表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/4

エピローグ!

あれから慌ただしい日々が続いた。


自分で招いた事とはいえ、国のトップとしてやる事は盛りだくさんだった。


王妃教育のお陰で、仕事は出来たが量が多く、文官の数を増やして対応した。


クズ貴族を一掃した事で、民の暮らしは向上し税収も右肩上がりにはなったが、3年もの月日が過ぎ、シオンは20歳になっていた。


「女王陛下!そろそろお決めになられたらどうですか?」


側近に言われて、今まで目を反らしていた現実を受け入れた。あの時、援軍に来てくれた二人の王子から求婚されているのだ。


オリオンは第2王子で、国は兄が継ぐので大丈夫とのこと。一方、帝国の皇太子のベガはシオンの為ならばと、皇太子の座を弟に譲って婿養子になっても良いと言ってきた。


どちらも大事なお隣さんであり、片方を選べはもう片方に角が立つとの事で決められずにいたのだ。


「シオン嬢、本日からここに住まわせて頂きますオリオン・シリウスです!よろしくお願い致します!」


「シオン女王陛下、本日よりここに住まわせて頂くベガ・アルタイルです。お仕事のサポートをさせて頂きます!」


えっーーーーーーーー!?


どうなってるのよーーーーー!!!!!?



隣国がと言うより、シオンの周囲が寝る間を惜しんで働くシオンを心配し、早く伴侶を決めようと画策した結果である。


本来であれば隣国には見せてはいけない書類もあるのだが、隣国の王子ともあり仕事が出来る王子達だった。しかし困った事も出てきたのだ!


「ああ、シオン嬢………こんなに手が荒れて可愛いそうに」


そう言いながらシオンの手を握りながら手の甲にキスをしてくるオリオン。そして、高級なハンドクリームを両手で優しく塗り込む仕草に、シオンは顔を真っ赤にしてもう大丈夫です!と声をあげるも、5分以上マッサージされるのだった。


次に─


「シオン女王陛下!顔色が悪いですよ!また徹夜で仕事しましたな?」


そう言って、シオンをお姫様抱っこをして寝室へと無理矢理に運ぶベガだった。


ベットに寝かせたシオンに、軽く頬っぺにキスをして、続きは気持ちが決まってからな?と、シオンぎゅっと目をつぶると帰っていくのだった。


シオンはその度に、顔を真っ赤にしてあわあわする姿がとても可愛くて、二人の王子達はその姿を見る為に、シオンに迫るのだった。

普段は仲の悪い二人のだがシオンの事になると息が合い、時々一緒にシオンに迫る時も出てきたのだ。

シオンの精神が持たなくパンクして倒れる姿も、日課になりつつなる風景でした。



世継ぎが出来るのも近いかも知れない。

(逆ハーで二人とも婿にしちゃえと思いました)




Fin








愚者の声

「ここまでお読み頂きありがとうございます!」


連載中の異世界物の小説もよろしくお願い致します!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ