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大浴場にGO

 場面は戻り、 3人は大浴場の前にいた。 そこは、 木製の引き戸に男湯と書かれている青色の暖簾が吊り下げられていて、 女湯は暖簾が赤色だ。


「2人共! 先に入るね!」


 エメラルドが女湯に入って行った。 それに続く様に2人は男湯に入った。 ロッカーがいくつか並んでいて、 奥に新品のボディタオルとバスタオルがいくつも用意されていた。 2人は一枚づつ取って、 バスタオルはロッカーに入れた。


「はぁ……やっと休める……」


 玄武はため息をついて服を抜いだ。


「そんなに疲れたのか?」


 青龍も服を脱ぎ始めた。


「色々と大変だったよ……関雷雨と一緒に国滅ぼしたり……」


「サラッと凄い事言ったな、 お前」


 青龍が脱いで腰にタオルを巻くと玄武が下半身を見つめた。


「なぁお前のアレ見せろよ! 」


「はぁ? バカ!」


 青龍と玄武が取っ組み合いをした。


「俺のも見せるから……」


「え?」


「同じくらいだね」


「だな……てか早く入るぞ」


 2人は引き戸を開け辺りを見つめる。 公衆浴場は露天風呂の様になっていて濃い湯けむりが立っていて奥の方は見えない、 竹で作られた仕切りがあって女湯は見られない。 端の方にシャワーがいくつかあってそこで青龍と玄武は体を洗った。


「此処サウナある?」


 玄武は体を洗いながらそう質問した。


「あるよ~」


 青龍は髪の毛を洗いながらそう返答した。


「亀吉~あの2人何て言うの?」


 青龍は玄武にそう聞いた。


「三つ編みはジルコン、 ロングはサラキア」


「変わった名前だな~」


 青龍は髪を洗い終え、 湯船に浸かった。 後から、 玄武も湯船に入る。


「サラキア~髪洗ってあげる!」


 ジルコンがサラキアの髪を洗う音が聞こえた。


「自分で洗える!」


「サウナ入るね~」


 エメラルドがサウナに入る音が聞こえた。


「俺らもそろそろ入るか!」


 青龍がそう提案すると、 2人は湯から出てサウナに入った。


「あれ……ここ水風呂ある?」


 今更だが玄武が問いかけると。


「あっ……ないかも」


 青龍が答えると、 2人は焦り始めた。


「とりま10分ぐらい待つか!」


 10分ぐらいすると2人はサウナから出てを水風呂を探すが――外気温度が寒すぎたため、 整う通り越して寒い様だ。


「サミィ! 風呂に戻るぞ!」


 青龍が全力疾走で湯船に飛び込んだ。 玄武は寒さに耐性がある為、 ゆっくり入って行った。


「水風呂……サウナの隣にあったわ」


 まさかの水風呂はサウナの隣にあった。 しかも、 水風呂の隣には和風な立て看板が立っていた。 それには「サウナから出た後は必ず体を洗ってから入れ。 洗わず入った奴はこの温泉出禁」と書かれていた。


「あっ……シャワー浴びるの忘れてた」


「大丈夫だろ」


 玄武は心配していないようだったので、 2人はくつろいで湯船から出た。 使い終わったタオルは、 脱衣所に設置されている専用の箱に入れた。 彼らは体を拭き、 着替えて自室に戻った。


「あ~疲れた」


 青龍は床に就こうとしたが、 浴衣を着たエメラルドがダイブして来た。


「ちょっとエメちゃん!」


「う~ん大好き」


 エメラルドが青龍を抱きしめる。


「はいはいありがとう……」


()()()()()じゃない! ()()()って言って……」


「はーい大好きですよ」


 青龍はエメラルドを優しく抱きしめた。


「蛇之~」


 玄武が青龍の部屋を訪れた。


「どうした?」


 青龍がドアを開けた。


「飲み物買いに行こうぜ!」


「いいぜ!エメちゃんも行こう!」


 青龍がグットサインをすると、 3人は飲み物を買いに行く。


「おーいお前ら~」


 麒麟が3人に話しかけた。


「竜馬じゃん! どうした?」


「蛇之~飲み物奢って~」


「仕方ないな~」


 青龍はお金を取り出した。


「てか、 ここ売店あるの?」


 青龍が麒麟にそう聞くと――


「あるよ~大浴場の隣に」


「あったんだ……」


 それから4人は話しながら売店へと向かった。


「竜馬、 ここに飲食店ある? 」


 玄武が麒麟にそう質問すると。


「エントランスを曲がった先にあるよ~今は閉まっているけど」


「お兄ちゃん!」


 浴衣を着たルキナが青龍に近づいた。


「はいはいどうしたんですか? 」


 青龍は首を傾げた。


「あれ買って」


 ルキナは売店にあるお酒に指を指した。


「ダメです」


「おい蛇之!」


 大浴場から浴衣を着た智和が出てきた。


「蛇之! ビール奢ってくれ!」


「何でお前まで酒を?」


「焼肉奢ってあげたのに?」


「いやそうじゃなくて、 お前いくつだよ?」


「18歳!」


「はいダメです! ジュースにしなさい!」


「ねぇ」


 浴衣を着た白虎と朱雀が青龍に近寄った。


「飲み物奢って」


 白虎が詰め寄った。


「ヤダ!」


「昼飯を奢った」


「はい……わかりました」


「おい、 私にも奢れ」


 同じく朱雀も詰め寄って来た。


「病院代ですか?」


「そうです」


「終わった」


 青龍は絶望した表情で顔を上に向けた。


「わかったよ! 今日は俺の奢りだ! ただし、 酒は買わねぇから」


 青龍が承諾すると、 その場に居た全員が歓喜を上げた。 幸いな事に、 全員水だけ買ったので思ったよりお金がかからなかった。 その後、 全員自分の部屋に戻り、 ルキナとルナが青龍の部屋に入り、 玄武の部屋にジルコンとサラキアが入った。


 さて、 明日はどうなる事やら――

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