『黒き天使』キャラクタープロフィール ヴァーロン
このキャラクターは
『黒き天使』の物語において、
もっとも謎の多い存在です。
彼は戦士ではありません。
ですが、戦争の中心にいます。
彼は王ではありません。
ですが、王達を動かしています。
多くの人物が力で未来を変えようとします。
しかし彼だけは違います。
彼は――
未来を知ったうえで、世界を導こうとしています。
レオン、リー、アリスu。
三人の運命の交差点に立つ男。
それがヴァーロンです。
【基本情報】
名前:ヴァーロン
種族:エクスプリア人
年齢:60歳
外見年齢:30代前半
性別:男性
地位:惑星XPの統治者/アルファ機関の創設者
出身:惑星XP
【外見】
ヴァーロンは実年齢より遥かに若く見える男である。
緑色の髪。
深い緑の瞳。
落ち着いた立ち姿。
エクスプリア人の男性は
緑の髪と緑の瞳を持つ。
彼の表情はほとんど変わらない。
優しさを感じさせるが、同時にどこか底知れない雰囲気を持つ。
まるで常に
「未来」を見据えているような目をしている。
【性格】
冷静。理知的。感情を表に出さない。
彼は滅多に声を荒げない。
慌てることもほとんどない。
しかし――
彼は本音をほとんど語らない。
彼は行動する前に観察する。
発言する前に結論に到達している。
多くの者にとって彼は「善人」。
だが一部の者にとっては――
最も恐ろしい存在でもある。
【過去】
ヴァーロンはアルファ機関の真の創設者である。
かつて、クリザード王国の王(現在のアリスuの前の時代)が
彼を警戒していた。
アリスuがエクスプリア人に変装し、ラウラと結婚した事件。
そしてラウラと子供達の暗殺命令が下った日――
リー(8歳)が父に反撃し、事件は崩壊した。
その後、ヴァーロンは
・ラウラを匿い
・子供達を保護し
・リーを直接訓練した
表には出ないが、
組織の流れの多くは彼を経由している。
【ラウラとの関係】
ヴァーロンはラウラを長年守っている。
2人は密かに想い合っている。
しかし公には決して認められない関係。
それは政治的理由だけではない。
彼自身が――
常に「監視されている」ことを知っているからである。
【リー】
リーは彼の弟子ではない。
「鍵」である。
ヴァーロンの真の目的は
リーをクリザードの王にすること。
その時、彼の計画は最終段階へ進む。
【レオン】
レオンだけは計算できない存在。
彼は政治でも力でも動かない。
信仰で動く。
ヴァーロンはレオンを危険視してはいない。
だが――
自分の計画を壊す可能性のある唯一の存在として注視している。
【秘密】
ヴァーロンは誰にも明かしていない秘密を持つ。
彼は知ってしまった。
・クリザード人の起源
・ヴィデウ族
・宇宙戦争の真実
それ以来、彼は静かに動き始めた。
エクスプリア評議会
アルファ機関
父ヴァンダー
すべてを少しずつ誘導している。
彼は権力を求めていない。
彼は「ある出来事」を起こすために動いている。
その条件が――
リーの戴冠である。
【ヴィデウ】
ヴァーロンは一体のヴィデウを保護している。
ヴィデウは未来視の種族。
だが現在、何者かにより
未来視の力は完全ではない。
興味深いことに、
アリスu側もヴィデウと関係を持つ。
互いに未来を完全には読めない。
均衡が成立している。
【アリスu】
アリスuはリーが自分の子であることを公に知っている。
だが居場所は知らない。
彼はヴァーロンが真実を知っていると疑い、
密かに行方を追っている。
二人の関係は敵対ではない。
「読み合い」である。
【能力】
戦闘力は高くない。
彼の本当の力は
・戦略
・情報操作
・心理誘導
・未来の断片的知識
・政治支配
彼は戦わない。
戦争を「起こさせる」。
【思想】
アリスu:支配による秩序
リー:力による改革
レオン:信仰による救い
ヴァーロン:
「導かれなければ宇宙は滅ぶ」
【物語での役割】
リーが剣、
レオンが心なら、
ヴァーロンは――
盤面を動かす者である。
■作者あとがき
ヴァーロンは英雄ではない。
だが悪でもない。
彼は他の誰も知らない真実を知ってしまった。
そして決めた。
宇宙を変えると。
たとえ全員を欺くことになっても。
だが彼にも一つだけ
制御できないものがある。
それが――
自由意志。
そしてそれを持つのが
レオンである。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
ヴァーロンは
善人なのか、悪人なのか、
まだ物語の中でも答えは出ていません。
彼は世界を救おうとしているのか。
それとも、世界を利用しているのか。
ただ一つ確かなことは、
彼が動き出した時、
物語は必ず大きく動きます。
リーが王になる時。
レオンが覚醒する時。
アリスuが真実に辿り着く時。
そのすべてに、彼は関わっています。
そして彼自身もまた、
運命から逃げられない存在です。
今後の展開も、ぜひ見守っていただければ嬉しいです。
— 作者




