玄武and関雷雨VSトリスカ王国 part1
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玄武達がドワーフ村に到着した。 そこは、 直後、 ヴァイキング風の男たちが襲い掛かって来た。 すぐさま、 アーサーが剣を抜き、 横一文字に斬り捨てた。
「やるな~」
玄武がバルディッシュを【転移】した。 そして、 視界に入った敵兵を次々に斬り倒した。
「木材伐採じゃ!」
奴らは、「キジャ!」「ナイ!」と変わった叫び声を上げた。 その後、 2人は敵兵を殲滅した。
「ほほぉ~やりますねぇ」
ダイヤは2人を見て感心していた。
「見てないで働いてください」
アーサーがダイヤにそう告げた。
「はーい! さて、 ドワーフの面々は何処に……」
ダイヤは辺りを隈なく探した。 辺りに10人の死体が転がっていた。 民家の中に怯える男のドワーフがいた。
「せ……関雷雨か……」
彼は安心したのか、 力がスッと抜けた。
「おい! どうした?」
玄武が近寄ろうとしたが、 ダイヤが静止した。
「他の奴らはどうした……」
「10人ぐらい死んでた」
「10人か……残りは生き残ったのか?」
このドワーフ村の総人口は60人、 ここより少し北に大きめの集落がある為、 そちらに避難したのだろう。
「全員避難したよ~」
気配もなくベリルが3人の背後に現れた。 どうやら、 彼女がドワーフたちを避難させたようだ。
「ベリル! 何でここに!?」
「任務ですよ、 先輩」
ベリルの任務はドワーフ救援だったが、 敵の数が多すぎたため、 トランシーバーで他のメンバーに助けを求めたのだ。
「数が多すぎて大変だったんですよ~」
「よくやった! 君は90点!!」
ダイヤが急に甲高い声を上げた。
「何の数字ですか?」
ベリルが思わず首を傾げた。
「とりあえず、 そこのおっさん連れて行こう!」
ダイヤとベリルがドワーフを連れて【転移】した。
「……俺ら置いて行かれたね~」
玄武はこんな時でもおっとりしていた。
「ですね~」
直後、 2人は頭を抱えながら辺りをグルグルと回り始めた。
「何してるんですか? 2人共」
クロコが後ろからスッと現れた。
「あっ……何とかなったぞ」
2人は走り回るのを止めた。
「あの~置いて行かれまして……」
「私が連れて行きましょう……お体に触りますよ……」
クロコが2人に手を当て、【転移】した。 その先は、 ダイヤ達のいるのどかな集落だった。 ここは温厚な人が多く、 関雷雨とも交流がある為、 とても安全だ。
「遅いじゃないですか!」
ベリルが悪びれる様子もなく手を振った。
「知らん場所に置いて行くな馬鹿!!」
玄武達は急に置いて行かれたため、 2人を咎めた。
「ごめんごめ~ん!」
「完全に忘れてた」
2人はフレンドリーに謝罪した。 そんな中、 集落の人間が荒い息を上げながら話かけてきた。
「関雷雨の皆さん! トリスカがこちらにも攻めてきました!」
彼が奥に指を指すと、 玄武達が現場へ向かった。 そこには、 罪のない一般人の欠損死体が転がっていた。
「イヒヒ……無抵抗の一般人を殺すのは気持ちいいぜ!」
20人のヴァイキング風の男たちが一般人を虐殺していた。 そう、 奴らがトリスカ王国の兵士なのだ。 直後、 ダイヤは薙刀をベリルはベレッタm9と言う拳銃とサバイバルナイフを【転移】し、 スタートを切った。
「カタギに手を出したから-100点!」
「仁義外れが、 廃材となるがいい」
一瞬で奴らを斬り刻んだ。 その間を、 クロコが飛び込んで来た。 刹那、 敵兵2人の心臓を貫いた。
「もっと筋肉を鍛えなさい」
慢心している彼女に、 3人の敵兵が斬りかかった。 その時、 彼女の体から火花が飛び散り、 ボロボロと崩れ落ちた。
「あら? 壊れちゃった」
なんと、 化けの皮が剝がれたジョーカーが笑みを浮かべながら姿を現した。 次の瞬間、 彼女は巨大な剣鉈を【転移】し、 たった一振りで3人を両断した。
「すげぇ……」
玄武が啞然とした表情でボソッと呟いた。
「弱すぎる……プロテインを飲みなさい」
ジョーカーは一薙ぎで10人の首を刎ね飛ばした。 彼女たちが強すぎたため、 数分で敵は壊滅。
「さて……どうする? ジョーカー」
ダイヤがそう聞くと、 彼女は笑みを浮かべた。
「勿論! 今すぐトリスカを滅ぼしましょう!」
「誰か呼びます?」
ベリルは応援を呼ぶか聞いた。
「ガラナとルフナ、 レモンをお願いできる?」
「承知しました」
ベリルは【転移】で3人の元へと向かった。
「あなたたちはどうします?」
ジョーカーが玄武達を誘った。
「せっかくだし、 ついて行くよ」
「色々と学ばせてもらいます!」
2人はその誘いに乗った。
「では、 ヤサを盗りに行きましょう……」
ジョーカーが3人を何処かへ案内した。 そこは、 この辺を根城としている山賊のアジトだった。
「こんにちは! 関雷雨で~す」
ジョーカーが正面から堂々と現れた。
「なんだ!」
「カチコミか!」
山賊は武器を構えたが、 秒で断ち切られた――レベルが違いすぎる。
「近くにあったので潰しました」
「ヤバすぎだろ!」
玄武がツッコミを入れた。
ジョーカーが近くにあった机にこの国の地図を広げた。
「今からここを攻め落とします」
ジョーカーが地図上の城に指を指した。
「この場にいるメンバーで城内へ突撃……他のメンバーは囮にします」
ベリル達が揺動で、 玄武達は城内へ進入し王を打ち取る。
「メルビレイが突ってくるかもしれません……」
そう、 同盟国であるメルビレイ王国が援軍を転移魔法で送ってくる――短期決戦で済まさないとこちら側の被害が大きい。
「そうだね! 今からベリルに連絡するね!」
ダイヤがトランシーバーを手に取り、 壁の隅へと向かった。
「メルビレイって?」
玄武は首を傾げた。
「かなり東の方にある強国です……」
「まぁ何とかなるでしょう!」
あまり緊張感の無い発言にジョーカーはため息をついた。 直後、 ベリルが3人を連れて【転移】してきた。
「お待たせしました~」
「じゃあ! 作戦を伝えるね!」
ジョーカーが一通り作戦を伝えると、 全員が現場に【転移】した。
(気楽に行こうぜ! 気楽に)
いつも通り、 玄武はのんびりとしていた――だが、 最悪な事にこの後、 とんでもない敵と遭遇する。




