表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/102

35 パーティー

清水天位の家でちょっとした仲間内のパーティーをやるとの事で、静と杏と俺と牧野がご招待された。

堅苦しいパーティーじゃないので服は何でも構わないとの事だったが、一応ジャケットで行く事にする。


新百合ヶ丘駅を出てすぐの万福寺に清水邸はあった。

杏と牧野は先に一緒に行ってるので静と2人で来た。

インターホンを鳴らし中へ入るよう案内された。


「おじゃまします」

部屋のドアを開けると


パン!   パパンー!


クラッカーの弾ける音がし「結婚おめでとう!」と声があがる。

にこにこ笑う清水天位とそのご家族、社天位と彼女、杏と牧野が居た。 

かなりびっくりした、この優しいサプライズで静はえぐえぐしてる。

静と2人で皆にお礼を言って席に座る。

奥様の綾子さんと杏と社の彼女麗子さんで準備をしてくれたそうだ。

(社は先月、麗子さんと婚約したそうだ。穏やかで優しそうな人だ)


それぞれが得意な料理を使ったのがとても面白い。

麗子さんはベーコンを使った肉じゃがだ。

社の大好物になったそうできっちり胃袋を掴まれている。確かにコレは絶品で思わず唸った。ベーコンかなりいける。


サイコロ型ベーコンと薄切りベーコンを使っているのだが、この食感の違いがもうたまらなくうまい!静も目を輝かせレシピを聞いている。


杏はお得意のバラ肉チャーシューと煮卵だ。たまにお裾分けでウチの食卓にもならぶ。

ポイント第1は肉選びだそうだ。

イベリコ豚で脂とのバランスと肉質をしっかり吟味する。

肉を選んだら紐で煮崩れ無いように縛り、フライパンでニンニクとちょっとの生姜で焼き色をつけ、煮る時に一緒に青ネギを入れるのが第2ポイントだ。


肉が完成したら煮汁にゆで卵を入れて完成だ。コレも安定の絶品さだ。普通の店では太刀打ちできない。と言うよりこれよりうまい焼豚を食べた事が無い。焼豚丼の専門店を開いて食って行けるレベルだ。

(杏に言うと調子にのりそうなので言わないが・・・)


スープは綾子さん特製のコンソメだ。

具は何も入っていないがコレは究極のスープでは無かろうか?綾子さん恐るべしである。静も絶句している。


食後は綾子さん特製のタルト・タタンを頂いた。

味はもちろん色艶が素晴らしい。

本気で何処の店のか聞いてしまったぐらいだ。

「まぁ、工藤さんはお上手ね!」っと言って笑っていたが、いやいやタルト・タタンはなかなか難易度が高いスイーツと聞いている。 

このレベルはちょっとおかしい。元プロか?何者なんだろう?

「綾子に胃袋掴まれてます」っと清水天位は笑っているが本当の事だろう・・・


女性陣は集まって静の指輪とネックレスを見て盛り上がっている。綾子さんの指輪も見せてもらっているらしく『いやぁー!かわいい!』っと声が聞こえる。


我々は2人の天位に今回の北海道の任務についての疑問点をぶつけてみた。

「うん、ちょっとそれは思ったよ」(やしろ)天位は即答する。


「4人行った方が良いのでは?っと言う意見が上層部でもあったようだが、我々は京都の東大寺と伊勢神宮に最近出て取り逃してる、吹返(ふきかえし)らしき個体の捕獲・調査に行っちゃうからね」

「ちょっとアイツら厄介だねレジスト7じゃあ、ちょっとキツいもんね」

「アドバイスも「何かあったら逃げろ」としか言えないな。神1のほうが実物と遭遇してるからわかるんじゃ無い?」

「いえいえ、わからないです!お言葉通り何かあったら即離脱します!」


4時間ぐらいして会はお開きになった。

皆から結婚祝いを頂く。

もう、ほぼほぼ一緒に暮らしているから必要な物も無いだろう。と言う事で災害時用簡易トイレと防災グッズをプレゼントされた。

コレはマジでありがたい!

簡易トイレは絶対に必要な防災グッズなのに、意外と買わないから素晴らしいチョイスだ。

綾子さんの案らしい。

(綾子さん何者なんだ?天才か?なんか凄いぞ?)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ