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6/6

ー6ー

 アオイは、どうしたら笑顔になってくれるんだろう?とか、考えながら登校した。

 けれど、教室に入ってみると、いつも通りなアオイがそこにはいた。

「(そりゃそうか、当たり前じゃん」

 昨日の公園でのアオイの事が頭にあって大丈夫かな?って思っていたけれど、そんなにずっとクヨクヨしているわけもないか。

「めるるん、おはようー昨日の委員会楽しかったね♫」

 ミツルがハイテンションで教室に入ってきた。ミツルといっしょに行動をしたというだけで、クラスの女子から睨まれてしまった。

 昨日の感じだとミツルは、私がミツルを好きにならないことが気に入らないらしい。…そんなこと言われても、人には好き嫌いがあるものだと思う。

「なんでお前が委員会でるんだよ」

 朝から双子の喧嘩が始まってしまった。

「お前が出ないからだろ?」

「喧嘩は家でやって!!席についてー」

 私は、二人を自分たちの席へとおしやった。


 今日は、2時間目が体育だったから着替えてグラウンドに集合した。

「じゃー今日は、二人一組になって運動するから相手見つけて」

 先生がいきなりそう言った。結局、クラスで仲がいい子とか、まだ作れてないのに…。

 そう思いながら、クラスの女子と目を合わせようとするも、皆いっせいに普段いる人と固まってしまった。

「(ど、どうしよう」

 私が困っていると、背後から頭をポンッと叩かれた。振り返ると、そこにはアオイが立っていた。

「める。落ち着いてよく見て」

 な、何をだろう?と思って周囲を確認した。

「クラスの女子の数は奇数」

「あ、そっか」

 どう頑張ったところでペアになりようもないってことか。

「……終わった」

 私が愕然としていると、アオイが苦笑し始める。

「だから、俺と組もうよ」

「え?!いいの?」

 もとよりそのつもりだ。と、でも言いたいような顔をされる。

「昨日のお礼」

 それは、カーネーションの話かな。

「それだと、お礼しないといけないのは私の方では?!」

「じゃーペアが出来なくなって困ってる俺を助けてよ」

 ペアが出来てホッとしているのは私の方なのに、まるで困っているアオイを助けたのが私みたいな構図にされる。なんだか、ほんとうにアオイの優しさには完敗だ。


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