表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
終焉の龍の卵  作者: レッドヴォルト
黒竜編
50/101

中ボススケルトンナイト

スケルトンナイトが剣を振りながら襲ってくる。だがギューリーが上手く弾いて一撃入れる。だがそれでも倒れず痛みがないからなのか怯む様子もなく向かって来る。


「グォォ!」


俺が脚を破壊しようと横薙ぎに爪を振るうとバク宙して骸骨とは思えない動きで避けやがった。筋肉がないのにどうやってあんな動きしてんだよ。


「アァァァ!」


スケルトンナイトから嫌な気配がする。最古の死者の眷属と同じ様な粘っていてドス黒い気配が吹き出した。全身から冷や汗が出た。


防御するな!全力で回避しろ!


俺とギューリーに念話を飛ばして防御するのではなく全力で回・避・するように言った。


俺達2匹が居た場所に爪で引き裂かれた様な跡が残る。塵も残さず綺麗に消滅している。あれが深淵魔法か?深淵干渉がなかったら死んでたかもしれない。それにあの爪痕から気持ち悪い残り香が漂っている。絶対に深淵魔法だけは食らってはいけないと言うことが分かる。


『全く分からなかなった・・・』


「カァァ!」


アルファ!狂異種について教えてくれ!あとアンデットの魔物の弱点もだ!


『分かった!狂異種は手早く説明すると身体能力と感知能力が上がって深淵魔法が使える奴のことだ!他はすまないが分からん!狂ってるから常識が通用するとはと思うな!アンデットの弱点は聖属性と火だ!』


ありがとうな!聖属性は無いから火しか使えないが弱点が分かっただけでもありがたい。


俺は火魔法のファイアアローを放つ。だがスケルトンナイトは俺の火の矢を切り落として向かってきた。腹の鱗を剣が掠ろうとしたその時、ギューリーが剣を弾いて奴の胴体に拳で一撃を入れた。


奴が壁にぶっ飛ばされて頭が落ちた。だが奴は全く動じずに頭を拾いカポっと嵌めた。その姿に俺とギューリーは肝を冷やした。


「カースエンチャントォォォ!」


奴が手から黒い邪気を放ち剣に塗りたくる。剣から禍々しい邪気を感じる。あれも深淵魔法なのか?


「ァァァァ!」


奴が剣を薙ぎ払うように振るとドロっとした斬撃が飛んできた。俺とギューリーは飛んでそれを回避する。当たった壁が塵も残さず消え去ったら。だがそれだけでは終わることなく奴はそのまま切り掛かって来た。剣が地面や壁を切り裂く度に塵になる。このままじゃ近づくのも困難だ。どうにかして深淵魔法を使えなくさせないと俺達の勝利は遠いだろう。出来ることは奴のMPが底を尽きるまで深淵魔法を避けまくる。それしか方法はなさそうだ。


『水撃斬!』


ギューリーが水を纏った剣で奴の片腕を吹っ飛ばした。だが奴は片手で剣を振るい攻撃してくる。片腕吹っ飛んだだけじゃ止まらないか。


「アビスレイン!」


奴の背後から黒い雨が現れ放たれた。流石にこの量は避けきれない。


『ウォーターシールド!』


俺は古き盾を展開して防ぐ。だが盾に雨粒が当たる度に盾がドロドロ溶けていくが、何とか耐え切ることができた。


『オメガ!あれ行くぞ!ウォータースプラッシュ!』


分かった!あれだな!食いやがれ雷ブレス!


ギューリーが水で濡らして俺が雷ブレスを吐く。バチバチバチと閃光と耳をつんざく轟音が辺りに響く。


「カース」


煙の中から深淵魔法が飛んできた。合体必殺技を受けても倒せなかったのか。


『オメガ!ギューリー!出し惜しみしてたら負けるぞ!全力で行け!』


分かった!行くぞギューリー!


『封剣解放!』


死期活性!そして暗い閃光!


俺のHPがゴリゴリと減っていく。だがその分他のステータスがグングン伸びていく。この調子なら暗い閃光を何発か放てそうだ。


「ガァァァ!」


大地を割り奴に急接近する。まずは1発食いやがれ!


「カース!」


黒い弾が飛んでくるが今の俺のスピードなら余裕で避けれる。その動作隙だらけだぞ木偶の坊!


俺は奴の胴体を思いっきりぶん殴る。奴はそのまま吹っ飛んでいく。吹っ飛んだ先に居たギューリーが奴に切り掛かる。進化したからか剣の先が全く見えない速度、下手したら音速レベルで振られている。


「ア、アビs」


させるかボケェ!深淵魔法なんて使いやがって!強すぎるんだよそれ!


俺はギューリーに切りつけられてる奴に向かって両手に暗い閃光を宿し振り下ろした。バギィ!と壮絶な音を立てながら奴が地面に埋まる。だがまだ動いてる。一気にトドメを刺してやる。行くぞギューリー!


『バッチコーイ!』


俺は奴の頭を掴み暗い閃光を拳に握り締めて顔面を思いっきりぶん殴る。骨が折れる感触が手に伝わる。顔面を殴られた奴はギューリーの方に吹っ飛んでいく。


『獄炎纏い!』


ギューリーの剣に赤い炎が纏われた。そのまま吹っ飛んでいったスケルトンナイトをギューリーの剣が、縦に真っ二つに切り裂いた。だがそれでは終わらず炎がスケルトンナイトの体に纏わりつき塵と化するまで燃えた。


(経験値2000入手しました。levelが24に上がりました)


霧が晴れて道が現れる。中ボスは撃破出来たが、ボスはこれより強いんだろうな。このまま消耗したまま行ったら負けるかもしれないし休憩するか。


『そうだな。あー腹減ったし疲れた・・・』


誤字、脱字があればご報告お願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] …く。この調子なら暗い閃光を何発か放たそうだ… 放てそうだor放つことができそうだ ではないですか?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ