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玄武and関雷雨VSトリスカ王国 part1

 *


 玄武達がドワーフ村に到着した。 そこは、 直後、 ヴァイキング風の男たちが襲い掛かって来た。 すぐさま、 アーサーが剣を抜き、 横一文字に斬り捨てた。


「やるな~」


 玄武がバルディッシュを【転移】した。 そして、 視界に入った敵兵を次々に斬り倒した。


「木材伐採じゃ!」


 奴らは、「キジャ!」「ナイ!」と変わった叫び声を上げた。 その後、 2人は敵兵を殲滅した。


「ほほぉ~やりますねぇ」


 ダイヤは2人を見て感心していた。


「見てないで働いてください」


 アーサーがダイヤにそう告げた。


「はーい! さて、 ドワーフの面々は何処に……」


 ダイヤは辺りを隈なく探した。 辺りに10人の死体が転がっていた。 民家の中に怯える男のドワーフがいた。


「せ……関雷雨か……」


 彼は安心したのか、 力がスッと抜けた。


「おい! どうした?」


 玄武が近寄ろうとしたが、 ダイヤが静止した。


「他の奴らはどうした……」


「10人ぐらい死んでた」


「10人か……残りは生き残ったのか?」


 このドワーフ村の総人口は60人、 ここより少し北に大きめの集落がある為、 そちらに避難したのだろう。


「全員避難したよ~」


 気配もなくベリルが3人の背後に現れた。 どうやら、 彼女がドワーフたちを避難させたようだ。


「ベリル! 何でここに!?」


「任務ですよ、 先輩」


 ベリルの任務はドワーフ救援だったが、 敵の数が多すぎたため、 トランシーバーで他のメンバーに助けを求めたのだ。


「数が多すぎて大変だったんですよ~」


「よくやった! 君は90点!!」


 ダイヤが急に甲高い声を上げた。


「何の数字ですか?」


 ベリルが思わず首を傾げた。


「とりあえず、 そこのおっさん連れて行こう!」


 ダイヤとベリルがドワーフを連れて【転移】した。


「……俺ら置いて行かれたね~」


 玄武はこんな時でもおっとりしていた。


「ですね~」


 直後、 2人は頭を抱えながら辺りをグルグルと回り始めた。


「何してるんですか? 2人共」


 クロコが後ろからスッと現れた。


「あっ……何とかなったぞ」


 2人は走り回るのを止めた。


「あの~置いて行かれまして……」


「私が連れて行きましょう……お体に触りますよ……」


 クロコが2人に手を当て、【転移】した。 その先は、 ダイヤ達のいるのどかな集落だった。 ここは温厚な人が多く、 関雷雨とも交流がある為、 とても安全だ。


「遅いじゃないですか!」


 ベリルが悪びれる様子もなく手を振った。


「知らん場所に置いて行くな馬鹿!!」


 玄武達は急に置いて行かれたため、 2人を咎めた。


「ごめんごめ~ん!」


「完全に忘れてた」


 2人はフレンドリーに謝罪した。 そんな中、 集落の人間が荒い息を上げながら話かけてきた。


「関雷雨の皆さん! トリスカがこちらにも攻めてきました!」


 彼が奥に指を指すと、 玄武達が現場へ向かった。 そこには、 罪のない一般人の欠損死体が転がっていた。


「イヒヒ……無抵抗の一般人を殺すのは気持ちいいぜ!」


 20人のヴァイキング風の男たちが一般人を虐殺していた。 そう、 奴らがトリスカ王国の兵士なのだ。 直後、 ダイヤは薙刀をベリルはベレッタm9と言う拳銃とサバイバルナイフを【転移】し、 スタートを切った。


「カタギに手を出したから-100点!」


「仁義外れが、 廃材となるがいい」


 一瞬で奴らを斬り刻んだ。 その間を、 クロコが飛び込んで来た。 刹那、 敵兵2人の心臓を貫いた。


「もっと筋肉を鍛えなさい」


 慢心している彼女に、 3人の敵兵が斬りかかった。 その時、 彼女の体から火花が飛び散り、 ボロボロと崩れ落ちた。


「あら? 壊れちゃった」


 なんと、 化けの皮が剝がれたジョーカーが笑みを浮かべながら姿を現した。 次の瞬間、 彼女は巨大な剣鉈を【転移】し、 たった一振りで3人を両断した。


「すげぇ……」


 玄武が啞然とした表情でボソッと呟いた。


「弱すぎる……プロテインを飲みなさい」


 ジョーカーは一薙ぎで10人の首を刎ね飛ばした。 彼女たちが強すぎたため、 数分で敵は壊滅。


「さて……どうする? ジョーカー」


 ダイヤがそう聞くと、 彼女は笑みを浮かべた。


「勿論! 今すぐトリスカを滅ぼしましょう!」


「誰か呼びます?」


 ベリルは応援を呼ぶか聞いた。


「ガラナとルフナ、 レモンをお願いできる?」


「承知しました」


 ベリルは【転移】で3人の元へと向かった。


「あなたたちはどうします?」


 ジョーカーが玄武達を誘った。


「せっかくだし、 ついて行くよ」


「色々と学ばせてもらいます!」


 2人はその誘いに乗った。


「では、 ヤサを盗りに行きましょう……」


 ジョーカーが3人を何処かへ案内した。 そこは、 この辺を根城としている山賊のアジトだった。


「こんにちは! 関雷雨で~す」


 ジョーカーが正面から堂々と現れた。


「なんだ!」


「カチコミか!」


 山賊は武器を構えたが、 秒で断ち切られた――レベルが違いすぎる。


「近くにあったので潰しました」


「ヤバすぎだろ!」


 玄武がツッコミを入れた。


 ジョーカーが近くにあった机にこの国の地図を広げた。


「今からここを攻め落とします」


 ジョーカーが地図上の城に指を指した。


「この場にいるメンバーで城内へ突撃……他のメンバーは囮にします」


 ベリル達が揺動で、 玄武達は城内へ進入し王を打ち取る。


「メルビレイが突ってくるかもしれません……」


 そう、 同盟国であるメルビレイ王国が援軍を転移魔法で送ってくる――短期決戦で済まさないとこちら側の被害が大きい。


「そうだね! 今からベリルに連絡するね!」


 ダイヤがトランシーバーを手に取り、 壁の隅へと向かった。


「メルビレイって?」


 玄武は首を傾げた。


「かなり東の方にある強国です……」


「まぁ何とかなるでしょう!」


 あまり緊張感の無い発言にジョーカーはため息をついた。 直後、 ベリルが3人を連れて【転移】してきた。


「お待たせしました~」


「じゃあ! 作戦を伝えるね!」


 ジョーカーが一通り作戦を伝えると、 全員が現場に【転移】した。


(気楽に行こうぜ! 気楽に)


 いつも通り、 玄武はのんびりとしていた――だが、 最悪な事にこの後、 とんでもない敵と遭遇する。


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