまり、死んだという訳なんだけど…。
「どうかなされました?」
金髪美人さんが、私の前でふよふよと浮いている。
私は頭を抱えつつ、…死んだら見るのって三途の川じゃないのかー。よりによって金髪美人さんって私にはレズっ気でも入っていたのか?と、割と真剣に悩んでいた。
「…どうかなされましたも何も…えーっと、あなた誰?」
「女神です」顔色一つ変えず大真面目に言い放ちやがった。
…待て待て待て。
もしかしてRPGとかによくある生き返りってやつですかぃ?
「あーるぴーじー?というのはよくわかりませんが、あなたには生き返りに近いものをしてもらいます」
…勝手に人の心読むなよ。
じゃなくて。
「い、きかえり…?」
特に私には心残りなんてないんだけど。
まぁ、両親は心配だけど、そこらへんはキチンと割り切って生きてくれるだろう。その程度には精神的に強い人たちだと思うし。姉が行方不明になったときも、しばらく落ち込んだものの、ちゃんと復活してたしね。
「はい。生き返りです」
「…はぁ…」
「あなたにはやってもらわねばならないことがあります。…そろそろ時間ですね。いってらっしゃい」
「え!?ちょ、待て!もっと説明しようよ!やることって何!?」
「行けばわかります」アバウトだなおい!
私の周りがぐるぐると回っているような感覚がする。ああ、金髪美人さんの姿が捉えられない。ってか吐き気しそう。あーもーようわからんが早く終われ。
そんなことを願っているとボスっと尻餅をついた。
「ッッいったぁーっ!?」
思いっきり尻を地面に打ち付けた私はしばらく転げまわると、ふと辺りを見渡した。
「…ココ、どこ…?」
辺は草原。遠くの方には森みたいなのが見える。
…スイス?(行ったことないけど)
どうやら、私のいる場所が日本ではないだろうことを確信し。
「…はぁーっ!?」
全力で、叫ばしてもらった。
…なにがどうなっているのやら。誰か説明して欲しい。




