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第21話:伝説の奪三振ショー

ドジャースタジアムで行われるWBCアメリカvs日本(侍ジャパン)で登板した橘周は、リミッターを外してメジャー最高y打線をきりきり舞いだ

4回に入ると、昨年の首位打者の一番打者がシンカーを引っ掛けて、三塁へのボテボテのゴロで内野安打。橘周は、そこからクイックを多投した。メジャーリーガーはクイック投法があまり得意ではないので、打者もさほど慣れていない。しかし橘周のクイックは足を上げることなく素早く身体を沈めてリリースまで一瞬だ。打者は軒並み振り遅れている。


ランナーを一塁にとどめたまま、2三振と内野フライに収めた。


5回には、パワーカーブを解禁した。これは左打者だけでなく、右打者にも有効だった。バックドアとして外角のボールからストライクゾーンに切れ込んでくるため、狙い球にすることが困難だ。


5回はまたも三者三振、6回も2三振。


ここまで6イニングスで15三振とまさにきりきり舞いさせていて、球場全体が異様な雰囲気だ。高めにホップするストレートに合わないだけでなく、シンカー、ツーシーム、パワーカーブを時間差で繰り出してきて混乱しているし、他にもカットボールとチェンジアップがある。6回には超スローカーブも見せて目くらましに使った。


そして4:0とリードして7回のマウンドに上がる。この回が最後だ。この回はラストスパートとばかりに、高めストレート、シンカー、ツーシームでガンガン攻めた。そしてまたも三者三振だ!


スタンディングオベーションが球場全体に広がった。


打者22人を1安打無失点18奪三振。つまり、三振しなかったのは4人だけという凄まじい奪三振率。まさに無双オブ無双。


ちなみに侍ジャパンは、決勝もプエルトリコに勝利して優勝した。


しかし、アメリカでは日本の優勝が霞むほど、橘周の偉業過去には無い映像のに沸いていた。やはり地上10cmからミサイルのような剛球を投げる左のアンダースローは、現実とは思えないほどのインパクトがあったのだ。



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