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転生人語  作者: 岩田 ヒロ


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13/18

転生人語 #013 ― 不思議な魅力(男には分からない“何か”)―

 なぜかモテる人、なぜか注目される人、何かを持っている人。昔から、自分にはないものを持つ人に憧れたり、悪口を言ったりする。こんな会話は何度聞いたことだろう。


 ***


 僕の男友達の中には、決してカッコいいわけではないのに、なぜかモテるやつがいる。三人くらいいる。彼らの共通点は——


背は高くない。

スポーツマンでもない。

話が特別面白いわけでもない。

要領も良くない。

安い中古車に乗っている。


 それでも彼らはモテる。

 昔から彼女がいない時期がほとんどない。

 本当に不思議だ。


 この三人を知る友人と飲みながら、僕らは考察した。


「なんであいつらいつも彼女いるんだ?

 俺なんか三年間いないんだぞ。どう考えても俺の方がモテるだろ」


「女の子たちはあいつらのどこに惚れるんだ?」


「それが分かったら苦労しないよ」


「別れてもすぐ新しい彼女できるじゃん。俺なんか出会いすらないのに」


「不思議だよな。女の子にしか分からない何かを持ってるのかもな」


「それは何だ?」


 酔いも手伝って、僕らは彼らの欠点ばかり挙げ始めた。


「あいつ二浪してるし」

「あいつ大学五年通ってたよ」

「あいつ車でぼーっとしててカマ掘ったし」

「あいつイベント会社で土日ないし」


 結局、理由には辿り着けなかった。


 でも僕は、一つだけ思い当たるふしがある。

 彼らは共通して“育ちがいい”。

 裕福な家の出身で、どこかゆったりとした余裕がある。


 僕や友人は庶民の出で、どちらかというとガツガツしている。

 いい高校、いい大学、いい会社——

 そんなことばかり考えてきた。


 でも彼らは、そういう焦りを微塵も感じさせない。

 その“余裕”が、女性を惹きつけるのかもしれない。

 そして、それは今から僕が真似できるものではないのかもしれない。


 ***


 そもそも、隣の芝は青く見えるものだ。

 こういう話題は昔から井戸端会議の定番で、盛り上がる。


 確かに、育ちがよく精神的な余裕を感じさせる人はモテるのかもしれない。

 でも、そうではない男たちも昔からたくさんいて、多くの女性を魅了してきた。


 もっと自分に自信を持って、顔晴る姿を見せてほしいものだ。


読んで頂き、ありがとうございます。

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