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第31話:橘周が飽きないための新たなチャレンジ

ライバルを封じることに成功し、次に挑戦するのは何か?

プロ野球4年目のシーズンをどうにか順調になってきた左のアンダースロー橘周。首脳陣は、橘周が如何に飽きずにシーズン乗り切るかに頭を悩ませていた。そう、ケガ予防より難しいことだ。


それは月に2,3回程度外野手またはファーストとして先発出場させることと結論づけた。ファーストと外野手の怖いところは、接触プレーによる大怪我がありうるところ。ファーストは相手チームのランナーと。外野は味方の外野手との衝突と壁との激突だが、全力疾走している中で起こるため、以前から深刻な怪我になることが度々ある。


しかし、橘周本人はある程度そこにも自信があった。何故なら高校時代ダンスを極めたこと、バレー、ハンドボール、ボクシングの経験をしたこと以上の経験があったから。


1つはダンス仲間と気分転換で趣味のように行っていたパルクール。

以下wikiから

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パルクールとは、フランス郊外の若者たちが生みだした、走る・跳ぶ・登るといった「移動」をすることで心身の鍛錬を行う運動方法である。都市や自然環境の中を自分の身体能力だけで滑らかに素早く通り抜けるため、走る・跳ぶ・登るの基本に加えて、壁や地形を活かして飛び移る・飛び降りる・回転して受け身をとるといったダイナミックな動作も繰り返し行われる

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パルクールは、親に内緒でやってたw。そもそも橘周は、高校で野球部ではなくダンス部に入るために、親に約束させられたこととして、道具を使った危険なスポーツをしないこと。つまり、ウインタースポーツ、マリンスポーツ、エアスポーツ(スカイダイビング等)、モータースポーツ。スキーはいいでしょって粘ったが、NGだった。そこで仕方なくの理由もあってパルクールで憂さ晴らししたのだ。パルクールも充分危険で死亡事故も起こるスポーツなので、親に言うと止められただろう。しかし普段着でできることと遠征しなくていいことでついにバレなかった。大学2年で陸上部に入った時にさすがにやばいと思って辞めたのだった。


だから、壁によじ登って捕球するなんておちゃのこさいさいであった(昭和の表現ww)。


そして、もう一つはラグビーだ。身体能力を活かせるスポーツの1つだけど、バレーボール、ハンドボールの次に助っ人で試合に出たこともあるのだ。なので衝突回避の術も慣れていたのだ。ここにきて、高校と大学3年までの6年間

野球部に所属せずに、好きなことをやってきたことも、ある意味正解だったなと言える。


さて、そして6月初旬に、ライトで先発出場した。ついに野手としての本格的な出場だ。いやレギュラーの休養も兼ねてのことなので、本格的とは言えないかもしれないが、真剣勝負であることには変わりない。


送球のことだが、外野からの遠投は当然アンダースローというわけにはいかない。しかしどういうわけか、一歩でも助走を付けられれば、スリークォーターから違和感無く威力ある返球が投げられるのだった。


7番打者として、2打席凡退した後、守備で見せ場がやってきた。ライト前の強烈なヒットを掴むとそのまま勢い良くファーストに送球して、アウト!珍しいライトゴロの完成だ!ボールに追いつく足の速さ、送球の速さと正確さが

あって成立する滅多に出ないプレーである。またしても橘周は、観客の心を鷲掴みだ。


3打席目は、ランナー2,3塁からの右中間3塁打で貴重な追加点を上げるとともに、華麗な全力疾走を観客に長めに披露できた。


こうして、橘周の野手としても目立ちまくって試合に貢献し、スッキリして次の登板に備えることができた。


マンネリ打破と野手としてのチーム貢献 2つの効果を発揮し、いよいよ日本一目指してシーズン終盤まで駆け抜ける!

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