第1話:ダンジョンに潜るのが趣味の、さえないおじさんの話
こんにちは。
新作です。
今回は「現代ダンジョン×無自覚最強おじさん×VTuber」という、好きなものを全部混ぜました。
主人公は三十五歳の普通の会社員です。
本人は普通だと思っています。
周囲だけが「いや普通じゃないだろ」となります。
あと猫耳VTuberが出ます。
めっちゃ元気です。
肩の力を抜いて楽しんでいただければ嬉しいです。
それではどうぞ。
「あの……すみません、もしかして、人ですか?」
声をかけられたのは、ゴブリンを素手で壁に叩きつけた直後だった。
俺——木村誠、三十五歳、独身、営業部係長——は、拳に絡みついた緑色の体液を無表情でスーツの袖で拭いながら、声のしたほうを振り返った。
岩壁の隙間に挟まるように身を縮めていたのは、見たことのない装備の女の子だった。
頭には猫耳のカチューシャ。白いフード付きのジャケット。
胸元には小型のカメラが二台。
スマートフォンを両手で握りしめ、画面の明かりで青白く照らされた顔は、今にも泣きそうに歪んでいる。
十代だろう。どう見ても。
「人ですよ」と俺は答えた。
「そっちもそうですよね」
「そ、そうです! 人間です! 助けてください!」
声が裏返った。
俺はため息をついて、もう一度あたりを見渡した。
地下三階。ダンジョン内の通称『石廊下エリア』
さっき俺が沈めたゴブリンが三体、床に転がっている
奥の暗闇にはまだ気配がある。二体か、三体か
「こっちに来てください。走れますか」
「は、はい!」
女の子が飛び出してきた瞬間、暗闇から飛影みたいな速さで魔物が来た。
——ナイフゴブリン。ランクD。ゴブリンの中では動きが速い部類。
俺は一歩だけ前に出て、伸びてきた右腕をそのまま取り、関節を決めた。
パキン、という小気味良い音。
悲鳴は上げさせなかった。喉元に手刀を一発。落とす。
続いてきた二体目は肩から体当たりで壁に激突させ、三体目は側頭部への肘打ちで昏倒させた。
全部で、おそらく四秒。
静寂が戻ってきた。
「…………」
女の子が完全に固まっている。
俺はまたスーツを確認した。
袖口が少し破れた。洗いに出すのが面倒だ。
「行きましょう」
「あ、あの……」
「出口はそっちです。俺が先を歩きます。ついてきてください」
「わかりました……」
歩き出しながら、ふと気がついた。
女の子の胸のカメラが、赤くランプを点滅させている。
-配信中
「……え、今ってもしかして」
「あ、はい! 配信中です!!」
めちゃくちゃ元気な声で言われた。
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現代日本にダンジョンが出現したのは、今から三年前のことだ。
突然、各地の地下に「異空間への入り口」が開いた
最初は政府が封鎖しようとしたが、中から出てくる魔物の対処に追われ、むしろ「探索者」を公認して内部を安定させるほうが効率的という結論になった。
割と早い決断だったと思う。官僚が動くにしては
今では探索者免許制度があり、ランクE~SSまでの認定がある
魔物を倒すと素材が手に入り、換金できる。
一種のアウトドアビジネスだ。
そして当然、SNS時代の人間たちは「ダンジョンを配信する」という行為を始めた。
『ダン活』と呼ばれるそれは、今や再生数を稼ぐコンテンツの王道のひとつになっている。
リアルタイムの危険、リアルな戦闘、予測不能な展開。
視聴者を釘付けにするコンテンツとして、ダンジョン配信は爆発的に普及した。
その流れに乗ったのがVTuberたちだ
バーチャルキャラクターを持つ配信者が、実際にダンジョンへ潜り、アバターをかぶった状態でリアルタイム配信をする
視聴者は「キャラ」として応援しながら、リアルなダンジョン体験を楽しめる。
仮想と現実のいいとこどり、というやつだ。
で、俺がなぜダンジョンに来ているかというと——
単純にストレス発散のためだ。
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木村誠という男について、少し説明しておく。
三十五歳。独身。東京某所の中堅商社の営業部係長。
趣味は特になかったが、大学時代は格闘技サークルに四年間所属し、並行して剣道も続けた。
段位は剣道二段、格闘技はアマチュアの総合格闘技で大会に出ていた程度。
今は週に一度、ダンジョンに来て魔物を素手か木刀で叩き、すっきりして帰る
それだけの男だ。
会社での俺を知っている人間が見たら、まず信じないと思う
「木村さんって、ダンジョン行くんですか? あの地味な木村さんが?」
そう言われる。地味、という部分に重点を置かれながら。
自覚はある。眼鏡、七三分け、くたびれたスーツ、猫背気味。特徴のない顔。身長は百七十センチで普通。体型も普通。
ただ、スーツの下の体は、普通ではない
十五年間鍛え続けた体は、脱いだら「え?」となるレベルらしい——一度だけジムで言われた。本人に自覚はない
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「すごい……すごいすごいすごい……!!」
出口に向かって歩きながら、女の子がずっと呟いていた。
興奮で早口になっている。
「今の見ました? リスナーさん見ました?? あのゴブリンを素手で!! しかも四秒くらいで五体を!! え、人間ですか?? 人間ですよね??」
スマホに向かって話しかけている。
俺は黙って歩く。
「あの、本当にありがとうございます。わたし完全に詰んでたんですが、なんかもう神みたいな人が来てくれて……」
「迷い込んだんですか」
「そうなんです! ここって三階じゃないですか。わたし二階担当なんですけど、配信映えするかなって思って一個下に来たら魔物がすごくて……」
「それは無謀ですね」
「ですよね〜〜!! 反省してます!!」
反省してる顔ではなかった。
むしろ目がきらきらしている。
猫耳のカチューシャが少し曲がっていた。
「えーっと、お名前聞いてもいいですか?」
「木村です」
「木村……きむらさん! わたしは星乃あかりです! 配信者やってます!」
「知ってます」
「え、知ってるんですか!?」
「名前は聞いたことがあります。たしか登録者数三百万超えてる」
「三百二十万です!! えっ知ってくれてたんですか!? ありがとうございます!!」
嬉しそうに両手を握りしめた。
正直に言うと、名前だけ知っていた程度だ
部下の女子社員が「最近あかりちゃんのダンジョン配信がすごい」と言っていたのを聞いていただけで、見たことはない。
でも相手は明らかにテンションが上がっているので、特に訂正しなかった。
通路を曲がると、見覚えのある分岐点に出た。
「ここから真っ直ぐ行けば二階への上り口です。そこからは自分で行けますか」
「行けます! でも……」
あかりがこちらをじっと見た。
「木村さんって、ランクどのくらいなんですか?」
「ランクD相当と認定されてます」
「え」
顔が固まった。
「……Dって、今の動きがDなんですか??」
「認定試験を受けたことがないので、正確には不明です。一応Dとして登録していますが」
「……えっと、ちょっと待ってください。試験受けたことない?」
「ダンジョンを趣味でやってるだけなので、ランクアップに興味がなくて」
「…………」
しばらく、あかりは固まっていた。
そして何かを決意したように、スマホのカメラを俺に向けた。
「リスナーのみなさん。今日、わたしは人生最大のことに遭遇しました」
カメラ目線で、真顔で言った。
「この人、絶対に世界最強クラスです」
「大げさです」
「大げさじゃないです!!」
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上の階に出ると、ダンジョン入口のロビーエリアに繋がった。
現代のダンジョンには施設が整備されている。
入場管理のゲート、医療スタッフの常駐、休憩エリア、さらには「探索者用の売店」まである。
規制緩和と商業化の結果だ。日本人は何でも整備する。
「木村さん!」
ゲートを抜けたところで、あかりが走って追いついてきた。
カチューシャの猫耳が揺れている
「連絡先、教えていただけませんか」
「は」
「いつもどのくらいのペースで来るか聞きたいですし、あと一緒に潜ってもらえたらって……」
「俺は一人でやってるので」
「お金は払います!!」
「俺は探索者を生業にしてないので」
「じゃあ、ご飯! お礼としてご飯ご馳走させてください!」
俺は時計を見た。
午後七時。
今日は定時退社してそのままここに来た
明日も普通に仕事がある。
「結構です。お気になさらず」
「え、でも……」
「今日のことは事故みたいなものですから。無事でよかったです。気を付けて帰ってください」
俺はそのまま出口に向かった。
背後で「あっ」という小さい声が聞こえた。
振り返らなかった。
人混みに紛れて、出口を抜ける。
夜の空気が、少しだけ涼しかった。
今日もそこそこ動けた。明日も仕事か。
まあ、それだけだ。
それだけの、三十五歳だ。
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……などと思っていたのだが。
翌朝、俺のスマートフォンに会社の部下・山田からメッセージが届いた。
「木村係長!!!! これ係長ですよね!?!? 昨日のあかりちゃんの配信!!!!」
リンクが貼ってあった。
開くと、動画のサムネイルが表示された。
でかでかと文字が書かれている。
『【緊急】三階で詰んだと思ったら神みたいな人が助けてくれた件【ガチ泣き警報】』
再生数、三百七十二万回。
昨日の配信がそのままアーカイブになっていた。
俺が映っている。
ゴブリンを素手で投げ飛ばしている俺が。
壁に叩きつけている俺が。
関節を決めている俺が。
五体を四秒で沈めている、くたびれたスーツ姿の俺が、しっかりと映っていた。
「え、これ誰?? イケメン??」
「いや顔よりこの動き見て。やば」
「ランクD認定ってマジで言ってる??」
「スーツ姿でゴブリン素手て」
「木村さんかっけえ……(は?)」
コメント欄が大量に流れていた。
「……」
俺はスマホを閉じた。
会社に着いた。
エレベーターを降りたところで、山田が待ち構えていた。
「係長!! やっぱり係長ですよね!?」
「静かにしてください」
「あかりちゃんの配信に!!」
「わかってます。静かに」
「係長のあのゴブリンの投げ方とか! コメント欄がすごいことになってて! 『木村さんかっこいい』とかトレンド入りしてて!!」
「それは困りますね」
「困る??」
「目立ちたくないんです、俺は」
山田が不思議そうな顔をした。
「なんでですか? 三百七十万回再生ですよ??」
「仕事に集中したいので」
「係長ってほんとに変わってますよね……」
そうかもしれない。
俺はデスクに向かいながら、ため息をついた。
別に有名になりたいわけじゃない
ダンジョンはただのストレス発散だ
趣味を晒されると落ち着かない。
と、そのとき
スマートフォンが震えた。
知らない番号からのメッセージ。
「木村さん、昨夜はありがとうございました。あかりです。どうして連絡先わかったかというと山田さんという方がコメント欄に書いてくださいました。怒らないでください」
「……山田」
「は、はい」
「これは君ですか」
「す、すみません!! あかりちゃんがコメント欄で探してたから!! 係長が会社の人ってわかったら絶対連絡来ると思って!!」
「余計なことをしないでください」
「でも!! あかりちゃんですよ?? あの!!」
「知ってます」
俺は画面を見つめた。
返信するべきか。
——正直に言うと、一瞬迷った。
返信しなければそれで終わる話だ。
でも。
「昨日のこと、ちゃんとお礼が言いたいです。それだけでいいので、会ってもらえませんか。お願いします」
続けてメッセージが来た。
絵文字はない。
真剣さが伝わってくる文章だった。
俺は数秒考えて、返信した。
「一時間だけなら」
---
昼休みに会った。
会社の近くのファミレスを指定した。
入口で待っていたのは、私服姿のあかりだった。
白いワンピースに、頭には——猫耳のカチューシャ。
これはトレードマークなのかもしれない。
「来てくれた!!」
目が輝いた。
「約束したので」
「ありがとうございます! 座りましょう!」
テーブルに向かい合って座った。
あかりは早速スマホを取り出した。
「あの、今日は配信してないので安心してください。昨日の件でリスナーさんから木村さんのこと聞かれまくってるんですけど、許可なく情報出したりしませんから」
「助かります」
「昨日は本当に助かりました。あのままだったら絶対にやられてました」
「なぜ三階に行ったんですか」
「映えると思って……」
「Dランクエリアです。認定Eの人が入るところじゃない」
「そうなんですよね……。木村さんって、なんでD認定なんですか? あの動き、絶対A以上ですよ」
「認定試験を受けたことがないと言いました」
「でもなんで!」
「趣味なので」
「……」
あかりは少し考えてから言った。
「木村さんって、何者なんですか」
「ただのサラリーマンです」
「ただのサラリーマンが、ナイフゴブリン五体を四秒で処理しません」
「スキルはありません。単純に格闘技と剣道を長年やってきただけです」
「……え、スキルなし?」
「ダンジョン能力って、俺にはないようです。《鑑定》で見ても特殊なものは何も出ない」
「え、じゃあ今の動き全部、素の人間の技術??」
「そうです」
あかりの目が、さらに丸くなった。
ダンジョンに潜る人間のほとんどは、ダンジョンに適応することで何らかのスキルを得る。
《強化》《速度上昇》《魔法適性》——そういった能力だ。
俺には、それが一切ない。
《鑑定》スキルで俺のステータスを見た人間が、全員「異常ですね」と言う。
スキルゼロ。
その代わり、すべての基礎ステータスの数値が、あり得ないレベルで高い。
筋力、速度、反射、耐久。全部が、SSランク探索者のスキル込みの数値を素で上回っている。
要は——スキルで底上げされる前提で設計されているはずのパラメーターを、スキルなしで叩き出している異常値の人間だ。
ただし、俺にその自覚はほとんどない。
ずっと「普通」だと思っていたから。
「……木村さん、一つお願いがあります」
あかりが、真剣な顔になった。
「一緒にダンジョン配信をしてほしいんです」
「断ります」
「即答!!」
「目立ちたくないので」
「でも! 昨日の動画だけで三百七十万再生ですよ?? 需要が!! あるんです!!」
「俺の需要は要りません」
「そ、そんな……」
あかりが唇を結んだ。
何かを考えている。
やがて、静かに言った。
「わかりました。配信への出演は諦めます」
「……それは助かります」
「その代わり」
ぐい、と前に乗り出してきた。
距離が近い。
「ダンジョンで会ったとき、一緒に潜らせてください。配信はします。でも木村さんは映しません。木村さんの存在だけ、視聴者には内緒にします」
「……」
「わたし一人で三階は無理です。でも二階と三階の中間くらいなら、木村さんがいてくれたら行けると思う。希少な素材が取れるんです。それが欲しくて……」
「探索者仲間に頼めばいいんじゃないですか」
「います。でも今のパーティーは二階が限界で、三階には怖くて行けないって断られちゃって……」
あかりが小さく笑った。
自嘲気味な、でもどこか明るい笑い方だった。
「木村さん、怖くないですよね」
「ゴブリンは怖くないですね」
「でしょ!!」
今度は明るい顔に戻った。
「わたし、強くなりたいんです。VTuberとして、配信者として、もっと上のフロアに行きたい。その過程を見せたい。でも今の実力じゃ無理で……一緒にいてもらえませんか? 報酬は、毎回払います」
報酬、という言葉に俺は少し引っかかった。
「俺は探索者じゃないので、報酬は要りません」
「じゃあ」
あかりがまっすぐ俺を見た。
「毎回、ご飯、ご馳走させてください」
「……」
「それだけでいいです。一緒にいてください」
なぜかその言葉が、やけに胸に響いた。
「一緒にいてください」なんて言葉、何年ぶりに聞いただろう。
仕事だけの毎日。ストレスとダンジョンだけの繰り返し。
家に帰っても誰もいない。
俺は三十五歳で、何のために生きているのかよくわからないまま、だらだらと日常を消費しているだけだった。
「……条件があります」
気づいたら、俺は口を開いていた。
「条件!? 言います!!」
「無茶な行動はしないこと。俺の指示には従うこと。危険だと判断したらすぐに撤退すること」
「全部守ります!!」
「あと」
「あと??」
「猫耳は外してください。視界に入ると気が散る」
「それだけは絶対嫌です!!」
断言された。
俺は思わず笑ってしまった。
あかりが目を丸くした。
「いまっ……笑いました?」
「少し」
「木村さん、笑えるんですね!!」
「なんですか、その言い方は」
「なんか怖い人かと思ってたから! ゴブリン投げる人が笑うとは!! 可愛いです!!」
「可愛いは余計です」
「可愛いです!!!」
三回言われた。
しょうがないので、俺は話を進めた。
「次はいつ行く予定ですか」
「今週末! 土曜日! 行けますか?!」
「予定は入ってないですね」
「やった!!」
あかりが思い切り笑った。
猫耳のカチューシャが、ちょっと揺れた。
俺は視線を逸らした。
三百二十万人の人間がこの子を見ている理由が、なんとなく、わかった気がした。
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俺のスマートフォンに、また山田からメッセージが来た。
「係長!!!!!! 会社のロビーにあかりちゃんが!!!!います!!!!!!!!!」
俺は立ち上がった。
会議室から廊下に出ると、遠くから声が聞こえた。
「木村さーん!! 今日一緒に潜れますかー!? ゴブリンがいつもより多いらしいんですけど!!」
社員たちが一斉に廊下に出てきて、あかりを見て固まった。
猫耳のカチューシャが、蛍光灯の下で存在感を放っていた。
「……」
「お待たせしました! 行きますよ」
「やったー!!」
パタパタと走ってくる音がした。
後ろで山田の「係長が!! あかりちゃんと!!!」という絶叫が聞こえたが、無視することにした。
エレベーターのドアが閉まる瞬間、あかりが言った。
「木村さん、今日もよろしくお願いします」
「ええ」
「あ、あと一個聞いていいですか」
「何ですか」
「木村さんって、彼女いますか」
「いません」
即答したら、あかりが小さく「よし」と言った。
「今なんか言いましたか」
「なんも言ってません!!」
嘘だと思った。
エレベーターが一階に着いた。
——なんか、やばいことになってきた気がする。
そんな予感と、どこかに確かな期待感を抱えながら、俺は夕暮れの街へ足を踏み出した。
三十五歳、独身、係長の人生が——たぶん、ここから変わり始めていた。
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次回 第2話「三階のボスに挑んだら、なぜかリスナーが10万人増えた件」
あかりの配信に、「素手のスーツおじさん」として俺の存在がバレ始める。そして三階に潜った俺たちの前に、想定外の強敵が立ちはだかる。隠していたはずの実力が、配信越しに全部流れた——
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ここまで読んでいただきありがとうございました。
木村さんは本気で「自分は普通」だと思っています。
周囲の人間はたぶん全員そう思っていません。
特にあかりちゃんはもう完全に「なんかすごい人を拾った」と思っています。
そして山田くんはたぶん今後も余計なことをします。
次回は三階探索編。
木村さんの「普通」と、探索者たちの「普通」がどれだけ違うのか少しずつ明らかになっていきます。
面白かったら評価・ブックマーク・感想などいただけると励みになります。
それでは次回お会いしましょう。




