↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
29/32

キノコの炊き込みご飯

「ぎぃ!わたくしムルムルは、炊《た》き込《こ》みご飯《はん》を食べたい気分です!!」


「うんうん。何の具材《ぐざい》がいいかなぁ?」


「そろそろ秋《あき》。キノコがいっそう美味しいはずです」


「分かったよ。探して来る」


 ギフト君は森山《もりやま》に入り、普通のキノコを探します。


 岩場の陰《かげ》や、木の幹《みき》、地面《じめん》に食べれるキノコがはえています。


「まいたけ~、しーめじ、し・いったけー♪オーケー」


 さてさて、帰って来たギフト君はさっそくお料理を開始《かいし》。



 まず、お米を洗います。釜《かま》のメモリを均《なら》した米表面《こめひょうめん》から一合上《いちごううえ》ほどまで入れる。


 だしの素、料理酒、みりん、醤油《しょうゆ》を入れて軽《かる》く混《ま》ぜる。


 キノコの石突《いしず》きを取ってほぐし、釜に入れる。


 炊飯器《すいはんき》をセットして、炊飯《すいはん》スイッチを押《お》す!!



 ―

 ――――・・・無事《ぶじ》に炊飯ができたよ!!


 炊飯器のフタを開けると、良い香りがいっぱい出てきました。


「うわー、しあわせ~♡」


「いいにおいがぷんぷんしますね!!」


「ムルムル、ぷんぷんは、多分くさい時に使う言葉《ことば》だよ」


「あれ?そうなの?気をつけーる!!」



 そこに、小さな人魚《にんぎょ》、ベニーレのカエデとヤナギが大声《おおごえ》を出します。


「どうしたんでしょう?」


「どうしたの?」


 喋れないカエデとヤナギは、一生懸命《いっしょうけんめい》、口を示《しめ》しています。


「もしかして、食べたいの?炊き込みご飯?」


 カエデとヤナギは大きく何度もうなずきました。


「うーん・・・少しなら、いいかな?」


「きっとだいじょーうぶ」



 テーブルの上に、ギフト君とムルムルの分のお茶碗に入ったキノコの炊き込みご飯があります。


 ギフト君は小さな「おにぎり」を作って、カエデとヤナギに渡しました。


「はい。ごはん」


 嬉しそうに水面《すいめん》から上半身《じょうはんしん》を出しているベニーレたちは、おにぎりを食べました。


「美味しい?」


「《あー・・・がと》」


「なんだって?」


「《あー・・・が、っと》」


「ちょっと喋《しゃべ》れるようになってきてるー!!ムルムルー!!」


「聞《き》きましたよ、聞きました!!たしかーに!!ありがとうを言おうとした!!素晴《すば》らしいよ、カエデとヤナギ!!」



 きゃっきゃと笑うベニーレたちをほめたあと、ギフト君とムルムルはお食事《しょくじ》。



「そう言えばムルムル。おにぎりを小さくしたら、「こむすび」だと思う!!」


「素晴らしいですね。何かの決《き》まりで分かる気がする!!」


「うんうん。いただこう?」


「オーケー。いっただきまーす」


「うん・・・あ、おいしーい」


「美味しいなぁー♡ありがとうです、ギフト♪」


「いいんだ、いいんだ」



 こうしてギフト君とムルムルは、


 秋《あき》を手前にして美味しい炊き込みご飯をいただきましたとさ。


 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。