16話 使い方を間違えると
ザ―――――――――――――――!
雨が降っている
教室
セラン「・・・・・・・・
・・・もう
・・・一週間くらい
セラン「・・・・・ヴェアさん
・・・学校
・・・休んでるよね?
メッセ「・・・・・・・・・
・・・なんか
メッセ「・・・・・・なんか
・・・とんでもなく
・・・静かだな
メッセ「・・・・・あんなに
毎日となりで笑ってた
にぎやかな女の子が
メッセ「・・・・・・・・・
・・・ずっと
・・・居ない
メッセ「・・・・・・・・・
・・・あれ?
メッセ「・・・・・教室って
・・・こんなに
・・・静かだったっけ?
休み時間
セラン「おい?
君たち
何かあったのか?
メッセ「あ?」
セラン「ヴェアさんのことだよ
君とヴェアさんが
何かあったとしか
思えないのだが?
メッセ「・・・・・・・
・・・俺なのか?
・・・・・ゆるさないからな?
メッセ「あ?」
セラン「・・・・・もし
・・・君が原因なら
セラン「・・・・・僕は
・・・君を
・・・ゆるさない
メッセ「・・・・・・・・・」
ヴェアの家
ヴェアの母 ヘシ―
ヘシ―「・・・・・まだ
・・・部屋から
・・・出る気になれないの?
ヴェア「・・・・・
・・・放っておいてよ?
ヘシ―「・・・・・ヴェア?」
放っておいてよ!?
ヴェア「過干渉なのよ!?
ひとりにさせてよ!?
ヘシ―「・・・・・・・・・」
部屋に帰って行く
ヴェア「・・・・・・・・
・・・バカみたい
ヴェア「・・・・・っていうか
・・・バカだね
ヴェア「・・・・・お母さんに
・・・・・当たっちゃって
・・・勝手に
・・・二人に間に
・・・横から
・・・入り込んで
ヴェア「・・・・・勝手に
・・・自分で
・・・傷ついた
・・・だけじゃん
ヴェア「・・・・・
・・・なぜ
・・・あのとき
ヴェア「・・・・・メッセくんの
・・・観察を
・・・やめたの私?
ヴェア「・・・・・・
・・・・・やめなかったら
ヴェア「・・・・・やめなかったら
・・・アライヴさんより
・・・先に
ヴェア「・・・・・・・・
・・・アライヴさんより
・・・先に
・・・ヴェア?
ヴェア「放っておいてって!?」
大丈夫か?
ヴェア「・・・・・・・・
・・・え?
メッセ「ヴェアさん?」
ヴェア「・・・・・・・・・・・
・・・メッセくん?
メッセ「・・・大丈夫
・・・なのか?
ヴェアの部屋
メッセ「・・・・・大丈夫じゃ
・・・なさそうだな
ヴェア「・・・・・・
・・・初めて
・・・知った
ヴェア「・・・・・涙は
・・・止まらないって
メッセ「・・・・・・・」
・・・止まるには
・・・止まるんだよ?
メッセ「・・・・・・」
・・・でもね?
ヴェア「・・・・・また
・・・溢れてくるんだ
メッセ「・・・・・・・
・・・ヴェア?
・・・やめて?
メッセ「・・・・・え?」
ヴェア「・・・・・やめて?
・・・優しく
・・・しないでよ?
メッセ「・・・・・・・・
・・・ヴェアさん
ヴェア「・・・・・やさしくするなら
・・・やさしくするなら
メッセ「・・・・・・・・・」
ヴェア「・・・・・・私の
・・・物になってよ?
メッセ「・・・・・・・」
・・・できないでしょ?
メッセ「・・・・・・・」
ヴェア「・・・・・・君は
・・・やさしい
ヴェア「・・・話を聞いてくれるし
・・・私の好きな物に興味を持ってくれるし
・・・私の世界を
・・・知ってくれる
ヴェア「・・・・・うれしかった
・・・私を
・・・知ろうと
・・・してくれて
ヴェア「・・・・・・
・・・でもね?
ヴェア「・・・・・でもね?
・・・使い方を
・・・間違えると
メッセ「・・・・・・」
ヴェア「・・・・・それは
・・・罪だ
メッセ「・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
ヴェアの家のドアを開き
出て行く
メッセ「・・・・・」
メッセ「・・・・・俺は
・・・俺は
メッセ「・・・・・何かを
・・・何かを
・・・間違えてたのか?
メッセ「・・・・・・・俺は
・・・俺は
メッセ「・・・・・人を
・・・・・傷つける事が
・・・一番
・・・嫌いじゃ
・・・なかったっけ?
メッセ「・・・・・」
メッセ「・・・・・・・
・・・こんなの俺
メッセ「・・・・・・・
・・・クソヤローじゃん
・・・メッセ?
メッセ「・・・・・・・・・」
・・・メッセ?
メッセ「・・・・・・・・
・・・アライヴか?
アライヴ「・・・・・メッセ?」
メッセ「・・・・・・・・」
・・・私を
アライヴ「・・・・・・私を
・・・安心させて?って
メッセ「・・・・・・・・・・」
・・・言ったよね?




