騎士団長と話し合い ユミ達は、本部にお泊まり 不穏な影
ユミ達が一人の騎士に案内さらたのは、とても大きな部屋であり、中に入りソファーに座り待っていると物腰柔らかな中性的な男性が部屋に入ってくる。
「皆様方、お待たせしてしまい申し訳ありません。
私は、コルガ国騎士団本部団長グレスと申します。」
グレスは、ソファーに座り自己紹介をする。
ユミ達も自己紹介をしたあと和やかに話をしていると本題の話に切り替わる。
「今回は、海賊の捕獲・連行と我が国の愚か者の捕獲をしていただき誠にありがとうございます。」
グレスは、頭を下げお礼をのべる。
「頭を上げてください。
グレスさん。
私達は、騎士とギルド員の責務を果たしたまでです。」
ユミの言葉に皆が同意する。
「ありがとうございます。
私共は、毎回海賊に困っていまして…」
「そうですか。
ならばこちらから率先して海賊の捕獲に乗り出せば良いのですよ。」
「こちらからですか?」
ユミ以外は、疑問に思う。
「そうです。
ここの話だけで決めることは、不可能と思いますが海を見張り海賊を捕まえる部隊を騎士の中から選抜するのです。
メリットは、被害が拡大する前に海賊共を捕獲と威圧です。
我々は、海賊共を捕獲するぞと言う意思表示ですね。
デメリットは、初期費用、船の調達等にお金がかかり騎士達は、船での戦闘等の為訓練が必要です。」
「なるほど…海にも騎士を派遣ですか。」
「はい。
もし実現したいのならば船は、かなり大きくて頑丈に…そうですね…海賊船にぶつけられても壊れない物にしないといけません。
騎士達は、状態異常無効skillに飛行skill・歌skillを取得した者限定です。
状態異常無効は、船酔い防止、飛行は、先行して海賊船に乗り込み歌skillは、海賊共を【眠りの歌】で制圧です。
被害者を人質にし立て籠ったとしても眠らせてしまえば良いのですよ。
後…隠密は、必須ですね。」
「すごいですね!!」
「さすがは、義娘だな!!」
皆が頷いている。
自分の故郷の知識を用いているだけなので少し胸が傷んだユミである。
何とか誤魔化し話を続ける。
「それに他国にも協力要請ですね。
海を安全な場所にするにもコルガ国だけでは、無理です。
元々他国との仲は、良好ですしテイル国から色々とskillや魔武器に魔法具等の情報がすぐに流れる方法を用いて海賊情報を随時流すのです。
例えるならコルガ国で発見した海賊がテイル国付近に向かっているなどですね。」
「他国との関係の強化されますし海賊等の犯罪者を監視することが出来る…素晴らしい!!」
「テイル国は、問題ないだろあの国王なら張り切って実施するぞ!!」
「ユミの提案だしな!!」
「何で?」
「それは、ですね。ユミさんは、デルガ王からかなり信頼されているからですよ。」
ユミの疑問にギルが答える。
「信頼されて当たり前だろ。
skill進化や魔武器に魔法具開発。
鉄の箱馬車や王族専用馬車の開発。
貴族に対する法律の提案など義娘のお陰でかなり囚人の護送が楽になり愚かな貴族が減っているからな。
本当は、私は、休める筈がなかったが旅行がユミの為だと分かるとデルガ王から話を通して貰い休みが取れたからな。」
「お義父さんが休めたのもデルガ王のお陰だったんだね!!」
「そうだな!!」
ユミ達が笑いながら話しているとグラスが驚き固まっている。
「どうかしましたか?」
カインは、問い掛ける。
「あっいえ…我々に流れてくる情報がユミさんが考えたこととは、知らなかったので。
その…ユミさん一つ質問しても良いですか?」
「構いませんよ。」
ユミは、首を傾げながらも了承する。
「我々のskillがなかなか成長しないのです。」
「成長アップskillは、取得していますか?」
グラスは、頷く。
ユミは、悩みながらもある可能性をのべる。
「うーん…多分ですがskilllevelに対してモンスターのlevelが低いのですよ。
円魔陣四重陣や支援アップskillがあれば自分よりlevelが10離れていても倒せる筈です。
後は、ドラゴンの仲間は、かなり重要です。
ドラゴンが、モンスターを倒せば倒すほど私達の力になります。
アイテム自動収集、魔力吸収skillなども取得すれば拾う手間と魔力切れの心配がありませんからね。」
「なるほど…levelが合っていないですか…」
「怖かったり不安に思うかも知れませんが私は、仲間がいましたけどレベル差が50~100程離れたモンスターを狩ることが出来たのです。
騎士達も沢山仲間がいるのですよ。
一人では、無理でも仲間がいれば大丈夫です。」
「そうですね…仲間を頼りlevelアップ頑張りますよ!!」
「頑張ってください。
そうだ!!この国にもテイル国にある地獄谷のような場所は、ありませんか?
私達は、旅行も兼ねていますが訓練がメインなのです。」
「ありますが…」
「大丈夫です。
我々は、地獄谷での訓練をしたことがあります。
足が付いていると言うことは、生きて戻って来たと言うことです。」
「それは、すごいですね…
分かりましたお教えしましょう…
都から北門を抜け森を進むとテイル国にある地獄谷と同じ地形のモンスターの産み出される場所があります。」
「貴重な情報をありがとうございます。」
「構いませんよ。
我々も訓練に同行してもよろしいですか…」
「コルガ国の騎士もギルドカードがあるのならば構いませんよ。」
ユミは、周りにも同意を求める。
カイン達は、同意する。
「ありがとうございます。
私達は、あの場の仕組みを知りたいと常日頃思っていまして。
仕組みが分かれば対応に向かうことが出来ると思いまして。」
「確かに仕組みを知りたいですね…テイル国にもありますし他国にも存在している可能性があります。」
「はい!!」
「日程は、3日間グレスさんは、何人の騎士達を訓練に同行させようとお思いですか?」
「今回の海賊の対応でかなりの人員を割かなければならないので私と副団長のみの同行となります。」
「訓練方を学ぶのですね?」
グレスは、罰の悪そうにしている。
「気にしないでください。
同じく市民を守る者として協力しますよ。
同じ志の者達は、即ち仲間なのですから。」
カイン達も同意した。
グレスは、頭を下げお礼をのべ今日は、騎士団に泊まってくださいと申し出た。
ユミ達は、気遣いに感謝し訓練に同行する副団長を紹介され一緒に夕食を食べたあと案内さらた部屋で寛いでいた。
その頃グレス達は、代理を立てるために二人の騎士を呼び話を始める。
グレスside
「君達を呼び出したのは、私達の代理をしていただきたくてね。」
「俺らは、明日からテイル国から訓練に来た者達と地獄の楽園で訓練をしにいく。」
呼び出された二人の騎士は、グレス達に尋ねる。
「グレス団長…ガルラ副団長…正気ですか!!」
「あぁ…」
「分かりました。
二人のお帰りを心より祈っております。」
二人は、頭を下げグレス達の退出を見送る。
しかし二人は、心から祈っては、いなかった…
ある野望に向けて準備するのである。
次話に間章を挟み人物紹介をしたあとで地獄の楽園での訓練に入ります。




