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まだ魔王討伐に行くのは優秀な幼なじみ達だけだと思っているごく普通の少年の日記【連載】  作者: 日暮キルハ
まだ魔王討伐に行くのは優秀な幼なじみ達だけだと思っているごく普通の少年の日記
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八日目

 今日は、比較的平和な一日だった。

 夜に、こうして自室でランプの灯りに照らされながら、落ち着いて一日の振り返りを記せていることが何よりの証明だろう。


 昨日は結局あれから迷宮内をあいつらに引きずられるようにしながら駆け巡り、ようやく外に出られた頃にはすっかり外は暗くなってしまっていた。


 そんなわけで今日は朝から迷宮内での出来事や成果の報告をするための呼び出しを受け、結論から述べると何の問題もなく無事にそれは終わった。

 というのも、あいつらに喋らせるとろくなことにならないのが目に見えていたので、先手を打って俺が報告する内容や提出する迷宮産の物品を事前にまとめておいたからだ。

 実際、アリスはゴブリンの照り焼きについてのレポートを提出するつもりだったらしいので、事前に止めた俺を褒めてやりたい。


 報告が終わったあとは、宰相からこの先の予定や計画の説明をされた。

 事前に伝えられていたように、今回の迷宮探索の結果をもとに今後の指導方針が固められるらしい。

 そんなわけで明日からしばらく、具体的には四日間の休みになる。

 もっとも、修行とは無縁の俺はどのみち毎日が休みみたいなものなので、大して意味のある話ではないけれど。


 とはいえ、あいつらの都合に巻き込まれて最近はちょっと疲れ気味だ。またあいつらの修行が始まって騒がしくなるまでに、ゆっくり休んで体力を回復しておくべきだろう。

 明日は、昼過ぎまではゆっくり寝ようかな。

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