第25話:初めての日本シリーズで躍動!
初の日本シリーズ
3年目のシーズンをタイトル独占で終了してからの日本シリーズに、初めてのぞむ左のアンダースロー橘周。
チーム方針では橘周を2戦目と6戦目に先発させる予定である。
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■2戦目
チームは1戦目敗退して2戦目に先発した。シーズン同様好投し、7回を1失点に抑え込んだ。しかし、相手チームのエースから点を取れずに、結局0-2で敗退し、橘周は日本シリーズ初登板が負け投手となった。悔しい!!でも三振は14と充分に力を発揮した。
■3戦目
3連敗だけは避けたいチームは、8回1アウト2塁で橘周を代走で送り出した。橘周は、盗塁技術や盗塁の経験値はもちろん一流ではない。でもベースを1つでも蹴った後のスピードは誰も適わない。
浅いレフト前ヒットでホ-ムに生還し、これが決勝点となり、チームは日本シリーズ初勝利。他の選手なら暴走になるところも、余裕を持ちながらセーフになった。
■4戦目
ジャイアンツは6回2-5のビハインドから1点返してなおも1アウト1塁3塁。ここで代打1番手に橘周を使ってきた、大事な場面でピッチャーの代打。俊足で長打もあるし、この後のために代打専門の2人は残して起きたい。
橘周は、ここで右中間を抜くヒットを放った、同点打だ!自分も快速を飛ばして3塁まで到達した頃には、東京ドームが地鳴りのような歓声がこだましていた。チームはこの後も得点し、この試合は8-6で勝利して2勝2敗となった。
■5戦目
敗退。橘周は、出番無し
■6戦目
橘周は、中5日で先発。この日は絶対に1点もやらないと誓っていた。でも三振狙ってばかりでは力が入り過ぎてポカをやるかもしれない。そこはキャッチャーと連携して、三振狙う/ゴロを打たせる を柔軟に対応した。そして9回3安打完封。3-0で2戦目のリベンジを果たした。
■7戦目
ジャイアンツ1-9と完敗し、3勝4敗で日本1ならず!!
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長い長い1年が終了した。最後日本1になれなかったが、WBCでの全米席捲とペナントレースでの25勝で、充実した1年を送った。来季の年俸は一気に3億円に跳ね上がった。
来年の目標は、日本1といよいよメジャー挑戦を具体化することだ。橘周は今年26歳になるが、メジャーにはできれば20代のうちに挑戦したいという思いが出始めていた。でも来年でもまだプロ野球4年目だからすぐにとはいかない。そのためにチームに貢献して日本1になることを自らの条件にしたのだ。
シーズンオフになると、アメリカでも橘周の価値がけっこう話題になっている。まだまだ懐疑派も多いが、左のアンダースローとして1シーズン活躍することも、何年も先発ローテーションを守ることも無理だろうというものだ。橘周本人は、懐疑派がいることは逆に頼もしい。日本だと褒めるばかりだからだ。それと懐疑派を黙らせる活躍を何年も続けたら、どんなに楽しいだろうと少しワクワクしている。
いよいよメジャー挑戦を視野に入れた




