表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/41

第30話 後始末と日常 マニフィーク編

眩しい光でも目を閉じないようにするためには何をすればいいのか。さっさと訓練を開始したい。しかし今日はかぐや様の護衛騎士の就任式だ。


「かぐや姫殿下、この方がこれから護衛騎士となるマニフィーク様です」


キリグ君が真面目腐った顔で紹介する。・・・いや真面目腐った顔はしているがあれは面白がってるな。


「よろしくお願いします!かぐやです!」


かぐや様はアドラーティオ君とよく似ているな。幼くなったアドラーティオ君とでも表現するべきか。


「ヴィジラン公爵家の娘、マニフィークと申します。よろしくお願いいたします、かぐや様」


「姫様、うちの愚娘をよろしくお願いいたします。かぐや様を守ることができることを心待ちにしていましたから少々でしゃばった時にはキツく叱ってください」


「私を守ってくれる女性騎士なんてとってもかっこいいですよ!でしゃばるなんてとんでもない。私の方が面倒を見てもらうことになるはずです!」


キラキラとした目でワタシを見てくれるかぐや様に申し訳ない気持ちでいっぱいになる。ワタシは眩しさに耐えることができないのだから。


「キリグ君、眩しさでも目を開いて置ける方法などはないだろうか?」


「なぜですか?」


「いや、眩しさに耐えることができない無能な護衛だと思われたくないから・・・」


「・・・マニフィーク様って既にお強いですよね?それ以上強くなる必要があります?」


なんだ。ドロワシオン公爵と同じことを言うのか。かぐや様に近い人は皆困惑したような表情をするがその者たちこそ皇女の安全を確保するべきだろう。


「強い護衛であるべきだと思わないか?」


「それはそうでしょうけど・・・。眩しすぎるような体験をすることなんてそうそうないと思います。」


そうかも知れないが、いかなる時も動ける状態にするべきだろう。これは文官の意識改革をするべきかもしれないな。

・・・キリグ君が近づいてくる。なんだ?


「ブリシオ公爵のことはどうなりましたか?」


チラリと父上と笑顔で話すかぐや様を見る。知らせていなかったのか。


「牢屋の中で『アニメなど馬鹿げたものを作る小娘が女帝になるべきではない!』『アニメはただの子供の遊びだ!』と叫んでいたよ」


「はぁ〜?ブリシオ叔父様たちがそんなことを?キリグ、いますぐよく研がれたほうちょ・・・」


「ダメだ。おま・・・かぐや姫殿下も牢屋に入れられます」


「え〜!それじゃあ、公爵家と皇家でアニメの上映会やろうよ!ほら、この前第一話だけできたんでしょ?それをみんなに見てもらうの!」


二人は思ったよりも親密な関係のようだな。しかし、アニメの上映会か・・・。騎士団が動かされる。ここに父上がいるのは都合がいい。


「はいはい。参加者は陛下、アナッサ様、父さん、母さん、リュクシュール夫妻、ヴィジラン夫妻、ドロワシオン夫妻かな?」


「ブリシオ家は?叔父様たちに見せつけなきゃ意味ないよ?」


「それは・・・陛下に許可をもらわなければ難しいでしょうな。騎士団も動員しなければなりませんし。かなり大掛かりになるのでは?」


「お父様からの許可か〜」


ぷくーと頬を膨らませて考え始めるかぐや姫殿下。


「キリグ、あとは考えて!」


爽やかなほどに全てを丸投げされたキリグ君の顔は絶望に染まる。しかしかぐや姫殿下はすっきりとした笑顔だ。

ワタシはこの笑顔を必ず守る!

先日、活動報告を投稿させていただきました。お母様、クーラ、ソラティオの名前の由来の説明になっています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ