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俺の彼女は、どこかおかしい。その彼女が、突然変貌した。

「よくも、毎日毎日同じDVD観て飽きねぇな……」

 俺の彼女は、毎日同じDVDを何度も見続けている。

「                    」

「だからって毎日観るこたぁねぇんじゃねぇか?」

「                    」

 俺が何を言っても無駄だ。毎日同じ時間になると、TVの前を占領しDVDを観る。

「なぁ、もうストーリー覚えただろ!? たまには、違うヤツ借りに行かねぇか?」

「                    」

 やっぱり駄目だ。一度観始めると、一向に聞く耳を持たない。

「おい! 聞いてんのかよ!」

 珍しく俺がぶちギレて、TVのコンセントをぶち抜いた時だった。

「                    」

 これまで聞いた事の無いような、言葉と奇声を発すると、彼女は気が狂ったかのように暴れだした。

「おい、どうしたんだよ! おい! 大丈夫かよ!」

 どれだけ、彼女を押さえ付け、彼女を止めようとしても、彼女は信じられない力で暴れのたうちまわった。

「どうしたんだ……。どうすれば、いいんだ……」

 途方に暮れた俺は、とりあえずTVのコンセントを元に戻した。

 その途端「          」と一言発した彼女は、落ち着きを取り戻し、TVの前で鎮座していた。

「どう……なっているんだ……」

 理解の出来ない俺だったが、この後、彼女を病院へ連れていく決意をした。

「                    」

 が、その声を聞いた俺は、彼女がDVDを観ている間に、彼女の下を去った。

「                    」

 あの恐ろしい一言で、命の危険を感じたからだった。


 あれから5年の月日が流れた。

 あの日以来、俺は彼女と会っていない。

 新しく付き合った女と結婚し、今では幸せに暮らしている。


 ある日、あの同棲をしていた部屋の近くまで営業に来た俺は、好奇心からあの部屋を覗いてみた。

「                    」

 そこにいた懐かしい姿が、俺に声を発した。


「ねぇ、あなた。毎日毎日同じDVD観てよく飽きないわねぇ……」

「                    」

 もう、妻の言葉は俺の耳には届かなかった…………。




どうでしたか? 物語になりましたか?

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