第60話:シーズン終盤は果たして・・・
10月7日橘周はシーズン最終戦を勝利投手で終えた。7回2失点で有終の美を飾った。そこからわずかな日でメジャーのタフなプレーオフが始まる。
メジャーリーグは30球団もあり、ワールドシリーズチャンピオンになるには、
3チームまたは4チームと戦う必要がある。
今年のドジャースは地区優勝でリーグ勝率1位であり、3チームと戦うことになる。だが、最初の戦になるディビジョンシリーズでまさかの3連敗。しかも橘周は、一度も試合に出ることなく・・・
なんとなくチーム全体として余裕をぶっこいていたのだ。伝説のシーズンを送った橘周のメジャー1年目の最後は、あっさりした終わり方となった。
ファンや地元メディアは怒りまくった。シーズン最終戦で橘周を温存して、初戦にぶつけるべきだった、打者や走者でも積極的に出場させるべきだった・・・とか。後の祭りだが。
しかし、橘周はピッチャーでは珍しいシーズンMVPを獲得した。
<シーズン最終成績>
・26勝2敗(最多勝、勝率1位)
・防御率1.13(防御率1位)
・奪三振425(1位&メジャー新記録、奪三振率17.7も歴代1位)
・サイヤング賞
・ゴールドグラブ賞
・MVP
*パーフェクトゲーム×2回
*1試合20奪三振
・ホームラン2本
・三塁打 3本
・盗塁 2個
・外野守備の捕殺数 2個
ピッチャーとして驚異的な勝利数、勝率と防御率もダントツ1位。奪三振は歴代最高で、初の400個超えを果たし、高めに浮きあがる球「リアルライジングボール」「ライジングストレート」「ライジングカッター」は日米ともに流行語となっている。
バッター、走者、野手としても印象的な活躍をした。先制打、決勝打、強肩を活かした捕殺にスライディングキャッチ等もあるが、何よりメジャーリーグでも1番足が速い男として認知された。
この年の年俸は、基本20億に加えて出来高満額の20億とタイトル料にオーナー特別表彰等5億円で。合計約45億円となった。これで来年の年俸は、30億+出来高MAX20億となった。




