寝ぼけたユミの行動。
(昨日は、なかなか眠れなかった…)
ユミは、カインと一緒に寝ることに慣れてしまっていて何だか落ち着かず、なかなか寝付けなかった…
そこにカインからのフレンドコールである。
(ユミ起きてるか?)
(カインおはよう!!
起きてるよ♪)
(きっ北の森に綺麗な泉があるだ見に行かないか?)
(行きたい!!)
寝惚けてるユミは、タメ口なっているのに気づいていない。
(じゅっ準備出来たら食堂に来てくれ。)
(うん♪)
ユミは、急いで身支度を整え食堂に向かった。
ユミは、キョロキョロと視線を動かしカインを探す。
何時もは、挨拶をしてくるのに今日は、様子が可笑しく皆頭を傾げていた。
カインを見付けたユミは、カインに向かって飛び付いた。
危なげなくユミを抱き止めたカインだったがあまりの出来事に硬直。
「カインおはよう♪」
ニパッと効果音がつきそうな満面の笑みに直視してしまったカインは、顔が真っ赤になる。
ユミは、硬直しているカインにゴロゴロと喉をならす猫のごとくカインに抱き付き刷り寄っていた。
周りは、何時ものユミとの変わりように硬直。
「カインどうかしたの?」
小首を傾げてカインを見上げるユミ。
カインは、硬直から復帰する。
「ゆっユミおはよう。
ご飯食べれないから離してくれな?」
「嫌♪」
「まっまた後で好きなだけ抱き付いていいからな!?」
「嫌!!」
ユミは、イヤイヤと首を横に振り半べそかきながらカインに力一杯抱き付いた。
カインは、一先ずユミを宥めるため空いてる席に座りユミを横抱きにし頭や背中を撫で落ち着かせる。
ユミは、撫でられる気持ちよさにウトウトし始めた。
「ユミ…
眠たいのか?」
「うにぃ…
眠い…」
皆もやっとこ硬直から復帰したがあまりの可愛さに再び固まった。
カインが暫く頭を撫でていると。
ユミの寝息が聞こえてきた。
ユミの様子に皆は、まだ固まっていた。
カインside
(寝たか…今日は、ビックリする事がいっぱいあったな…)
硬直から復帰したイースとエミとダイが話し掛けてきた。
「ユミさん寝てしまったのですか!?」
「あぁ…」
「余りにも可愛いから皆硬直しちゃったけどどうしたのかしら?」
「寝不足じゃない?」
「なるほど…
寝不足で寝惚けて居たのですね。」
エミは、何かに気付いた。
「ギルドマスターユミちゃんとカインを一緒の部屋にしてあげたらいかがですか?
きっとカインの側に居るのに慣れてしまって眠れなかったのかも知れませんよ?
朝の様子は、多分ですが素のユミちゃんだと思いますし。」
「分かりました。
今日の夜までには、部屋を一緒にすることが出来ると思います。」
「カイン良かったね♪
お腹空いたでしょ?
とりあえずおにぎりでも持ってくるよ♪」
「頼む。」
「了解♪」
______________
(エミさん達の声が聞こえる…なんで?
確か朝…
目が覚めた時カインさんからフレンドコールが来て泉に行かないかと誘われて急いで食堂に…
食堂!?)
ユミは、状況を理解しがばっと起き上がりカインの膝の上から飛びのいた。
悲鳴を何とか押さえ込む事には成功したがあたふたパニックに陥った。
突然の動きにビックリしたイース達だがユミが落ち着くまで宥めた。
落ち着いたユミは、皆に謝罪する。
「カインさんも皆さんもご迷惑をお掛けしてごめんなさい。」
何とか冷静さを取り戻したユミは、何時ものように戻っていた。
「別に良いのよ♪
昨日寝付けなくて寝惚けていたんでしょ?」
「はい…」
「寝惚けて居た時の様子は、素の状態?」
「いえ…
家族から聞いていたのですが寝ぼけてる時は、甘えん坊になるらしいです。
私の素は、口調が砕けますが普通と自覚しています。」
「確かにずっと敬語を使う人も居る人もいるでしょうが大半の方は、意識してますよね。」
「はい!!
私も意識して声を高くし綺麗な言葉を使っていますから。」
「別に無理して綺麗な言葉を使わなくてもいいんだぞ?
呼び捨てで呼ばれた時も嬉しかったし皆仲間だしな。」
「カインの事呼び捨てにしてたし私の事も呼び捨てでタメ口で良いわよ?」
「僕も♪」
硬直から復帰した周りの皆も俺達に対しては素でいいぞと言う声が聞こえる。
「私もと言いたいところですがギルド本部の人が来た時に言葉が汚いとネチネチうるさいのが居ますからね…」
「ギルドマスターにタメ口で話していたら私も注意されたわ…」
エミは、渋い顔をしながら同意する。
「わかりました。
素に戻らせていただきます。」
ユミは、椅子から立ち上がり挨拶をする。
「改めてよろしく♪」
ユミの声は、聞き心地が良く高くもなく低すぎでもない声質で皆は、予想より低い声にビックリした。
「予想より低くてビックリしたわ!!」
「声質は、お父さんにそっくりなの。
声だけだとお父さんによく間違えられてたよ。」
「俺よりちょっと高いぐらいだしな…。」
「僕の方が声高いよ…」
「確かにダイは、声が高いほうだけど個性でしょ?」
「そうだね♪」
「うちの身長が小さいのも声が低いのも個性だよ♪」
「今のユミちゃんの方が親しみ持てるわ。」
「そうかな?」
「なんて言えばいいでしょうか今のユミさんの方が人間らしいのです。」
「人間らしいですか…」
「うすうすだけど無理に口調を整えてると気づいていたからね♪」
聞き耳を立てている皆も頷いている。
「自分では、気づかれてないと思っていたよ。
頑張ってたからね。」
「ずっと綺麗な言葉を使うのは、疲れるからね。
そういえば明日の為に皆ゆっくりする事に決めてるけどユミちゃん達は、出掛けるの?」
「うん。
カインに北の泉に連れてってもらうんだ♪」
「そうなの!!
彼処は、綺麗よ♪
楽しんでおいで♪」
「そうする♪」
「じゃそろそろそろ行こうか!!」
「おぉー♪」
ユミ達は、途中サンドイッチとジュースを買い北の泉に向かった。




