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PROLOGUE3:夢のほとり

――起きなさい


――涙にくれるいたいけな少女よ。


「へっ……?」


 どこからともなく聞こえてくる声。男でも女でも無さそうな、中性的な声音。


 視界が真っ暗で、まるで何も見えない。眼を開けているのに閉じているような、そんな感覚だ。


「だれですか……?」


――お前の質問に答える義理は無い。


――お前はただ私の言うことを聞いていればいいのだ。


「はぁ……」


 ふと気付くと、ユウナ自身も声を出していなかった。


 心の中で語り合っているような、テレパシーのような。


――私はお前に一年の猶予をやろう。


――お前は一年以内に答えを導き出すのだ。


「答え? 何のですか?」


――さもなくば、お前の命はこの世から消滅してしまうだろう。


「ちょっと、え」


(だめだ、こちらの話を聞いてくれない)


「って、命が消滅するってどういうことですか?」


――死ぬことだ


「はっ?」


 あまりに簡潔すぎて、その返答が恐ろしく感じられた。


――死にたくなければ一年以内に答えを導き出すのだ。


「だから何の?」


 問題が無い答えを導き出せ、なんて無理な要求だ。


「何の答えを探せばいいの!?」


 彼女は口調を強める。


 だが、やはりその質問には答えてくれるつもりはなさそうだった。


――では、行くがいい……。


 誰かの言葉と共に、急に視界が光り始めた。


「え、いやちょっと」


 やがてそれは、暗い世界を白光で包み込んだ……。





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