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女神(妹)と気ままに異世界生活  作者: 月之住人
学校
37/44

報告

 バークレイと遊び終り、無事にセバスチャンの所に戻ってきた俺と茉莉。

 セバスチャンは、戻ってきた俺達には何も聞かずに、行きますよ、と一声かけただけで、馬車を出発させた。

 色々と気にならないのだろうか?

 それとも、家で色々聞くつもりなのだろうか?

 まあ、うちで働けている時点で、そう言うのは気にならない人、と言う事なのだろう。

 何せ俺と茉莉は、二人だけの秘密がいっぱいなのだ。

 その秘密は、他の人にはばらさない方が良いのだ。

 他の人に知られてし今ったら、凡人として過ごしていく事は、不可能になってしまうからだ。

 まあ、現時点でも、凡人として過ごしていく事は出来ていないのだが...

 凡人は、吸血鬼退治をする事になる事はないと思う...

 馬車が出発した瞬間、茉莉がを使った。

 馬車ごと転移して、アンビアーノの門の少し前の所に着いた。

 手続きがあるため、転移先は自宅ではなく、門の前なのだ。

 手続きなんて面倒くさすぎる。

 せっかく貴族になったんだから、手続きなんてしなくても良いじゃないか。

 今度、お願いしてこようかな。

 手続きも住んで、アンビアーノに帰ってきた。

 門を通りすぎるとすぐに茉莉が転移(ワープ)を使い、ようやく自宅に帰ってきた。

 今はお昼である。

 行きにかなり時間がかかってしまったが、馬車から下りてからは、あまり時間がかからなかった。

 今回の仕事は、かなり楽だった。 

 とりあえず、吸血鬼は追い払ったので、俺のお仕事は完了だろう。

 よし、ようやく気ままに生活する事が出来るだろう。

 今までは問題ばかりで、何かと忙しかった。

 それからも解放されるのだ。

 早く、王様に報告しなければ。

 まあ、今日はまだ時間がある。

 もう少しゆっくりしてからでいいだろう。

 と言うわけで、茉莉と一緒作ったお昼ご飯をゆっくり堪能し、食後の休憩を十分ほど取る。

 まあ、あんまりゆっくりしすぎてしまうと、すぐに時間は経ってしまうだろう。

 だから、ゆっくりするのもほどほどに、そろそろ王城に向かおうと思う。

 王城には、もう言った事があるので、転移で簡単に行ける。

 と言うわけで、茉莉に、王城に行ってくるっと一声かける。

 出発する準備はできた。

 王城の前に転移しようと思...いや待てよ。

 また手続きが面倒くさい。

 どうせ俺は、この国に縛り付けるのと、対強敵要要因として貴族になったのだ。

 そこら辺にいる貴族と違って、礼儀などはそこまで気にする必要はない。

 まあ、最低限の礼儀が必要なのだが...

 そこは、茉莉とセバスチャンによって、強制的に解決させられる事だろう。

 と言う事は、多少ならば、色々やっても問題はあまりないわけである。

 ならば、王城の中に直接転移しても良いと思うのだ。

 きっと王様は、さらっと流してくれるだろう。

 この前王城に行ったとき、ルルにこっそり王城を案内してもらったから、どの部屋に王様がいるかも分かっている。

 怒られたなら、その時はその時だ。

 

転移(ワープ)


 俺は、王城の中に転移した。

 目の前が真っ白な光に包まれ、その光がなくなると、目の前の景色は一変している。

 無事に、王様がいる部屋に着いた。

 何か、転移するのを妨害するものがあったようだが、スキル 魔神の化身で一時的に無効しておいた。

 何も問題はないはずだ。

 王様は、俺の目の前にある机を挟んで反対側にいて、驚いた表情でこちらを見ている。

 周りを見てみると、王様のお付きの人たちも、驚いた表情でこちらを見ている。


「こんにちは、王様。報告したい事があってきました。」


 話しかけてみるが、王様の反応がない。

 俺は机に乗り出し、王様の目の前で、おーい、と手を振る。

 すると王様は、ようやく状況が理解できたようで、再起動してくれた。


「ああ、こんにちは。色々聞きたい事は有るが、とりあえずは報告を聞こうか。だが、ちょっと待ってくれ。少しやらなくてはいけない事が出来てしまった。誰か!親衛隊長に心配するなと伝言を頼む。...よし、話を聞こうか。」


 俺は王様に、吸血鬼の所に姉と遊びに行った、一部始終を詳しく説明した。


「...なるほど、と言う事は、魔物(モンスター)大量発生(スタンピート)はこれで解決されるのか...とりあえず、お仕事ご苦労様。もう少し様子を見て、いろんな問題が解決されていたら、お仕事終了だよ。それが確認でき次第、報酬は君の家に送っておく。さあ、報告が終わった事だし、少し御話しをしようか。」


 あれ、ちょっとこれはやばい事態になってしまったかもしれない。

 仕事をしっかりこなしたから、そこまでひどいことにはならないとは思うけど...

 ちょっと逃げようかな?

 本当にやばそうだったら、逃げるとしよう。

 とりあえずは、お話をしようじゃないか。


「まずは、ここまでの来方なんだけど、一つ質問させてもらう。どうやって結界をすり抜ける事が出来たのかな?」

「結界?」

「王城には、敵の侵入を防ぐために、対魔法結界が貼られていて、転移で王城内に入る事は出来なくなっているんだよ。でも君は、ここに転移してきた。どうやったのかな?」

「ああ、だから変な感じがしたのか。その結界はすりぬけて来ました。」

「はぁ...この子には、我々の常識は通用しないのか...気にするだけ無駄か...」


 王様はぶつぶつと独り言を言い続けている。

 そんなに困った事でもあったのだろうか?

 きっとあったとしても、俺には関係のない事だろう。

 

「転移してここまで来れた理由は良いとして、なぜ君はしっかり入口を使ってここに来てくれなかったのか、納得できるように説明してくれるかな?なんとなくとか、気分とかの理由はダメだぞ。」

「え、えっとー、そのー、もしも理由が気分だったら?」

「お仕置きでもしようかな。」

「お仕置き!?それはちょっと... 」

「理由が気分とかじゃなかったら、お仕置きじゃないよ。」

「えっと、えっと、理由は...受付がいやだったからです...」

「そうか、それだけの理由なら、しっかりお仕置きをしなきゃね。ただ、それは我がするわけにはいかない。お仕置きをするのは、ルルに頼んでおこう。まあこれからは、君が転移してきても良いように、部屋等を準備しておこう。次からは、お仕置きはないから、安心してくれていいよ。とりあえず、少しの間客室で待機していてくれ。」


 お仕置きか...

 これは予想外である。

 シュミレーションをしておくべきだった。

 そうすれば、大人しく城前に転移したのに。

 お仕置きの内容は、怖いから確かめない。

 知らない方が良い事もあるのだ。

 今俺は、マップを見ながら、指定された客室に向かっている。

 部屋につくと、ルルがいた。

 早すぎる。

 そんなに楽しみなのだろうか?

 そんなに楽しみにしないでほしい。

 しかし、今のルルの表情は、いつになくキラキラしている。

 これからどんなお仕置きが待っているのだろうか。

 なぜか鳥肌が立ってきた。

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