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第11話

また注げばいい。


その言葉を聞いたモニカはむしろ怒った。


「皆の行為を無駄にし続けたこの私に!誰が水を再び与えてくれるというのですか!」



「少なくとも、この屋敷の者は全てお前の味方だ。セバスも、エレンも、フットマンのユリアンも。そして今ここに居ないアクセルも。お前が望むなら、いくらでも水を注ぐだろう。なぜなら、皆お前を愛しているのだから」


言葉を返すハロルドにモニカはずっと聞けなかった疑問をぶつけた。


「・・・お父様。お父様はどうなのですか?私にはお父様の気持ちが解りません。お父様にとって、私は何なのでしょうか?」



「・・・お前はカタリナが残してくれた『大切な』娘だ。生まれた時からずっとな」



「大切って何ですか!確かに大切に育ててくれました!けれども愛情を感じた事はありません!所詮私は伯爵家の血統を残す為だけの存在なのでしょう!?」



「それは違う!」


思わず大声を出したハロルドに、モニカは戸惑う。


「違うのだ。私には・・・お前を愛する資格はない」


片手で顔を覆い俯くハロルド。


「私はかつて・・・お前の死を願った事がある」






短くてすいません。

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