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アオイは、どうしたら笑顔になってくれるんだろう?とか、考えながら登校した。
けれど、教室に入ってみると、いつも通りなアオイがそこにはいた。
「(そりゃそうか、当たり前じゃん」
昨日の公園でのアオイの事が頭にあって大丈夫かな?って思っていたけれど、そんなにずっとクヨクヨしているわけもないか。
「めるるん、おはようー昨日の委員会楽しかったね♫」
ミツルがハイテンションで教室に入ってきた。ミツルといっしょに行動をしたというだけで、クラスの女子から睨まれてしまった。
昨日の感じだとミツルは、私がミツルを好きにならないことが気に入らないらしい。…そんなこと言われても、人には好き嫌いがあるものだと思う。
「なんでお前が委員会でるんだよ」
朝から双子の喧嘩が始まってしまった。
「お前が出ないからだろ?」
「喧嘩は家でやって!!席についてー」
私は、二人を自分たちの席へとおしやった。
今日は、2時間目が体育だったから着替えてグラウンドに集合した。
「じゃー今日は、二人一組になって運動するから相手見つけて」
先生がいきなりそう言った。結局、クラスで仲がいい子とか、まだ作れてないのに…。
そう思いながら、クラスの女子と目を合わせようとするも、皆いっせいに普段いる人と固まってしまった。
「(ど、どうしよう」
私が困っていると、背後から頭をポンッと叩かれた。振り返ると、そこにはアオイが立っていた。
「める。落ち着いてよく見て」
な、何をだろう?と思って周囲を確認した。
「クラスの女子の数は奇数」
「あ、そっか」
どう頑張ったところでペアになりようもないってことか。
「……終わった」
私が愕然としていると、アオイが苦笑し始める。
「だから、俺と組もうよ」
「え?!いいの?」
もとよりそのつもりだ。と、でも言いたいような顔をされる。
「昨日のお礼」
それは、カーネーションの話かな。
「それだと、お礼しないといけないのは私の方では?!」
「じゃーペアが出来なくなって困ってる俺を助けてよ」
ペアが出来てホッとしているのは私の方なのに、まるで困っているアオイを助けたのが私みたいな構図にされる。なんだか、ほんとうにアオイの優しさには完敗だ。




