愛は涙と共に
あばばばばばばばお気に入りがふえてびびりつつ感謝してますマジでありがとうございます~!!
最初シリアス一直線にしようって思ってたんだけど、なぜかギャグになった。…なぜだ。リリナか、リリナがいけなかったのか?
あ、あとちゅー表現と顔文字的なものがでてきます。いやんな方は読まないほうが吉です。
夢を見る。
決して思い出せない夢を、視る。
僕は、ずっとずっと、叫んでいた。
私は、ずっとずっと、求めていた。
俺は、ずっとずっと、願っていた。
あまりにも優しくて、あまりにも嬉しくて、あまりにも恋しくて、あまりにも愛しくて、あまりにも哀しくて、あまりにも儚くて、あまりにも苦しくて、その想いは狂おしいほどただひたすら切なくて。
起きれば天井がかすむほど涙を流しているのに、覚えているのは握り締めた胸の痛みだけだった。
『 』は、どこ?
無意識で口から出るその言葉は、物心ついたころから。
もう6歳になるというのに、夢を見ただけでなくなんて情けないと思いながらも、眉を寄せて不器用に頭をなでる父と、優しく笑って額に口付ける母と、泣きそうになりながら抱きつく妹と、誰にも話したことはないけれど不安そうに飛んでいるたくさんの『彼ら』。
みんな大好きなのに、『 』だけがいなくて、ぽっかりと空いた空洞が僕自身を飲み込もうとしているみたい。
どこにいるの、と叫びたい。
ここにいるよ、と求めたい。
そしてできれば共に『在』りたい、と願いたい。
『 』がどんな姿で、どんな声で、どんな性格で、どんな家で、どんな場所にいるのかもすべて知らないけれど、あなたがこの『世界』に『在』ることだけは、判るから、だから…どんなに時間がかかってもいい。
ただ、『 』に『逢』いたい。
ただ、『 』と共に在りたい。
お願い。
もうすこしだけ、もう少しだけ大きくなって、みんなにも迷惑かけなくなって、一人でお金も稼いで、生きていけるようになったら。
あなたに『逢』っても大丈夫だと、あなたを今度『こそ』護れると確信できるようになったら。
誰にも邪魔されず、共に『在』れるようになったら。
そうしたら、一緒に『世界』を視よう。
この美しくて、醜くて、優しくて、哀しくて、強くて、弱くて、強かで、儚くて、広くて、狭くて、まっすぐで、歪んでいて、何もかも包容しながら拒絶する、矛盾だらけの『世界』を旅しよう。
だからお願い、それまででいいから、待っていて。
必ず、逢いに往くから
と、想ってせっせと体を鍛えたり本を読んでいたある日、
「あの馬鹿、遅すぎんのよ―――!!」
いつもは『ルルナ、ルルナ。今日はね』と笑顔で話してくるかわいい大事な妹が、見たこともない般若の形相でぶちきれた。
常人では決して出せない速度で時々よけ切れなかった人を轢きながら(もちろんあとで謝った。近所の人たちだけなので笑って許してくれたので助かったが。中には「リリンたんはぁはぁ」って言ってた人がいたけど、大丈夫なのかな?)爆走して去っていき、夜に連絡が来たと思ったら『しばらくこっちいるわ。ああ心配しなくて大丈夫よ。お邪魔してるのローフェス男爵のところだから』の一言で電話が切れ、一般市民の我が家からすれば雲上人の家にいるということを許容しきれず無言のままぶっ倒れて熱を出した意外と打たれ弱い(母はそんなところがかわいいのよと笑っていたが)父親の介抱に母子共々忙殺されようやく落ち着いたのがおよそ10日後。
仕事はばりばりできるが家事スキルが全くない母の代わりに料理(普段は父がやっているが布団に押し込めている…母が)を作っていたところ、半ば行方不明になっていた妹と、
「ただーいまー」
「あ、リリンおかえり…じゃなくてうわぁっ」
「見つけた!!見つけた見つけた見つけた!!」
「あ、こらっルルナがつぶされちゃうでしょ!!」
「あ、あの……?」
「見つけた!!僕の『 』!!」
「え、む、ぅん!!?」
「ルルナに何してんのよー!!!」
「ん、んんぅ…ふぅ…」
「ん……」
ええと、僕の探し人であったらしい、ローフェス男爵家次男ファルベロ様…が、いらっしゃいまして……え、えと、その、ふぁーすときす、を、うばわれ…ました。
すごく、嬉しかった、です……(///)
でも、リリナの青筋立てた顔は正直怖かったです…(ぶるぶる)。
中途半端ですが猫田はこんな感じでしかかけませんすみませんでも読んでくださってありがとうございますm(;_;)m
受け(こう書くとなんか生々しいな)の家族構成
父セファク・スーム
母ルージェ・スーム
僕ルルナーエン・スーム
妹リリンカシェ・スーム
名前考えるの苦手です……。