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ゲーム風の世界にトリップ  作者: まるねこ
第2章 テイル都
22/111

不愉快な視線 問題発生 婚約? 後始末

(カイン。

気づいてるよね…)


(あぁ…

あれでバレてないと思ってるのか…)


(それなら余りにもバカじゃない…

体半分隠れてないよ?

あれが前に言っていた変な人という奴だね!!)


ユミ達の後ろを北門の付近から付けてくる一人のバカな男がいる。


(どう考えてもうちらを狙ってるよ…)


(あんなに殺気飛ばされちゃ俺ら狙い以外考えられないだろ…)


(折角楽しみにしてたのに…)


(楽しみを邪魔されたしな…

それにしてもあいつどっかで見たことあるんだよな…)


(んじゃカインを狙ってるの?)


(可能性は、高いな…

でも思い出せないんだ…)


(カインが思い出せないと言うことは、逆恨みしてるじゃないのかな?

とりあえず森に入った後別れるフリする?)


(二人の時より一人になった時の方が行動に出るかもしれないしな…)


(いつまでも付けられてちゃ解決出来ないしね…)


(そろそろ森か…二手に別れるぞ)


(うん。)


ユミは、まっすぐ泉に向かい

カインは、斜めにそれて生い茂った森林の中に入っていく。


男は、ユミの跡を付けるようだ。


(カインどうやら私の跡を付けてきているよ。)


(俺狙いじゃないのか?)


(女の私の方が狙いやすいと思ったんじゃないかな?

しかし目的がいまいち分からない…

泉に着き次第接触を待つから万が一の為に近くで待機しててくれない?)


(分かった…

無茶するなよ?)


(分かった。)


ユミは、寛いで居るフリをしながら男の出方を伺う。


(ユミ。

俺は、直ぐ様駆けつけられる位置に待機している…)


(こっちは、まだ動きがなくてイライラするよ。)


(気持ちが分かるが落ち着け。)


(うん…

我慢するよ…

ギルドの規定によりこちらから仕掛けるわけにはいかないし…

武器で攻撃仕掛けてくれるのが理想だよ…)


(それなら反撃も問題ないしな。)


(待つしかないよね…)


男は、ユミの様子を伺って居たがユミの背後に回り折れた剣で襲い掛かってきた。


「死ね!女!!」


(っ!!)


【結界】


ユミは、男の剣を結界で弾き直ぐ様距離を取り魔武器を銃に変え男に向ける。

男は、不利を悟って逃げ出そうとしたがカインが大剣を構え仁王立ちして男の行く手を阻む。


「あんたさん。

私らを北門からつけてきてたよね…

知りたいことがいっぱいあるんだけど…

教えてくれる?」


男は、唇を噛み睨み付けている。


「ユミを殺そうとしたのは、どういう事だ…」


ユミを殺そうとした男に怒りを感じカインは、殺気駄々もれである。

男は、カインの殺気を当てられ青い顔してガタガタ震え始めた。


「カイン。

落ち着いて小者が震えて話が聞けない…」


ユミの声に冷静さを取り戻したカインは、殺気を押さえる。

男は、ユミの小者発言に今度は、顔を真っ赤にして怒鳴る。


「小者だと!!」


「うん…

小者でしょ?

人の事つけ狙い背後から襲って小者以外になんて言うの。」


「うっさい!!

新人の癖に生意気いうな!!」


「確かに新人だけどアンタよりは、遥かに強いよ?」


これは、嘘ではなく事実である。


「たった一週間前に冒険者になった分際で俺より強いだと…

嘘つけ!!」


「そんじゃなんで私に負けてんの…

それに私は、あんたを知らない…

なんで私の事知ってんの?」


「俺を知らないだと!!

お前のせいでギルドからも都からも追い出されたんだ!!」


「だからあんた汚いんだ…

臭くてたまらない…」


男の発言にカインは、思い出した。


「お前グズスか?」


男は、カインの言葉に反応する。


「グズス?」


「ユミは、男の名前まで知らなかったと思うがユミに平原で大量のモンスターを押しつけ逃亡したバカだ。」


「あの時のバカね…

あんたの尻拭いを西ギルドがしてあげたんだよ。

自分せいを人のせいにしないでよ…

自業自得でしょうが。」


ユミは、呆れ返り男は、俺は、悪くないお前が悪いんだとうるさいのでカインが強制的に気絶させた。


「こいつどうする?」


カインは、考えたあと


「とりあえずギルドに報告しとこう。」


カインは、エミに事の詳細を報告した。



エミside


(グズスがユミちゃんを殺そうとしたとね…)


エミは、満面の笑みで殺気駄々もれ。


いきなり殺気だしたエミに皆は、困惑。


イースが、エミに尋ねる。


「エミ殺気が駄々もれですよ。

何かありましたか?」


「ギルドマスター…

カインから報告がありました…

グズスがユミちゃんを逆恨みして殺そうとしたらしいです。」


イースも仲間達もエミの発言に殺気駄々もれ。


「ほぅ…

グズスは、随分とバカの事をしてくれましたね…

知り合いの騎士に連絡して現場に向かいましょう…」


「僕らも行きたいけど、明日の討伐の為にポーション類を作ってるよ。

(大勢で行くわけにも行かないしね…)」


皆も行きたいがそこは、我慢しダイの意見に賛成する。

ダイの心の声も理解しているようだ。


「それでは、私とエミで現場に向かいます。

エミ行きますよ?」


「はい。」


連絡を受け北の門の前に待っていた二人の騎士と共に現場に向かうのであった。


______________



「エミに報告したしギルドマスター達が来るまで待つだけだな。」


「そうだね…

あーあ綺麗な泉なのに楽しむ気分になれないよ…」


ユミは、しょんぼりしていた。


「ユミ…

おいで…」


カインは、胡座をかいた自分の膝をポンポンと叩きユミを呼ぶ。


ユミは、カインの膝に横向きで座り上半身に抱き付く。

カインは、頭を撫でながら言う。


「また来れば良いさ。」


「うん♪」


二人は、イース達が到着するまで昼食を食べていた。



昼食を食べ終えた頃イース達が到着した。


「ユミちゃん。無事で良かったわ♪」


「怪我もしてないようですね。」


「問題なかったよ♪

グズス自体弱かったし。」


「元冒険者とは、思えないぐらいにな…」


ユミ達は、視線をグズスに向けると、意識の回復したグズスは、二人の騎士によってロープで拘束されていた。


グズスは、拘束されたまま暴れわめいている。


「離せ!!

俺は、なにも悪くないだ!!」


「人を殺そうとしておいて悪くないですか…」


「そうだ!!

俺じゃなくあの女が悪いんだ!!」


「私の何処が悪いのさ…」


「お前があの時にモンスターに殺されてれば俺は、冒険者を続けていられたんだ!!」


ユミは、さすがに理不尽な言葉を受けてキレた。


「自分の命を守ろうとして何が悪い!!

仲間を頼って何が悪い!!

自分の罪を償うことすら出来ないお前に人として生きる価値もない!!」


「黙れ!!」


「黙るのは、貴方ですよグズス…

騎士様方この不愉快な生き物を視界から消してください…」


騎士二人は、了承したとばかりに頷きグズスを肩に担ぎ上げ強制連行していった。


今後グズスは、殺人未遂の罪で投獄されるだろう。


「なんか子どもみたいな奴だったね…」


「子どものまま成長してしまったのでしょう。

私達は、戻りますけどお二人は、どうしますか?」


「俺達も戻ります。」


「楽しむ気分になれません…」


「そうね…

帰りましょ…

ギルドへ。」


ユミ達は、ギルドに戻っていった。



とある騎士side


「団長!!

グズスを無事連行し尋問室で取り調べをしています。」


「グズスの様子は、どうだ?」


「自分は、悪くないとわめき反省のそぶりもありません。」


「被害にあった者には、落ち度はないな?」


「はい!!あの…」


「どうかしたか?」


「被害にあったのは、団長のご子息カイン殿と恋人のユミさんです。」


「息子に恋人!?」


「キレた時ちょっと口調が荒かったですが小柄で可愛らしく仲良さげでした!!」


カインの父は、息子に恋人がいることを喜んでいる。


「よし、事情聴取を口実に会いにいってみよう!!

グズスの事は、任せたぞ?」


「はい!!」


カインの父は、西ギルドに向かった。


______________



ギルドに戻ったユミ達。

ギルドマスターは、執務室に戻り他は、食堂でのんびりしていた。


そこにカインに似た男性がギルドに訪れる。


「カインとその恋人は、居るか?」


カインは、勢いよく席を立ち上がる。


「親父!!」


「カインのお父さん!!

カインにそっくり!?」


ユミの驚きの声が響く。


「君がカインの恋人だね。

確かに小柄で可愛らしいな。」


「ありがとうございます。

ユミと申します。」


ユミは、頭を下げて挨拶する。


「ご丁寧にどうも私は、カインの父で騎士団に所属している者だ。


カインと恋人が被害者と聞いたもんだから事情聴取を口実に会いに来てみたんだよ。」


「来んなよ!!

団長なんだから!!」


「カインなど知らぬ!!

恋人が出来たと何故知らせなかったんだ!!」


「言えるか恥ずかしい!!」


カーストは、カインを無視しユミに話しかける。


「カインなんて放っといて私とお話しようかユミ。


口調も素で良いぞ。

そしてお義父さんと呼んでくれ!!

いずれ義娘になるのだから!!」


ユミは、困って苦笑いをしてしまう。


「親父ユミを困らせるな!!」


「なんだと!!良いでは、ないか!!」


「俺達は、まだ付き合って間もないは!!」


「どうせカインだって嫁にする気満々だろうが!!」


「そうだけだそれとこれとは、話が違うだろ!!」


カインとカーストは、どんどんヒートアップしていく。


「カインもお義父さんも落ち着いて!!」


ユミは、妥協することで落ち着かせようと試みる。


しかしカーストは、ユミにお義父さんと呼ばれ喜び。


周りは、ユミが婚約を認めたと騒ぎユミとカインは、俯き赤く顔を染めた。


騒ぎを聞き付けたイースに納めてもらうまで続いていた。


その後騒ぎが収まりユミ達3人は、部屋を用意して貰い事情聴取を始めた。


「喜びのあまり騒いで申し訳なかった。


一応形式的にだが事情を聞きたい良いかな。」


ユミとカインは、頷く。


「グズスは、喚くだけで尋問できないんだ…


どうして殺されそうになったか心当たりは、あるか。」


ユミが代表で説明する。


「6日前の事なんだけどグズスが大量のモンスターを南の深森から連れて来て南門近くの平原でlevelアップしていた新人だった私にモンスターを押し付けて逃げたの。


仲間にフレンドコールして皆が駆け付けてくれたから問題解決出来たけど…

私は、疲労で気絶してその後詳しくないからカインの方が分かるね。」


カインは、頷き話始める。


「ユミが気絶した後俺らは、情報を集めてグズスが張本人だと分かったからマースターと皆でグズスが所属していた北ギルドに行ったんだ。


本人に直接話を付け反省の態度がなかったけどグズスは、認めて一緒に居た北のギルドマスターから罰を受けて今後のギルドの利用とテイル都の出入りが禁止になった。」


「どうやって押し付けられた私を特定したかは、分からないけど…


勝手に逆恨みして襲って来たんだと思うよ。」


「何も悪くないユミに「お前があの時死んでいれば俺は、冒険者を続けていられたんだ」だったかな?


しっかりとは、覚えてないけどそんなことを言っていた。」


「なるほど…グズスの逆恨みとな。」


「断定は、出来ないけど…


殺そうとするほど恨まれる心当たりは、それしかないんだ…」


ユミは、苦笑いながら答える。


「俺達は、グズスとそれまで関わりが無かったからな。」


「分かった。これだけ聞ければ問題ないだろ。」


ユミは、グズスの今後が気になり質問する。


「お義父さん。

グスクは、今後どうなるの?」


「俺も気になる。」


カーストが少し考えて話し出す。


「ユミ達の話からして終身刑だから出てくることは、ほぼないぞ。」


「心から反省しないと無理だな。」


「あのようすだと無理そうだね…」


「狙われなくなったんだから良かったよ。」


「少し不安だったからね。」


「確かにの…まだ不安要素があるから気を付けろ。」


ユミ達は、疑問に思う。


「誰かが情報を流していた可能性があるからな…


用心しておけ。


仲間が居るかも知れないからな。」


ユミ達は、力強く頷く。


「それじゃまた来るからの。」


ユミ達は、カーストを見送り夕飯を食べて寝ることにした。


ユミは、その後カインと同じ部屋になれて喜び二人で寄り添いながら眠りに落ちた。 



再びグズスが登場しました。


思うがままに書いているので自分でもビックリしています。

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