孤児たちの物語
とある孤児院で植物図鑑を読んでいる少年がいた。 彼の名前は青柳 蛇之、 1月8日生まれの10歳児。 特徴はサラサラしたショートヘアーで目と髪が緑色。 服装は孤児院で支給された長袖長ズボンの青い縦線が入った白地のパジャマを着ている。
9歳の頃、 父と母と弟を交通事故で亡くし、 葬儀後――彼はとある殺人事件を起こして指名手配犯となってしまった。 その後、 彼は追われる身となりながら葉っぱや蛇やトカゲの様な小動物や時には人間の死骸を食べながら逃亡生活を送っていた。 そんな中、 運よく孤児院を見つけて入院できた。
徐々に環境に慣れてきて色んな人と話し始めた。 その中でも一番仲が良かったのは亀吉と竜馬。
亀吉の特徴は、 黒髪ショートヘアーの黒目、 12月11日生まれの11歳。
竜馬の方は、 髪型と目の形は蛇之と同じだが、 髪と目の色は金色――4月4日生まれの11歳。
彼らと仲のいい女の子が2人、 1人目は白樺 猫都と言い、 特徴は白髪銀眼のショートヘアーで髪が乱れてる男勝りなかわいい子、 こっちに来る前は空手をやっていた様だ――9月15日生まれの11歳。
2人目は綺麗な赤髪赤眼のポニーテールの美少女、 名前は赤藤 雀。 この歳で医学に精通しているため、 怪我をした他の孤児の治療をしている――噂ではこの歳で医者になったとか。誕生日は5月5日の11歳。
彼ら以外の友人は全て死んでしまった。 なぜなら、 この世界の日本は富裕層による快楽殺人が認められているため、 すぐに死んでしまう。 次の日に友達が死んでいたなんてよくある事だ――とはいえ、 学校などの教育機関は機能している。
そのため、近くの女子高から課外活動として2人の生徒がよく遊びに来るのだが、 その2人はもう見てない。
ここを経営している院長はスタイル抜群でとても美人。 髪型はロングで、年齢は19歳の大学生で鈴谷 昇子と言う。 ここの運営費は彼女の親の会社が出している。
ある日、 白人の女の子が入院して来た。 特徴は薄い金髪のロングヘアで髪は少し乱れている。 目の色は黒色で白目がない。 服はボロボロで麻袋の様にボコボコしている。
「は…初めまして……エメラルド・メイデンヘアー・ツリーボアです!」
彼女が怯えながら自己紹介をする。 その場に居た全員は拍手で迎え入れた――その行動が彼女の心を癒した。
「みんな~仲良くするように!」
院長の一声で他の孤児が「はーい」と返事をした。
「エメラルドちゃん一緒に遊ぼ!」
猫都が声を掛けた。 だが、 無反応だった。
「あら~どうしたの~」
雀が後ろからエメラルドの頬をぷにぷにと触った。
「かなり細いね……ちょっとお粥持って来て!」
雀が蛇之にそう言うと、 すぐさま食堂へ向かいお粥を持って来た。
「はーい! 口開けて!」
蛇之がエメラルドにお粥を食べさせた。 すると、 少し表情が和らいだ。
「美味しい! もっとちょうだい!!」
「ハイハイ…おかわり持ってきますよ」
「うん!お願いね!」
それから月日が経ち、 エメラルドは蛇之に懐いていた。
「お兄ちゃん!」
そのうえ、 ”お兄ちゃん„とまで呼ぶようになっていた――1人で寂しかったようだ。
「ちょっとエメちゃん! ここではお兄ちゃんって呼ばないで! 恥ずかしいから…」
「イヤだ」
エメラルドは蛇之の背中に抱き着く。
「あーもうそれでいいや……」
蛇之は呆れた様な声を出したが、 嬉しそうに微笑んだ。
「と言う事で! エメはお兄ちゃんの妹です!」
「え?はぁ!?」
蛇之の背中に冷たい感覚が走る。 それと同時に頬が赤くなる。
「あー顔赤いよぉ!!」
「う……うるせぇなぁ!!」
その会話を見ていた竜馬と亀吉は「ヒューヒュー」と冷やかした。
「おっ…お前ら……」
その後、 4人は楽しそうに笑っていた。
それから、 この6人で楽しく過ごしていた――時には蛇之の植物が枯らされたり、 イカレタ殺人鬼と遭遇する事もあったが無事明日を過ごしてる。
こんな畜生道にも一輪の花が咲いていたが、 この日枯果てた。
――12月31日 12時00分 曇り 少し暗い ――
研究施設に6人の孤児がバスで連れてこられた。 そこは医療センターの様な構造をしている人体実験施設だ。 中はグルタラール製剤の臭い――いわゆる病院の臭いが立ち込めていた。
* * *
実験施設アーク:日本政府直轄の研究施設でそこでは数々の人体実験がおこなわれており、 多くの犠牲を出した。
前々から計画していたハルキバニア国との戦争を終わらせるため最終兵器の製作を行っている。 作り方はガイドストーンと呼ばれるひし形で金色の水晶に透明な液体が入っている。 それに入っている液体を注射器で吸い出し被験者の体内に注入するそして10秒待てば完成する。 ただし、 条件が合わないと絶対死ぬ――そのうえ、 条件自体がわからない。
* * *
噂では、異界から来た怪物たちがこの世界で死に、 灰と化した――一人の研究者がその中に手を入れガイドストーンと注射器2本見つけたが、 研究者の手は黒く変色しレンガの様にボロボロと崩れた。 それから数時間後、 研究者はなんの装備もつけてなかったので重度の放射線被曝を引き起こし、 この世を去る。 恐らく、 あの灰が強い放射線を放っていたのだろう。
ガイドストーンの液体は空気に触れるとすぐに気化するため、 中の成分がわからない。 水晶の左右の先端がとても柔らかいので注射針が刺しやすくなっているが、 周りの硬度は鉄以上に硬い。 偶然、 灰の近くに落ちていた書類にこう記されていた。
* * *
+ + +
生物型核兵器に関する情報。
黄色い結晶の中に入っている液体を注射器で吸い出し人間に注入する。 適合者は肉体と知能を急激に発達し、 種類によって異なる異能が使える様になり、 自身の体を特定の形状に変形させることが可能だ。 また、 前任者の記憶を引き継いでいる。 再生する時は衣服も同時に再生するため変えを用意する必要はない。 私たちの世界ではこの黄色い結晶をガイドストーンと呼ぶ。
+ + +
* * *
研究員達はとある孤児院から児童を引き取り実験台にする。
実験体の改名。
竜馬 名前を改名して麒麟 11歳 性別男。
赤藤 雀 名前を改名して朱雀 11歳 性別女。
青柳 蛇之 名前を改名して青龍 10歳 性別男。
白樺 猫都 名前を改名して白虎 11歳 性別女。
黒松 亀吉 名前を改名して玄武 11歳 性別男。
暴走しては困るので入る実験室はバラバラ。
* * *
エメラルドは蛇之の部屋の前で待機――蛇之が実験室に入ると奥の部屋から研究員が出てきて、 ベッドに誘導して、 横になるよう命令した。 すんなりと言う事を聞いて横になった。 その後、 研究員が「あなたは今日から青龍と名乗りなさい」と強い口調で伝えた。 彼は頷き了承した――他の児童達も実験室に入り、 蛇之と同じような事をさせられた。
順調かと思われたが――この後、 予期せぬ出来事が起こる。
活動報告でも書きましたが本アカにログインできないのでこちらから投稿させてもらいます。




