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地上10センチから世界を征する 剛腕の左のアンダースロー  作者: 伊藤ライリー
メジャーリーグ編
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62/304

第62話:橘周には、弟がいた②

左のアンダースロー橘周の10コ年下の弟壮太郎は、高校でピッチャーでデビューした。


甲子園には行けなかったが、高校3年夏には最速145キロに達していた。この時の球種は、カーブ、チェンジアップに加えて、スライダー、ツーシーム。体格は、兄より大きく、190cm90キロ。


しかし、この時は、ドラフト1位候補にはなってなかった。成長枠と話題性で3位ってところ。


地区大会敗退後の8月、やっぱり兄に触発されて高卒でプロに行こうと考えていた壮太郎は、初めて有名なトレーニング施設で、体幹強化と間接の可動域を広げる等の専門的な訓練をした。


その結果9月には速球が150キロにアップデートしていた。


10月のドラフト会議では、ドラフト2位を予定していたジャイアンツを出し抜き、横浜ベイスターズが単独1位指名に成功した。


そして早々とベイスターズ入団が決まった。


高校時代の3年間、壮太郎は、兄と比べられ続けたが、意に介していなかった。10歳差だし、タイプが全然違うし、チャラチャラしてないし、何より上から投げているw。ただ兄はその3年間で3年連続20勝ととんでもない活躍をして、世界的に有名になり、メジャー行きが決まった。


壮太郎は、自分も本格的なピッチャー経験はまだ2年と少々だが、ドラフト1位まで届いた。いずれメジャーに呼ばれるピッチャーになるんだ、そためには兄のように色んなものを我慢して成功して見せる・・・と身近なお手本を元に誓ったのだった。




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