第68話:後半戦のトピックスとシーズン成績
全盛期の橘周は、後半戦でも大活躍が続く
左のアンダースロー橘周は、メジャーリーグ2年目の終盤を迎えていた。後半戦も負けない&奪三振ショーのピッチャーとして、投げる度に全米を沸かせていた。
たまに出場する、野手、走者、バッターでも一定の活躍をしていた。後半戦で最も目立ったのは、延長での代打サヨナラ内野安打。普通のショートゴロに見えたのに、全力疾走でセーフにしてしまった。
スリーベースでの3塁到達時間ではメジャー最速を証明していたが、1塁到達ではそうでも無かったはずが、最近ではスタートダッシュのコツをつかんでいて、この日は3.8秒代とメジャー最速クラスで1塁を駆け抜けた。
それでもやはり、ピッチャーでの価値が高い。投げる日のほとんどは安定した上での奪三振ショーを見せる。やはり、2種類のライジングボールと5,6種類の沈むボールを捉えるは難しく、空振りばかりになってしまう。最近では「調子を崩すから試合を休みたい」といった弱音を漏らす選手も多くなっている。
さらに日本でもアメリカでも、アンダースローに転向する少年が多くなる現象も起きていた。アンダースローは、どうしても上から投げて球速が遅い人がやるものといった偏見があったのだが、橘周は、アンダースローが向いていたから転向し、上から投げる剛腕投手よりもはるかに三振を奪っている。しかも力強くかっこいいフォームであることで、憧れる少年が増えたのだ。
さて、あっという間にシーズンが終了し、ドジャースはリーグ最高勝率で優勝を飾った。
<シーズン最終成績>
・24勝3敗(最多勝、勝率1位)
・防御率1.33(防御率1位)
・奪三振415(2年連続400奪三振率)
いずれも昨年からわずかに成績を落したが、それでもメジャーリーガー全体でダントツの1位。
・ホームラン5本
・三塁打 4本
・盗塁 5個
・外野守備の捕殺数 1個
いよいよ、昨年コロっと負けたプレーオフが始まる。




