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★歴史書──歴史についての説明を!

 

 サブタイトルにも書きましたが、今までの人と神との関係についてです。

 ちなみに、アーサーがまだアイネスだった時のお話になります。


 気軽に読んでください!

 読み飛ばしても、何ら影響はないです!


 神が最も大切にしている物は何かと聞かれたら100人中100人が『歴史書 著:フォード』と答えるだろう。

 

 極普通の歴史書が何故そこまで大事にされているのか──それは”著:フォード”の部分にある。

 天界の中での絶対の権力者フォードが書いたもの故、毎月半強制的に全神が読まされるからだ。

 当然、内容に惹かれる部分は一切ない。


 つまりつまらないのだ。

 そんな俺は最近内容を全て覚えてしまって、より一層つまらないと感じ始めた。

 だから今日は自分なりにまとめて暗唱をしようと思う。


~~~


 まず最初は4000年前からだ。


 人類が誕生してから1000年がたち、人類は神の存在に気づいた。

 まあ、気づいたといっても、実際あったこともなければ、話したこともない程。


 しかし、たったそれだけの関係でも自己中心的な考えを好む人間は神に対する様々な考え方を生みだし始めた。

 人間は神に創られた『被造物』だとか、神は何でもできるだとか。

 勝手な想像はそれだけには留まらず、何かいいことがあったら、それは神様のおかげ。

 何か悪いことがあったら、それは神のせい。

 と、神に対する批評まで起こる始末になった。


 要するに人類にとって神は都合のいい存在だった。


 神は人間にそんな扱いをされていても、何かすることもなく、ただひっそりと生きていた。

 それもそのはず。神は『人類の平和 』に自分の存在意義を見出す。

 時折、人間には、神は人間よりも高貴な存在。

 人間の上に立つ存在と考える人がいるが、実際そんなこともない。


 もちろん、神は一人間よりははるかに強い力を持っている。

 だが、それは、人間を力でねじ伏せるためではなく、人類を平和に保つために使われる。


 

 第一にこの時には、神と人間との間には大きな壁があった。

 壁というか、穴といった方が相応(ふさわ)しい──なんせ、神は人間に接触したことがないからだ。もちろんその逆も(しか)り。

 神と人間の間には、大きな穴があるだけで、そこには基盤となる骨組みも、材料もない。

 

 普通、壁ができるのは何らかの接触があって、穴が埋まり、平地になり、互いの考え方の違いや、習慣の違いといった、互いの相違が、引き金となって壁が形成される。

 でもこの時は、互いの存在には気づいているが、どちらかが一方的にとらえるだけで、双方が意図する接触はなかった。


 そのため、何を言っても反論してこない『神』を都合のいい存在として執拗(しつよう)に使い始めた。


 それが出来たのも、人類が、神について全くの無知であったからだろう。

 性別はあるのか? 神は何人いるのか? 神はどれだけ強いのか? 神は何をもってして神と呼ばれるのか? 等々。


~~~


 次に少し飛んで1000年前だ。


 人類は領地や食料を求め争いはじめ、(いくさ)の時代に入る。

 時代の流れに伴い、各地で、争いが激化した。


 神は、人々から必要とされ始めた。

 人類から祈願され、時には争いの仲裁をすることも──と、いっても平和を保つという神の務めを果たしたまで。

 

 それに、仲裁とは言ったものの、争いの中に入って物理的に介入したり、何か力を使ったわけではなく、ただ一国の国王やらお偉いさんやらに神のお告げとして、忠告をしたまで。

 

 まあ、見方を変えれば一種の脅迫としても見て取れるが・・・。

 もっとも、何より、人類の発展と平和のために。


 その甲斐(かい)あってか、人類と神との信頼(つながり)はより深まった。

 それゆえ、神と人間との間にあった、大きな穴も少しずつだが埋まり始めた。


 さらにこの時に神と人間のつながりはより一層、深まることとなる。

 正確には、そんな役職が登場する。

 それが『祭司(さいし)』や『預言者(よげんしゃ)』だ。


 それらの職業は、神の啓示(けいじ)を受け、それを信託(しんたく)として人類に伝えることを主とする。

 簡単に言えば、神と人類の仲介者だ。



 そんなこんなで、神と人間との関係は水魚之交(すいぎょのまじわり)と化した。


---


 そこからというもの、人と神との繋がりは広がり続けている。

 その結果、今に至るのだ。

 いつかの楽しさはどこへやら・・・。



 読んでくださりありがとうございます!

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