32 10月昇段試験
指輪お披露目の翌日からは、10月の昇段試験の準備がとにかく忙しかった。
バタバタしながら何とか昇段試験日を迎えた。
審査は中目録、8時から始まる。
前の世界の5段・6段に相当する。
畳表1枚巻き土壇切り、竹2本左右の袈裟切りと切り上げ、ランダムに配置した立ての畳表5箇所と土壇5箇所合計10個を15秒で切りぬける。
その後は防人との試合形式2本と言うスケジュールだ。格闘技者は吊るし20個のサンドバッグをパンチとキックを2発づつ15秒で抜ける。
サンドバックにパンチ、キックのダメージを計れる機械が埋められているので、規定数値をクリアしないと不合格だ。
その後は防人の試験となる。
前の世界の6段・7段になる。
コレに合格すると0種国家公務員となる。
かなり誉との事だ。
受験にあたって、個人討伐数が必要になる。
軟種型12体以上
硬種型5体以上
(変種型は硬種型にカウントされる)
防人は畳表を切らず、オリの硬種型の外装と同等の硬度の樹脂を切る。
ランダムに置いた立て置きと5箇所、横置きを5箇所、
立てた軟種型樹脂を10本。合計20個を25秒で切る。
あとは免許皆伝者との2本の立ち合い。
格闘技者も20個のサンドバックを25秒。2発づつ規定のダメージを与えないと不合格だ。規定値は中目録より高い。
中目録は2500人ぐらい受けて、ざっと170人ぐらいの合格者だ。
だいたい7%の合格率だ。
防人は950人の受験者で今のところ、合格9人と1%を割っている。
たぶん最終的には20人程度だろうとの事だ。
最終の合格率は2%ぐらいか?
(向こうの世界の大型自動二輪の一発試験の合格率並みだな!)
大型自動二輪が教習所で免許が習得出来るまでは、試験場でのぶつけ本番試験のみであった。
陸を走る物の免許で最難関と言われた免許である。
試験を10回も落ち牢名主のように威張っている受験者が何処の試験場でも居だそうだ。
偉そうにアドバイスをするのだが、そのアドバイスを受けても落ちるそうだ。
あたり前である・・・だからソイツは落ちてるのだ。
工藤は3回で合格した。100人近く受験者がいて合格者は2名だった。ふと、合格発表の時の牢名主の泣きそうな顔が目に浮かんだ・・・
9月の時と同様、
23時59分で会場を締めた。
これで本年度の昇段審査会は終了となった。
戸締りをして25時に会場を後にし帰宅した。
明日は振替休日になる。




