11 三人、計画を練る?
宮様は三人に話をうけて貰い、ほっとされたのか、
「後は三人でゆっくり過ごすが良い。
追って沙汰するでな。よろしく頼む」
といい、帰路につかれた。
「お友様、ここからは無礼講で。私達いつもこうなので」
お友に一言言った後、心は素で話を始めた。
こういう時は花魁言葉と言われる、ありんす言葉は使わない。
「いやぁ、それにしても随分凄い話だったね。
……っていうか、帝、相当なシスコンだ!妹を溺愛しすぎだね!ちょっとと引くわぁ〜」
「ほんと!びっくりしたよねぇ。
でもお友様の物言いにも驚いた。
はっきり宮様に言うとこなんか
見ていて気持ちが良かったよ!
本当その通りだし!」
「エヘへ照れるね。ああ、お友でいいよ。これからは皆とは無礼講でしょ」
お友は人懐こい笑顔でこう言った。
そして続けて
「さて、えり姫様のことだけどさ。
友達になるのはいいとして。
どう考えても不健康極まりないよね。
私見た途端、絶対に物申しちゃいそう……」
「でもさ、えり姫様は皇女であらせられるし、そもそも私達と友達になろうなんて思うのかな?」
私は気になってた事を皆に聞いてみた。
「うん。私も同感。でも全く可能性が無ければ宮様も私達を合わせる場を作ってまで、頼む訳ないとも思うよ。
私の店の予約もわざわざお友が江戸に
戻ってきてる時期に合わせて、取って
くださったし」
「多分、そこは大丈夫だと思うよ
宮爺も土台無理な事は頼まないよ」
それを聞いてお友はグラスを持った。
「そうかじゃあ先ずは団結力だね!
異国ではチームワークって言うの。
チームワークを高める為、先ずは親睦
会だね」
「そうだね!じゃあ……三人のチー
ムワークに乾杯〜!」
重要な使命を他所に、三人はすっかり
盛り上がっていた。
その中で心は前世からの事を思い出し
ていた。
(私達何時も大事な事決めなくちゃい
けない時も、ついくだらない話に盛り
上がって笑い転げてたっけ……
こうしているとちっとも変わんないな
嬉しくなっちゃう)
私は大変な使命ではあるが、この二人
と一緒なら出来ると感じていた。
またもう一つの予感もあったんだ。




