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ずっと手を繋いでいるから、ドキドキしたままな事に変わりはないんだけど。
ニコニコな女の子に手を振って公園を出た。
「このまま帰ったほうがいい?」
「私、アオイくんの隣を歩いても平気?」
「うん。始めから隣を歩いてもいい人は、めるしかいないんだけど」
少しだけ新しい見た目のアオイに慣れてきたような気もするけど、1日一緒にいたら、ちゃんと恋人だって自覚できるのかな。
「眼鏡はそのままがいいかも」
これ以上、カッコよくならないで欲しい。と、心が願ってしまう。
「そう?じゃ、映画とか見に行く?」
「そういえば、見たいやつあったかも」
「じゃーそれ観に行こう」
二人で映画館まで歩いて、私が見たかった恋愛ものの映画を観ることにした。
そういえば、いまの季節はバレンタインだったよね。もう、バレンタインはすぎて3月に入っちゃったけど。
そういえば、券売機の操作も席についてからもずっと手を繋いでいる。
このまま映画を見るのかな?人気の映画だったから、映画館の中央の部分の席は空いていなくて、端の方の二席しかないところの席にした。
映画の内容は、私と同じように高校生が恋愛して恋人になっていく物語だった。
最後の方のシーンで、スクリーンの2人がキスをすると、泣きながら映画を見ていた私の頬の涙をアオイが手で拭ってくれた。そのまま劇場のスクリーンと同じようにアオイが私にキスした時は心臓が止まるかと思った。
頭が真っ白になって固まってしまったけれど、映画は後エンドロールだけから問題はないけど、心臓がバクバクいいすぎてうるさい。
映画を見終わって辺りが明るくなった時になんでキスしたのか聞いてみた。
「さ、さっきのなに?!」
「2時間めるの表情見てたら、いろんな顔するから面白くて、最後のキスシーンでヒロインに感情移入して少し顔つきだすから、キスしてほしいのかと思って」
アオイは、まだ慌てふためいている私の顔を見ながら笑っている。
「人がいる所でキスとか…恥ずかしすぎるぅ」
幸いにも、私の後ろ側に人はいなかったけど、私はうつむいた。
「ごめんごめん。でも、まだ帰りたくないんだけどな」
まだ映画が終わって16時くらいだ。
「小腹すいた?今観た映画の話でもしながら、なんか食べよ」
「うん」




