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地上10センチから世界を征する 剛腕の左のアンダースロー  作者: 伊藤ライリー
Returned to the Dodgers!!!伝説の男が戻ってきた!
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第266話:野手はお休み半分モードなのに、神業!そして、世紀の対決がどうなるのか!!

完全に先発投手として、再覚醒した橘周。

今は、野手は<お休み半分モード>である。当面野手での先発出場は無いというチーム方針だ。


しかし、決定的な場面での出番はあるのだ。


9回同点の場面で2塁ランナーは、ライダー・ゴールド。

ここで、代走橘周が出場する。

相手チームには非常に嫌なことだ。


今でもセカンドからホームまでの走力は、メジャーリーグのトップクラス。しかもホームベース付近での判断力と体さばきも非常に優れている。以前実際にやって見せたサイドフリップによるホームインは、危険過ぎると止められているが、キャッチャーを飛び越えるダイブロール(飛び込み前転)は認められている。何故だか(笑)。


さて、橘周が2塁ベース上に現れると、相手チームは外野手を5mほど極端に前進させ、橘周のホーム突入に備えた。しかし、その前進守備があだとなり、次のバッターはレフトの頭上をギリギリ超え、橘周は悠々と勝ち越しのホームを踏んだ。

超俊足は見せられなかったが、明らかに橘周が大きく貢献した結果だ。


次の試合は、やや早く出番がやってきた、

走塁で足のケガをした外野手に代わって、レフトの守備についた。


ここでまた橘周が、’ついつい’曲芸を見せることとなった。

それはホームランキャッチであるが、フェンスによじ登るレベルではなく、素早くよじ登って、フェンスの上に立ってジャンプするもの。日本ではフェンスの上で1mの垂直飛びで捕球したため、あまりにも危険だと禁止されたプレーだ。その時の捕球地点は、地上から5mを超えていたのだ。


今回は、50cm程度の軽いジャンプだったので、危険度は実際かなり低いわけだが、競合ドジャースの先発ローテーションピッチャーのやるプレーではないので、首脳陣は頭を抱えた。


しかし、ブレイクダンスとパルクール経験者の橘周にとっては、なんてことないプレー。気をつけるのは、フェンスの上に着地することだけなのだ。

なんなく華麗なホームランキャッチを成功させた橘周は、ホッとした。

「風によって、手前に落ちたり、方向を間違えると、とんでもなくカッコ悪いプレイなるからな」と。


監督からは、「心臓とまるかと思ったよ。今のもなんてことないプレーなのか?」とちょっと怖い感じの顔で質問された(笑)。


「まあそうですね。でも確率的に、現役中にはもう二度と無いプレーになるはずです」と無理やり安心させた。


その日には、若い頃の同様のプレーとこの日のプレーをつなげた動画が世界中に拡散され、瞬く間に500万回を超えた。


この日のように、橘周は、野球以外のスポーツ経験が野球に役立っている。4年間真剣に取り組んだストリートダンスや1年半の陸上以外にも、幼少期のトランポリンから複数の格闘技、パルクール、高校時代に助っ人で参加したハンドボール等の数々の球技。


守備走塁にも効果があるし、デッドボールを避けることにも役立っている。


さて、それとは別に、全米で盛り上がってきている話題がある。それは、8日後に始まるドジャース vs ヤンキース3連戦で、橘兄弟による先発ピッチャー対決があるかもしれないというものだ。


ヤンキースの監督も、ドジャースのバークシャー監督も、兄弟対決に前向きなコメントをしている。しかし、次の登板の調子やその後の疲労度合い等まだ流動的である。決まれば今年一番のスポーツイベントになりそうな気配である。


特に兄弟揃って、29歳と30歳の2年間が超人的な活躍をした。

2年間で50勝5敗、800奪三振、パーフェクトゲーム2回、バットでホームラン5本の兄。

2年間で53勝3敗、600奪三振、1試合22奪三振の弟。

いずれもMVP、サイヤング、ワールドシリーズMVPを獲得している。


歳の差10歳の元チームメイトである兄弟対決は実現するのか!!


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